薪窯奮闘記

石窯PIZZA 屋台boccheno
薪窯を積んだフードトラックの店主です
スケジュールや日々のあれこれを綴ってます

2021 元日に想う

2021年01月01日 14時23分00秒 | ピザ修行編
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします 

何だか2020年は長かったなぁ
昨年1月に行った福岡長崎の旅がえらく昔のよう

2020年は思考の年、振り返っとこ。

2月コロナが急にやってきた。当時はここまで世界を激変させるなんて予想もしてないし。
もちろん疫病流行の経験も知識もなかったので、ただテレビやネットの情報を鵜呑みに。

イベント、マルシェも中止が相次ぎ3月には皆無に。
ことの重大さに驚愕し迷い狼狽えた
この頃が、最も精神的にも厳しかった 経済的にもね

そんな中、多くの仲間が助けてくれた「うちの店の前で出店していいいよ」って。
そこでも軒先を借りたお店のファンの方が、助けてくれた。
助けられた。お客様から元気やエネルギーをもらっていたんだなぁ

しかし、3月下旬頃からコロナの猛威は止まることはなく
「不要不急」「自粛警察」「情報感染」「同調圧力」
社会はこれまで経験したことがない重苦しい空気に包まれていった
軒先営業を続けていたが「そもそも移動販売となんぞや」という自問自答
負の思考経路になっていくの感じる。ちょっと休憩や。

4月上旬、10日間ほど活動休止

料理作ったり、本読んだり、ランニングしたり、自粛生活も楽しんでみた。
移動販売仲間とのズーム飲みで元気をもらう。
そのうち思考も動き出してきた。
そうなると、やっぱりピザを焼きたい、ぼっけ号を出動させたい
という思いは日に日に強く増してくる

「そもそも移動販売とはなんぞや」自問自答が始まる

うちの最強の武器、魅力を引き出せるやり方があるじゃないの
お客様にも安全で、人が密になることもなく
究極のテイクアウト。

「おうちでボッケーノ」

ここから基軸は生産性とかじゃなくて自分自身の価値やbocchenoの価値
移動販売の価値、サービスの価値が、経営活動のものさしとなった気がする。
再度、サービスや商品の向上の追求こそが生き残る道だと。
すし屋の大将が言ってた「美味しいもんを作り続けるしかない、それでいい。」と


4月下旬から6月まで40軒のおうちにいかせてもらった。
目の前で焼き上がる熱々のピザをおうちで食べる
お客様は楽しそうに笑い、ピザを頬張る。僕は元気をもらう。

5月、せんい団地のたけ総合建築事務所さんところで
開疎的出店を目指して毎週木曜日に単独ランチ出店を開始
密にならず、広々とした空間で、お持ち帰りのピザを売る。
boccheno単独でどのくらいのお客様にきてもらえる事ができるか
新たな挑戦の始まり。今も続いている。
こりゃなかなか手強いチャレンジだけど面白い。

7月ごろからマルシェが徐々に始動
だけど
開催できるだけでありがたい的で工夫もない
テイクアウトだけを売りにしたり
そりゃ、楽しさやワクワク感もない。
「そもそもマルシェとは何ぞや」が始まる

そこで、せんい団地のたけんとこで
少数の出店者でも、楽しさやワクワク感を演出できるように
テーマやコンセプトを明確にしてローカルイベントを
賛同してくれる仲間の出店者とともに開催してみた

渋ビル百貨店、ボンボンカーニバル、満月バルコニー、メンズクラブ
などなど、集客はともかく楽しさや高揚感のある空間は創り上げられたと実感。
各地で小さなローカルイベント、プライベートイベントが日常的に行われる地域文化
これはウィズコロナ時代にはアリだな。またやろっ!

10月11月と第2波は縮小し、大きなイベントが開催されるようになってきた
10月のソーシャルタワーマーケットでは多くのお客様の笑顔や楽しそうに過ごす姿を
目の当たりして、やはりこれだなぁ、この屋台感が好きだなと確認
お客様もこれを待ち望んでたんだ、決してイベントやマルシェは不要不急でもなく
消えて無くなっても仕方ないものではないのだと。


しかし12月、第3波は予想通りにやってきた。
1月のイベントの中止も聞かれるようになり、感染の脅威に縮こまる社会。

でも大丈夫

2020年という激変の年に思考を止めずに、自問自答し続けたおかげで
学びと経験という強いブキを持たせてくれた。
だから2021年も恐れることなく戦い、どんな状況であろうとも
楽しさやタフさを届け続けられると思う。

そして、誰か一人でも喜んでくれたら元気出てくれたら
「そもそも移動販売とはなんぞや」にたどり着けると信じています

                    2021年1月1日 
                    boccheno 若尾直哉






あれから1年、B:BOOK

2020年11月01日 06時49分00秒 | ピザ修行編
10月31日
ハロウィン?
満月?
boccheno誕生日!

そう11周年の記念日

そんな日に偶然会いたい人たちと会えた日

10周年の時に作成したB:BOOK
今もちょいちょい読み返す、
落ち込んだ時勇気が出る
本当に素晴らしい一冊、自画自賛してますが。

記念日に、その作成に携わった
スタジオアッシュさんご夫婦


ライターの杉江さおりさん


と一同に会すことができ、なんか一人で感動。記念に集合写真を



B:BOOK少しだけ在庫あります、欲しい方は店頭で声かけてくださいね。

この1年。
10周年の時は楽しいことばかりだったかなぁ
たった1年で大きく世界が変わってしまった。思考、価値観、生活様式、仕事が短期間で変容をせざるを得ない環境で、多くの人がストレスや疲労がつもっていることだろう。
12年目のbocchenoは、楽しさやホスピタリティの向上にもっと頑張らないと。

「今日はたのしかったね」の中にbocchenoがいることが目指していこうと。


歩荷さんが催してくれた10周年パーティー、スキンシップと密が楽しかった頃。



こんな人も喜んでくれました。
12年目もよろしくお願いします。

当たり前だと思ってた

2020年02月27日 23時10分00秒 | ピザ修行編
東北大震災以来の国難
新型コロナウィルス。

軒並みイベント中止で、そりゃえらいこっちゃ。
だけど、生きてかなあかんから稼がないと。さぁどうする!なんかワクワクしてきた、不謹慎だろうけど。

10年前、開業当初、マルシェは皆無、イベントも数少なく、移動販売車は認知されず、怪しい稼業の位置づけ。そんな中、毎日飛び込み営業して出店させてもらえないかと一日中動き回ってたわ。地元スーパーのカネスエさん、ドコモショップ、長久手の産直市場、一宮のパチンコ屋、その他諸々。大手ショッピングセンターや高速サービスエリアへの営業では、法人じゃなきゃダメって門前払い。
出店できても1万円も売れない日がざらで、この商売やっていけるやろかと。でも、楽しくて朝から晩まで薪焚いてましたわ。

(当時、石窯に火を入れる場所もなかったので、誰もいない河原でひとり薪を焚いてピザを焼いていたことも)

それから数年で、マルシェブームやら各種イベントが盛んになり、移動販売車が認知され、出店場所には困らない状況まで成長してきた。多くのお客様に並んで待たせしまうほどの盛況なお店も数多い。確かに目指してきた姿だけどね。

それが
たった、数日で一瞬にして10年前に戻った感じ。
どれだけマルシェやイベントに依存してたか、思い知らされたわ。初心に戻るいい機会だなぁ〜と。

出店場所を一つ一つ丁寧にお願いして出させてもらい、 
一つ一つ丁寧な仕事ぶりで、本当にお客様に喜んでもらう。
ピザは美味しくできたか?もっと楽しんでもらえる作品はないか?もっと真摯に向き合えるはずなのに。してたか。

移動販売車、本来の存在意義である「人を楽しませるエンターテインメント」こういう状況だからこそ発揮しないと!けど無茶無謀、モラル違反はダメよ。

家で書類整理もいいが、そんなのは今じゃないでしょ。時間の切り売りしても仕方ないって、そういう思考ならこの仕事しないほうがいい。

移動販売とはなんぞや
なんで移動販売をやってるのか

楽しんでもらえたらええやん、それで一日充実したわと、
笑ってた10年前の気持ちを思い出してた。

当たり前のように、毎週マルシェがあり、お客様は暑い中寒い中でも大行列、優しいお客様は美味しいと言ってくれる。そんな時世の中で、満足しきってたのかもね。

今日からめちゃくちゃ楽しかなってきた。

ただ薪を焚く場所がありピザを焼かせてもらえるだけで楽しい、それでもって少し稼げれば幸せ。そんなあの日を思い出しながら






10月31日 boccheno10周年になります

2019年10月08日 14時12分28秒 | ピザ修行編

2009年10月31日、boccheno初出店

あれから10年。

あっという間な気もするけど、振り返るとなかなか長いもんだ。

10周年だからと言って浮かれる感じではないけれど、何か区切りみたいなものをつけたくて。

これまで、周年的なものは一切やってなかったこともあり。

ちょっと振り返るいいタイミングなのか。次にすすむ息継ぎなのか。

なにか形に残る、達成感のある業績をとおもい、たどり着いたのが

「B:BOOK」 記念誌を作っちゃたのです。

内容、詳細は徐々に明らかになっていくでしょうが、

雑誌に載りたいけど、取り上げてくれないので自ら作っちゃたのです

自己陶酔型記念誌「B:BOOK」でも、最高最強の製作スタッフのおかげで

すごいのができあがったのです。

そこで、「B:BOOK」を通して、bocchenoはもっと多くの方とつながりたいと、

応援されたいと思い、クラウドファンディングを試みることにしました。

bocchenoを知らない方も、知っている方も何か心に引っかかたらぜひ応援してほしいです。

クラウドファンディング https://camp-fire.jp/projects/view/199833

「B:BOOK」は読みものとしても充分に満足していただけるものになってます。

10月28日以降は店頭でも販売いたします。

 

 

 

 


その道のプロ認定!!はたしてそれは??

2019年06月21日 19時10分54秒 | ピザ修行編

移動石窯PIZZA屋台とは熱さと暑さとの闘いでもある
そんなわたしがプロと認められた瞬間・・・



【公式】サンコーレアモノショップに載せていただきました

https://www.thanko.jp/shopbrand/ct260/

この夏は熱中症対策万全です





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