桶蝶着物教室講師団一行は、
菏澤学院で着物旋風を巻き起こし、今日、済南空港から関空へと発ちました。
菏澤学院も、本当に「熱烈歓迎」でした。
普段、私の宿舎の台所の水漏れも直してくれないMr.張が、
済南空港まで大学の車で送迎してくれましたし、
着物ショーの後では外国語学部長が
美味しい山東料理のディナーに招待してくれました。
そして、極めつけは13日(土)の黄河観光と、
14日(日)の曲阜(孔子の故郷)観光経由済南行きです。
黄河は菏澤市から車で1時間足らずで行けるのですが、
中国人の先生方は、やれ黄河は今、橋が工事中だの、
黄河と言っても菏澤のそばは幅が狭いのでつまらないだの、
何とかして行かせまいとしているようでした。
代わりに、菏澤が誇る牡丹公園行きを勧めるのですが、
講師4人も私も、牡丹や芍薬なんか日本でなんぼでも見られるけど、
黄河は日本では見られない。
だからぜひ観たいと御願いし、
日本語学科の李海鵬先生の車とタクシー1台に分乗して、
菏澤学院から40分ほどで着いたのがこの本物の黄河です。
日本人5人が、「黄河だ、黄河だ~!」とワーワー騒いで喜ぶのを見て、
李先生が、
「私たち中国人には、黄河は何の魅力もありません。
ただの土色の汚い河です。日本人はどうしてこんな河が好きなんですか。」
と言うので驚きました。
中学や高校の地理で、中国を代表する河川として
黄河と揚子江は必ず試験に出ましたし、
「黄河文明」はこの河が運ぶ肥沃な土地に栄えた高度な文明です。
この広大な流れに畏敬の念を抱くのは当然だと私には思えるのです。
以下、写真で「幅の狭い黄河」をご覧ください。
河や川を見ると心が落ち着きますね。
タクシーのところに戻る途中、小学生の姉妹が犬を売っていました。
小遣い稼ぎなのでしょうか。
観光客はそんなに多くないので、
ずっとこんなところに居ても売れないのでは…と心配になりました。
結局、家に連れて帰ったのでしょうか。
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