あれから9年
10月31日、江南のパレット農園で
bocchenoがデビューしました。
ピザを焼く手が震えてたのを思い出します。
お客様に買ってもらうのが、怖かった。こんな、どこの馬の骨だかわからないような、テキ屋風情の屋台のピザに、お金いただいていいのか。
食べてもらった嬉しさよりも、怖さの方が優ってたような。
全くの独学で覚えたピザ、「美味しいよ」と言ってくれても、どうにも信じがたかったなぁ〜、同情で言ってくれてるやないかなんて。
怖くて仕方なかったけど、もうやるしかない。ラストチャンス、崖っぷち!
考えたのが、ピザが美味しくなくても、楽しい元気が出るピザ屋への追求!
〜そこ違うやろ〜
ピザも猛勉したが、エンターテイメント力の方が力入れてたなぁ
一人店主の居酒屋やバーで接客の極意を盗みに行ったり、図書館で看板の写真集観たり、BGMのCD買い漁ったり、帽子もいっぱい買ったり、写真用のスマイル練習したり、オーバーオール着てみたり(笑)
それが楽しいんだけどね。
今も、基本いっしょだな。
仕事は不安だし怖いし。
だから、外堀を埋めることも怠らないようにしなくてはと。
でも、お客様や主催者さんの期待に応えたいという気持ちがエネルギー源なのでしょう。
10年目もboccheno、大きなこともやることなく
地道に細く長く進んで参ります。