「八重の桜」の関連書籍が色々出てるので読んでみた。関連書籍じゃないものも読んでる。簡単な感想付き。
「八重の桜」竹村洋平。ジャンプスクエア連載。集英社。
ドラマ台本を元に大胆アレンジ!(作者談)だがそこが良い。キャラが立ってて、八重が鉄砲をやる理由が明白。この理由で籠城戦を戦うんだ、と分かる。八重の力持ちエピソードの生かし方と花火の興味の持ち方も良い。尚之助が八重に惹かれるきっかけも描かれてる。燃えて笑える。容保が月代あるのに女の子に見える(泣)。方言は変。1巻終了時点で覚馬の禁足話&桜田門外の変。
「清らかにたかく ハンサムガール」松尾しより。JOUR連載。双葉社。
年をとった八重に同志社の若者が訪ねてきて、八重は昔を回想する。という形で始まる。絵も話も完全に少女漫画。政局は大胆カット。オリジナルキャラがいるが上手く処理。籠城戦のある時点で性格激変。1巻終了時点で鶴ヶ城開城。
この作者の色紙が図書館と本屋に飾ってあったのはなんとも思わなかったんだが、スーパーに等身大パネルが飾ってあったのは驚いた。そういえば別のスーパーにもA4の紙が飾ってあったな、と思い出した。
「ハンサム・レディ 新島八重物語」藤井みつる。秋水社。
全1巻。絵はいまいち上手くない。尚之助は籠城戦の前に逃げたことになってる。去年史料が見つかるまでは逃亡説が有力だったから仕方ないのかも。
以上、全ての漫画で尚之助のキャラが全然違う(笑)。人となりが良く分からない人だから、妄想し放題だもんな。集英社と双葉社が面白かった。集英社は「八重の桜」の漫画、他は「新島八重が主人公」の漫画という扱い。漫画は他にも小学館と角川書店と竹書房が出してるものもあるので、そのうち読む。
「八重の桜」一、二。ノベライズ五十嵐佳子。NHK出版。
ドラマ台本を元に小説化。そういやこういうシーンあったな、と思いながら読んだ。ドラマにない台詞があるので、カットされたのが分かる。逆にドラマにあってノベライズ版にない台詞もある。容保が病弱な印象が強い。容保と照姫はドラマ以上にエロを感じた。八重と尚之助もドラマ以上にエロを感じた。尚之助が会津で訓練指揮するシーンが、ノベライズとドラマでは印象が違う。
「NHKステラ特別編集版」八重を育んだ地会津
本というよりパンフレット。
「明治の兄妹」早乙女貢。新人物往来社。
さすが早乙女貢(1926~2008)。会津関連ってだけでこんなマイナー人物の本を書いていたとは。NHKの番組で話していただけじゃなかった。覚馬の頭の良さがきっちり描かれている。小説なんだかそうじゃないんだか分からない本だった。巻末に「新島八重子回想録」(婦人世界)収録。
「王城の護衛者」司馬遼太郎。講談社文庫。
登場人物は容保、孝明天皇、慶喜、春嶽で他は名前が出るだけの背景キャラ扱い。「八重の桜」と性格はほとんど一致。容保と孝明天皇のラブラブっぷりがものすごかった。薩摩には劣るが、そこまで会津は政治的に無能じゃないと思う。漢詩の解釈は違う気がする。
「幕末を歩く4会津戦争白虎隊」2004年6月1日発行。ムー6月号別冊。学研。
鶴ヶ城は昭和9年まで陸軍省の管理下に置かれた、って書いてあるんだが、あれ?そうだったっけ?遠藤敬止は?明治23年に2500円の私財投じて鶴ヶ城跡地買って、会津松平家に献上して、昭和2年に会津松平家は会津若松市に寄付したってのはどこいった?それでも陸軍省の管理下?
戊辰当時の会津城下住宅地図があるが、ここに山本覚馬の名前がある。八重の名前は「スペンサー銃を手に活躍した」とある。女性では中野竹子一押し。男性では容保と山川大蔵押し。西郷頼母は人望なし、器量なし、空気読めない、と散々な言われよう(笑)。
「歴史街道2013年7月号」八重と会津戦争
地図が付いてるので城の縄張りや各地の位置関係が分かりやすい。会津松平家現当主の話が個人的な見所だった。
そもそも、城の縄張り図や地名なんかは大河ドラマできちんと解説すべき。昔の大河ドラマって、OP前に解説があった。NHKアナウンサーがドラマに織り込まれない背景とか家系とか陣地配置とかを説明してたんだけど、いつの間にかなくなってた。
多くの人が知ってる戦国時代(織田豊臣徳川)なら解説なくてもいいけど、幕末、しかも会津が舞台なら解説がいると思うんだ。幕末はただでさえ複雑なんだし。
「蛤御門の変」のときの地図は良かったから、あんな感じ希望。
「八重の桜」竹村洋平。ジャンプスクエア連載。集英社。
ドラマ台本を元に大胆アレンジ!(作者談)だがそこが良い。キャラが立ってて、八重が鉄砲をやる理由が明白。この理由で籠城戦を戦うんだ、と分かる。八重の力持ちエピソードの生かし方と花火の興味の持ち方も良い。尚之助が八重に惹かれるきっかけも描かれてる。燃えて笑える。容保が月代あるのに女の子に見える(泣)。方言は変。1巻終了時点で覚馬の禁足話&桜田門外の変。
「清らかにたかく ハンサムガール」松尾しより。JOUR連載。双葉社。
年をとった八重に同志社の若者が訪ねてきて、八重は昔を回想する。という形で始まる。絵も話も完全に少女漫画。政局は大胆カット。オリジナルキャラがいるが上手く処理。籠城戦のある時点で性格激変。1巻終了時点で鶴ヶ城開城。
この作者の色紙が図書館と本屋に飾ってあったのはなんとも思わなかったんだが、スーパーに等身大パネルが飾ってあったのは驚いた。そういえば別のスーパーにもA4の紙が飾ってあったな、と思い出した。
「ハンサム・レディ 新島八重物語」藤井みつる。秋水社。
全1巻。絵はいまいち上手くない。尚之助は籠城戦の前に逃げたことになってる。去年史料が見つかるまでは逃亡説が有力だったから仕方ないのかも。
以上、全ての漫画で尚之助のキャラが全然違う(笑)。人となりが良く分からない人だから、妄想し放題だもんな。集英社と双葉社が面白かった。集英社は「八重の桜」の漫画、他は「新島八重が主人公」の漫画という扱い。漫画は他にも小学館と角川書店と竹書房が出してるものもあるので、そのうち読む。
「八重の桜」一、二。ノベライズ五十嵐佳子。NHK出版。
ドラマ台本を元に小説化。そういやこういうシーンあったな、と思いながら読んだ。ドラマにない台詞があるので、カットされたのが分かる。逆にドラマにあってノベライズ版にない台詞もある。容保が病弱な印象が強い。容保と照姫はドラマ以上にエロを感じた。八重と尚之助もドラマ以上にエロを感じた。尚之助が会津で訓練指揮するシーンが、ノベライズとドラマでは印象が違う。
「NHKステラ特別編集版」八重を育んだ地会津
本というよりパンフレット。
「明治の兄妹」早乙女貢。新人物往来社。
さすが早乙女貢(1926~2008)。会津関連ってだけでこんなマイナー人物の本を書いていたとは。NHKの番組で話していただけじゃなかった。覚馬の頭の良さがきっちり描かれている。小説なんだかそうじゃないんだか分からない本だった。巻末に「新島八重子回想録」(婦人世界)収録。
「王城の護衛者」司馬遼太郎。講談社文庫。
登場人物は容保、孝明天皇、慶喜、春嶽で他は名前が出るだけの背景キャラ扱い。「八重の桜」と性格はほとんど一致。容保と孝明天皇のラブラブっぷりがものすごかった。薩摩には劣るが、そこまで会津は政治的に無能じゃないと思う。漢詩の解釈は違う気がする。
「幕末を歩く4会津戦争白虎隊」2004年6月1日発行。ムー6月号別冊。学研。
鶴ヶ城は昭和9年まで陸軍省の管理下に置かれた、って書いてあるんだが、あれ?そうだったっけ?遠藤敬止は?明治23年に2500円の私財投じて鶴ヶ城跡地買って、会津松平家に献上して、昭和2年に会津松平家は会津若松市に寄付したってのはどこいった?それでも陸軍省の管理下?
戊辰当時の会津城下住宅地図があるが、ここに山本覚馬の名前がある。八重の名前は「スペンサー銃を手に活躍した」とある。女性では中野竹子一押し。男性では容保と山川大蔵押し。西郷頼母は人望なし、器量なし、空気読めない、と散々な言われよう(笑)。
「歴史街道2013年7月号」八重と会津戦争
地図が付いてるので城の縄張りや各地の位置関係が分かりやすい。会津松平家現当主の話が個人的な見所だった。
そもそも、城の縄張り図や地名なんかは大河ドラマできちんと解説すべき。昔の大河ドラマって、OP前に解説があった。NHKアナウンサーがドラマに織り込まれない背景とか家系とか陣地配置とかを説明してたんだけど、いつの間にかなくなってた。
多くの人が知ってる戦国時代(織田豊臣徳川)なら解説なくてもいいけど、幕末、しかも会津が舞台なら解説がいると思うんだ。幕末はただでさえ複雑なんだし。
「蛤御門の変」のときの地図は良かったから、あんな感じ希望。