「北朝鮮からの拉致情報、日本政府が封印』て、つまりほったらかしたのね」No.2740

 

　

↑拉致被害者田中　実さん　　　　↑拉致された可能性のある金田　龍光さん

5年前の2014年、北朝鮮が日本政府に対して非公式に、

日本が被害者に認定している田中実さん（失踪当時28歳）と、

拉致被害者の可能性があるとされる金田龍光さん（失踪当時26歳）の

「生存情報」を伝えた際、日本政府の高官が、

「（2人の情報だけでは内容が少なく）国民の理解を得るのは難しい」

として非公表にする、つまり隠蔽･放置すると決めていたことが

この12月26日に分かりました。

安倍晋三首相も（隠蔽･握り潰しを）了承していたとのことです。

この二人の日本人は、日本では身寄りがほとんどなく

「平壌に妻子がいて帰国の意思はない」とも伝えられ、

他の被害者についての新たな情報が寄せられなかったという理由で、

日本国内に公開されることもなく

封印・放置されてしまったとのことです。

私には全く意味が分かりません。

いくら身寄りがほとんどいないとか言っても、

この国に生まれ、この国で成長してきた私たちの日本の子どもですよ。

これが故国の政府のやることですかっての。

アベさんがいつも言ってた「全員奪還する！」と

「生存者を封印･放置する」はアベ的には意味同じなんですか？？

 

だいたいアベ首相は、窮地に陥ったときには

必ず拉致被害者の会に出席して一緒に写真を撮ってみたり、

トランプに会いに行く直前、

病気に障るからと断られても無理やり

横田めぐみさんのお父さんの入院先に見舞いに行ったりして、

拉致問題の解決こそ安倍政権のトップ課題だと

さんざんアピールしてきましたよね。

そのアベ政権が、よりもよって

（内容的に話題性が乏しいから）二人の日本人拉致被害者について

触らず、取り上げないと決めたという･･････（唖然）。

心の底から冷血漢の人でなし男であることが証明されました。

選挙の票を得るために拉致問題を云々してきただけで、

もともと被害者救済だの奪還だの、頭になかったということです。

これが日本の総理大臣の実態なんですよね……。

そう言えば、5年ぐらい前に蓮池透さん（拉致被害者家族連絡会元副代表）が

こんな本を出版し、国会で取り上げられたことがありましたね。

アベ首相が拉致問題の解決を最先頭に立って担ってきたというのは

大嘘で、安倍さんが「一時帰国した拉致被害者を日本に止めたのは自分だ」

と宣伝しているが、実は「いったん、北朝鮮に帰りなさい」

と地村さんたちを説得しようとしたこと、

地村さんたちが頑として、何が何でも日本から動かないと言い張ったので

アベは折れたというのが事実だということです。

その時も、安倍総理大臣は

「私が嘘を言っていたということになれば、

私は国会議員を辞めますよ」

と、聞きなれたいつもの台詞をここでも吐いたのでした。

この言葉は、アベ首相が嘘をついている時、必ず言う台詞ですから、

非常に分かり易いですね。

身内の北海道の自民党勝木勇人（札幌市議）が

2003年１月30日、自身のブログでばらした

「安倍晋三官房副長官の話」という記事に再登場してもらいましょう。

〈（安倍晋三氏は）地村さんたちには、最初、「とにかく一度北朝鮮に戻って、子供を連れて帰国するべきだ」という話をしたそうです。しかし、地村さんたちは、この申し入れを断固拒否したそうです。「一度、戻ったら、二度と帰国はできない」ということだったそうです。「私（安倍）他、政府の人間がたくさん同行すれば、変なことにはならないでしょう」と言うと、「みんなで一緒に行っても、突然銃をもった者が部屋に入って来て、我々を引き離そうとしたら、どうしますか？　安倍さんたちは、その場で何ができますか？自衛隊も一緒に行ってくれるなら話は別ですが、」と言われ、結局、彼らの言うとおりにしたそうです。〉

https://lite-ra.com/2016/04/post-2133.html

この記事を否定するためにアベグループは

「たかが地方の市議会議員ごときのたわごとは証拠にならない」と

これまた、冷酷に身内を切り捨てたのでしたね。

まったくウツクシイ国の政府には、それにふさわしいお人柄がお揃いですよね。

　　　　　　

ーー資料：拉致被害者リスト一部ーー

（田中実さんの失踪時年齢が間違っています）

これらの表やグラフを見ると、（被害者たちが拉致され、地獄の苦しみを味わっていたその時、自分は何にも知らずに呑気に自分の人生を満喫していたんだ･･･）と思わずには居られません……。特に、人生が最も輝く20代を中心に10代～30代の被害者が最も多くなっています。「誘拐犯が国家」だという事実に、なかなか頭がついていきませんでしたが今ならよく分かります。

国家というものは何でもやるのだと。

庶民の命なんか、蟻や蠅に等しいと認識しているのだと。

この資料には546人もの方々が、拉致被害者もしくはその可能性が払拭できない人として挙げられていました。

左から失踪者番号・失踪した時期・名前・性別・失踪時の年齢・失踪した場所・生年月日

北朝鮮による拉致被害者および 拉致の可能性ある失踪者一覧( 公開者)　2018.3現在

このリストは、特定失踪者問題調査会の公開リスト・各県警の公開リストおよび政府認政府認定
(未遂を含む)・警察断定拉致被害者といわゆる「救う会認定」被害者のリストです。
編 集 〒112-0004
東京都文京区後楽２－３－８第６松屋ビル
℡ 03－5684－5058 Fax 03-5684-5059
www.chosa-kai.jp/wp-content/uploads/.../sissoshalist.pdf