ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

西へ。長いドライブの果てに大地の熱き鼓動を聴く(大げさ)

2010-12-25 | 山のはなし

正午ごろ、無事に阿蘇山の火口西にある駐車場に到着しました。
長かったぜ……
ですが、ここで火口を見るだけでなく
阿蘇山最高峰の高岳を目指さなければなりません。
「なりません」。ずいぶん義務的な言い回しですが
約15時間車に乗ってきてさらに登るワシら。アホちゃうか。



「富士山?」
わいはんは火口付近の観光客の混み具合は富士山を思わせたようです。

今回、私たちが選択したコースは次の通りです。

火口西→砂千里ヶ浜→中岳→高岳 往復

往復で3時間半くらい。
CTが短いといっても、もうお昼すぎ。さっさと行きましょ。

その前に目の前の火口を覗いておきましょう。



わいはん、ここがゆうめいなあそさんのかこうやでー
文字通り火口淵をさささーっと通り過ぎ、砂千里ヶ浜の中に続く木道へ入っていきます。
砂千里ヶ浜を歩いていくと、まるで人がいません。


これは下ってきた時に撮影したもの

そりゃそうやろ。山登る人はもっと早い時間に出発して行ってるっちゅうねん。
砂千里ヶ浜を終えると、急坂が待ち構えていました。



つ、つらい……。
そんでも根性で登りきるとですね。そこにはですね。



やっほおおおお。
こんな雄大な景色が待ち構えていました。



火口淵の観光客の群れがあんなに小さくううううう。
優越感。
遊覧飛行のヘリに手を振っとこか。
いや素晴らしいです。
山が半分吹っ飛んで曝け出された年輪を刻む地層や
根子岳の異様な山容は一見おどろおどろしいですが、
青空のもとで見ると、大地の熱さが伝わってきます。

にしても、ここは風がもろに吹き抜ける稜線ですね。
冬は大変だわ。
中岳までくると、仙酔峡ロープウエイの駅が見下ろせます。
「まゆぴょんとえんちゃんはあそこを起点に歩いたんやな」
直前にまゆぴょんのブログを参考に拝見していました。
友だちの登った形跡をこのように手に取るように確認できると、
なぜかやたらとうれしかったり。

中岳からは、もうひと登りで高岳に到着です。



「わーい、九州にきたで!」
初めて感じた瞬間でした。

山頂で持ってきたおつまみスナックを貪るように食べたり
下山後の温泉を物色しながら過ごし、
しばらくしてから元来た道を下山しました。



下山後は、地図で目にとまった内牧温泉に向かいますが
それ以降の計画はまともに立っていません。
翌日は、祖母山に登るということだけ決まっています。

「内牧温泉の、どこの風呂にいけばええんや!?」
などと、いつものように土壇場になって携帯で検索しまくりつつ、
車で向かいました。

つづく

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3 コメント

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Unknown (まきくま)
2010-12-27 09:42:17
うひょー ほんま雄大とはこのことやっちゅう景色やなあ。
阿蘇は観光でいったきり、ちゃんと歩いてみたいなあ。
それにしても、きみらそんな遠くに行くのに行き当りばったり、なんかい。さすがみずがめコンビ。
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阿蘇山や、、、(*^。^*) (うさぎ)
2010-12-29 13:16:33
>約15時間車に乗ってきてさらに登るワシら。 アホちゃうか。

これって山屋ならずとも 趣味人のサガですよねー^^

>友だちの登った形跡をこのように手に取るよ うに確認できると、
 なぜかやたらとうれしかったり。

そうですよね、ブログで交流があった方の足跡たどったら、なんとなく一歩近くなった感じでとてもうれしいですもん(*^。^*)


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Unknown (びすこ)
2011-01-08 12:17:35
>まきたたらん
いっぱいコメントありがとうございまし!
阿蘇山はその周りがぐるーっと外輪山があって
その中に町があるんよ!こりゃたまらんわ

>きみらそんな遠くに行くのに行き当りばったり、なんかい。
そもそも、わいはんが九州まで運転できるかどうか
わからんかったしね~ 広島あたりで高速下りて
宮島の弥山に登るんかと思っていたんよ。

>うさぎさん
コメントをありがとうございます。
そして今年もよろしくお願いします。
なんだかきっちりと寒い年始で、
うさぎさんはどちらかへ撮影登山をされるのでしょうか。
九州はかなり面白いところで、またぜひ行ってみたいです。
うさぎさんは九州には行かれるのでしょうか?
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