薪窯奮闘記

石窯PIZZA 屋台boccheno
薪窯を積んだフードトラックの店主です
スケジュールや日々のあれこれを綴ってます

商品のサイズや量のはなし

2022年03月05日 15時13分00秒 | bocchenoのはじめ方
ピッツァは半径26センチはないとね
うちは30センチの本物のナポリピッツァだ

食べ物を提供するシチュエーションにおいて、その量、サイズ感はけっこう奥が深い。

bocchenoのピザは

20センチサイズ、生地は115グラム

大きいサイズの方が見栄えもいいし、みんなで食べれるし。インスタ映えするし。
なのになぜ?

①主力ターゲットは30歳代以上の女性
  女性が一人で食べてちょうど腹八分目くらいの量
②イベント出店対応
  イベントの時は何台も飲食店が連なる、あれもこれも食べるのが楽しみ
  ピザだけでお腹いっぱいなっては、楽しみを減らしてしまう
③もう一枚を狙う
  ひとり一枚、でも二人だと三枚を狙えるだけのクオリティにする。
  もう一枚食べれそうくらいの腹具合に。
④原価計算と生地管理
  20センチの原価計算すると今の価格で何とかいける。できる限り買いやすい価格の実現へ
  紙皿やピザ箱もサイズが変われば比例して高くなる
  ばんじゅうや冷蔵庫、窯の中にはいるサイズを考えると20センチサイズがちょうど良い

女性のお客さんは、
「このサイズなら大丈夫、食べれるわ」
と言ってお買い上げいいただくケースが多い

男性のお客様は
「今、ご飯食べてきたばっかりだけど、一枚なら食べれるかな」ってね

移動販売は、固定の店と違って、それだけを目的としてお店に来るお客様よりも
何かのついでとか、たまたまとか、あれもこれもとか、ちょっと帰り道にとか
そういうお客様が多い。
こちらの都合とお客様の都合がマッチできたサイズが20センチのピザなのです。