平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

幻の光

2024年09月11日 23時59分59秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の日曜日、NakamuraEmiのライブは夜なので、朝一から映画を2本観ました。
1本目に観たのは「幻の光」。この映画は、後半能登半島輪島市が舞台になっており、
8月から石川県輪島市を支援するため、デジタルリマスター版でリバイバル公開れています。
また、収益から諸経費を除いた全額を輪島市に寄付することになっています。そんなことと、
是枝裕和監督のデビュー作というのもあって、観ることにしました。


内容は、能登の雄大な自然を背景に、ひとりの女性の喪失と再生を描いたヒューマンドラマ。
独立系制作プロダクション「テレビマンユニオン」のドキュメンタリーディレクターとして
活躍してきた是枝裕和の映画監督デビュー作で、原作は宮本輝の同名小説。
12歳の時に祖母が失踪したゆり子は、祖母を引き止められなかったことをずっと悔いていた。
大人になり結婚し、息子の勇一を授かり、幸せに暮らしていたゆみ子だったが、ある日、
動機がわからないまま夫の郁夫が突然自殺をしてしまう。再び愛する者を引き止められなかったゆみ子は、
悔恨の思いを胸に秘めながら、日本海に面する奥能登の小さな村に住む民雄と再婚する。
先妻に先立たれた民雄には友子という娘がいたが、勇一と友子も仲良くなり、ゆみ子は
新しい家族と再び平穏な日々を過ごすが……。


是枝裕和監督のデビュー作ということで、なるほど今に繋がるものはあるなあと言った感じ。
「愛する者の死」に直面する主人公の日常を描いているわけだが、何故死を選んだのか?
といったところに対する明確な答えは示されない。新しい夫も前妻が亡くなっていたという
事実があったことも明かされる。思うに人はそれぞれ答えのない悩みを抱えながら、
新しい光のある生活を求めて生きていくものなかのとか思ったりして。はっきりした
答えがないことで、観る側に考えさせる映画なのかも。
あとは、30年ちかく前の映画なんで、みんな若い。江角も芸能界引退しいるので、
久しぶりに見た。浅野、内藤も若くてビックリ。言われないとわからない。さすがに
柄本明だけはわかりますが。









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