ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

いちびり山のぼらー

2005-09-03 | 山のはなし
「いちびり」という言葉をご存じか。

「いちびり」
大阪弁などで,出しゃばったり,つけあがったり,図に乗ること。また,そのような人。
〔「市振(いちぶ)る」の転訛(てんか)とする説が有力。市振るは「魚市場で競りを仕切る」ことの意。元来,揶揄(やゆ)の意を伴うが,ほめる意で用いることもある〕
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より

関西では、この「いちびり」という言葉を、概ね好意的な解釈でもって「あの人、いちびりやな~」などと使うことがある。関西人には個人差はあれど、誰にでもこの「いちびり」精神を心に宿していると思う。かく言う、この私にも。サイト名を「いちび~り いちび~り」に変えてもいいくらいだ。本日はこの「いちびり」精神で、とある山に挑んできた。


山行報告*********************************************

9月3日(土)

公共機関推進派である私は、今日ももちろん電車を利用。


地下鉄「大阪港駅」。今回は海を渡るのか!?


数々の林道を征服してきたが今回は手強い。
体感温度40度の灼熱地獄だ。


そして、核心部へ・・・。



登山道は階段状で手すりまであるが
早月尾根から剱岳に登頂したばかりの私には苦しい。

登りきってみて愕然。
ここは偽ピークだった。

気を取り直して主尾根に戻る。
幾つもの踏み跡に惑わされながらもついに発見。







日本最低 二等三角点 天保山
標高4.53メートル


山頂からの景色。ちょうどサンタマリア号が航行していた。
対岸はユニバーサル・スタジオ・ジャパン。国際色豊かな景観だ。


ビール・・・といきたいところだが
山小屋に到着していないのでコーヒーで乾杯。格別な味わいだ。


天保山を見下ろしていた大観覧車は入山料700円。登頂を断念する。


「世界最大級天保山」というのは天保山への皮肉か。


海遊館は独特の山容だ。


天保山マーケットプレイスでアイスクリーム博覧会開催中。
大山の「いちじくアイスクリーム」でエネルギー補給。
そろそろ、山小屋に向かわなくては。



あまりにも暑くてビールの幻覚が見え出した頃、山小屋に到着。




喜びもつかの間



山小屋は臨時休業!!
小屋のご主人は他の山に出かけているのか!?



しかたなく天保山を後にした。



帰り道、久しぶりに阪神電車のジューススタンドで
ミックスジュースを飲む。

いつも混んでいる。おすすめはミックスジュース。


本日の登頂記念に買ってきた。

大阪限定「たこやきキューピー」。
キューピーに爪楊枝が刺さっているのがシュール。

ついでに

神戸限定「パンダキューピー」。



日本一低い山としては、他にもあるようだが、
天保山は地形図に掲載されている中で一番低い標高だとか。

「山小屋」では天保山登頂証明書を10円で発行してくれる。
住所と名前を書いた紙とお金を、郵便受けに入れておけば
後日郵送してくれるとのことで、そのようにしておいた。

2999メートルの剱岳の次は4.53メートルの天保山、それがビスタ~リ流。

さて、次回のターゲットは何処の山!?