現在ゲームをプレイ中~ドラゴンクエスト9星空の守り人

ゲームのプレイ日記を中心にいろいろと。基本的に箱と取説の情報だけでプレイするのでおかしな事をしてたりします(^^;;

歴史秘話ヒストリア「明治の京都へおこしやす~千年の都復興ものがたり」と「八重の桜」

2013-08-30 01:22:57 | 八重の桜
歴史秘話ヒストリア「明治の京都へおこしやす~千年の都復興ものがたり~」を見たが、これこそ大河本編でやれ、と思った。

明治天皇が東京に行ってしまい、さびれる京都。何とかしようと博覧会を計画する覚馬。了承する槇村。英語ガイドブック作りを頑張る八重。大勢の人が来て大成功。気を良くして来年も、と計画。それまで「賊軍の会津者が」という目で見てた人が「覚馬様」とすり寄る。

これだけで1話ドラマが作れるじゃないか。
英語ガイドブック作る過程で、英語が出来ないことを痛感した八重が英語の勉強に力を入れる、みたいな描写があれば良い。
ああ、もったいない。

それもこれも幕末会津編が長引いたせい。
大体、八重の人生の2/3が明治以降なんだから、3月までが幕末会津編で4月から明治京都編じゃなきゃおかしかった。遅くとも6月から明治京都編じゃないと駄目だろう。

幕末会津編が楽しかったし好きだったから複雑だが、「主人公新島八重」なら幕末会津編は短くするべきだった。

1月はキャラ紹介と会津の立場紹介。
2月は戊辰戦争勃発。
3月は鶴ヶ城籠城戦。
4月は京都。

みたいに。

実際の放送は

戊辰戦争勃発まで19話まで19話5カ月半。
戊辰戦争勃発から籠城戦直前まで25話まで6話1カ月半。
鶴ヶ城籠城戦は29話まで4話1カ月。
米沢30話のみ1話。
京都編は31話から20話5カ月。

全50話予定でこのバランスはない(笑)。
「復興大河」という縛りが問題だったのかも。

おかげで明治以降はぎゅうぎゅうになるんじゃないかと。
実際に佐賀の乱はナレーションと山川浩の台詞だけで終わったもんな。征韓論ももう少し詳しくやってくれても良かったんじゃなかろうか。
そういえば、いま西郷隆盛が何やってるのか全然説明されてない。西南戦争やるのに。
女紅場に明治天皇(皇后?)が臨幸したのもやらなかったな。八重にとっては大事件だろうに。あれ?これ同志社に来たんだっけか?

大運河プロジェクトは見ごたえあった。
学校出たばかりの若者に、これだけの大プロジェクト任せるとは、依頼者すごいな。
依頼された田邉朔郎もすごいな。明治16年か。「八重の桜」でやってはくれないだろうな。

タイムスクープハンターもヒストリアも「八重の桜」本編で見たかったなあ。

「八重の桜」34話「帰ってきた男」

2013-08-27 01:11:40 | 八重の桜
OPが月始めでないのに変更。
これは八重と新島襄が会うから変更なんだろうな。重苦しくて暗い会津じゃなくて、明るい京なんだろう。明るくて良いよ。
重苦しくて暗い幕末会津編が好きだったから、ちょいと複雑な気分。OPの鶴ヶ城はそのまま。そういえば明治7年だと、鶴ヶ城は解体済みか。

「主人公新島八重」なら、今日から見ても全く問題なし。
今までのストーリーとしては

会津は幕府の命令で京をテロリストから守ってた。
孝明天皇崩御で権力逆転。朝敵の汚名を着せられる。
朝敵の汚名をそそぐため戦った。八重も銃で戦った。しかし負けた。大勢の人が死んだ。
八重は兄覚馬を頼り京都へ。
夫尚之助とは離縁してるが、裁判が終わるまで京で待ってると約束した。

8か月のストーリーが5行でおさまってしまった(笑)。
後は、覚馬が襄に語ったことと八重が襄に語ったことで大丈夫だと思う。

山川家が旧会津藩士の子弟たちの面倒をみていたのをやってくれたのは良かった。
浩「家は貧乏だぞ」と言ったが、その貧乏であることを誇りに思ってるっぽいのがまた良い。そんな貧乏なのに、会津松平家に仕送りしてたんだからなあ。すごいよ、山川浩。

それに引き換え、覚馬は旧会津藩士の面倒を全然みてない(笑)。
まあ、面倒をみるのは同志社が出来てからなんだから、のんびり待つさ。

二葉がかわいい。アメリカ帰りの弟から帽子を強奪(笑)。それをかぶって歩く。ツンデレ風味で良い感じだ。

健次郎はもう出番ないかな。これからの人生の流れをざっとナレーションで紹介したし。

みね、性格変わってね?
うらが必死に「武士の子として」躾てたのに、物を食べながらしゃべるってありえない。こういうのは「三つ子の魂百まで」で変わらないものなのに。
それとも時栄がろくな躾をしなかったということか?それともみねはもともとこんな子で、それをうらが軌道修正しようとしてたってことか?

襄「東を向いていろと言われたら3年でも東を向いているような女性は~」って言ってる向こうで覚馬が反応してるのって、うらを思い出したのか、八重を連想したのかが分からない。
それにしても、うらが不憫だ。

八重「耶蘇の教えは分がんね」と何度も言ってたのは良かった。
卑怯なふるまいはなりませぬ、って什の掟にあるな。うん、八重には分からないな。

八重が「川崎八重」と名乗ったのって、心情はまだ尚之助にあるってことか。戸籍上は山本八重になってるけど。
尚之助に「新しい時を生きろ」と言われたのに、いまだに尚之助という後ろを向いてるんだな。
その辺は来週、襄が前を向かせるんだろう。

覚馬「妹は城で戦い、国が踏みにじられるのを目の当たりにした」で何故かちょっぴり泣けた。

象山塾の回想シーンが長い。つーか要らない。
覚えてる人いないだろうから、っていう配慮なんだろうけど、あのシーン自体が要らないと思ってたので、この回想シーンも要らない。豚を逃がしてーなんていうのをやるんじゃなくて、象山塾の授業のシーンが欲しかった、と当時思った。
っていうか、覚馬異常なほどの記憶の良さだな。象山塾で一度会っただけの西郷隆盛も覚えてたし(蛤御門の変で)。

今回政局はほとんどなかった。
浩の台詞で佐賀の乱が語られたくらいか。ずいぶんあっさりと終わったな。浩の見せ場その2がなくて残念。ちなみに見せ場その1は彼岸獅子入城。その3西南戦争は描いてくれるのかなあ。佐川官兵衛に比重が置かれそう。

あとは木戸孝允が伏線張ってたくらいか。

予告を見ただけの感想。
僧侶が襄を追い出してたけど、特報動画見たときの襄は白い服だったような。前の旦那と同じ白い服か、と思った記憶がある。台詞も違う。2回以上追い出されるってことか?
尚之助が死にそう。八重がすごく落ち込みそう。襄が八重を慰めて再度プロポーズ。かな。

「八重の桜」関連書籍の感想2

2013-08-25 00:44:55 | 八重の桜
「八重の桜」の関連書籍が色々出てるので読んでみた。関連書籍じゃないものも読んでる。簡単な感想付き。関連書籍の感想1はこちら

「八重の桜~男勝りな少女~」梨月詩。チーズ!増刊号連載。小学館。
絵も話も少女漫画。標準語でしゃべるのが違和感。八重と大蔵が両想い(笑)だが、大蔵は登勢と結婚。というストーリーなので登勢がドラマ以上に目立っている。尚之助の性格は大河ドラマ版に近い。男勝りとタイトルにあるが、鉄砲撃つ以外は恋する少女。照姫がドラマとは別方向にかっこいいが、あの時代ではありえない性格。政局は基本カット。1巻終了時点で尚之助との結婚を決意。

「会津に咲いた八重の桜 新島八重 幕末のジャンヌダルク」岩下博美。竹書房。
コンビニ単行本的な本。全1巻。絵も話も劇画。メインは鶴ヶ城籠城戦での活躍。こっちの八重の方が男勝り。尚之助が気弱な男で籠城戦後に行方不明になってる。明治期はエピローグ扱い。

漫画版(学習漫画以外)は集英社、双葉社、大都社、小学館、竹書房、角川書店の6種類だけだと思ったら、福島民報社のを本屋で見た。

「新島八重子回想録」永澤嘉巳男編。同志社大学出版部(大空社)
新島襄について八重が語ったものを昭和3年同志社新聞に連載。それを本にしたもの。写真と解説付き。この解説の一つに、八重が砲弾解体をやったときの様子を井深梶之助が書いた原文そのままが載ってる。原文だけ読むとかっこいい。
襄もなかなかの波乱万丈な生涯だが、全部やれるのかな。もうあんまり時間ないぞ。
この本ISBNコードもないし、いつの本だろう、いくらだろう、と思って既刊一覧見たら、5000円!高い!が他の本は1万円とか2万円とかしてる。一番高くて4万2000円。5000円が安く思えてきた。

「山本覚馬」青山霞村。同志社。
漢字が旧字。いつの本だろう、と見たら、昭和3年12月。定價金貳圓。附屬醫學校。←こんな風に書いてある。そもそもタイトル自体が「山本覺馬」表記なんだからそこで気付くべきだった。
漢字の形と前後の文章で内容はほとんど理解できる。漢字は旧字の方が格好良い。
「管見」全文掲載。「管見」の一部現代語訳を「八重の桜」特別展で見たんだけど、そのとき「本気でこう思ってたわけじゃないだろう」という感想を持った。が、この本読むと、覚馬があまりにも立派すぎて、本気でこう思ってたんじゃないかという気がしてきた。

「新島八重~明治維新を駆け抜けた才女~」三才ムックvol.576。2012年11月1日発行。三才ブックス。
初心者向け。尚之助は籠城戦後に行方不明、斗南藩に行ったようだ、とあったが、この時期発行なら、尚之助が裁判に巻き込まれて、という史料が発見されてたはず。史料発見がいつだったか、いまいち覚えていない。

「NHKステラ特別編集版」熾烈な籠城戦の舞台会津
本というよりパンフレット。この調子だと、襄との結婚生活編、襄の死後編あたりで2冊ほど出そうだ。

「週間江戸No.99悲劇の会津藩」2011年12月20日発行。デアゴスティーニ。
牛乳エピソードは泣ける。大河ドラマではやってくれるのかなあ。無理だろうなあ。

「週間ビジュアル日本の合戦No.9松平容保と会津戦線」2005年8月23・30日号。
八重で1ページ書いてる。この時期としては珍しい。戦争がメインの本だからか。

「会津藩不屈の600年史」平成24(2012)年12月1日発行。普遊社。
メインは幕末だけど、松平以外の藩公も解説。錦絵や屏風などを元に作ったと思われるCGが良かった。

「八重の桜」大河ドラマ館と限定商品

2013-08-22 01:31:10 | 八重の桜
「八重の桜」大河ドラマ館に行ってきた。今回は2回目。ちなみに前回行ったときの記事

お盆の時期に行くもんじゃないな。混んでた。それでもゴールデンウィークのときみたいな、建物の外まで行列作ってるような状況じゃなかったのは良かったのかもしれない。

展示品がマイナーチェンジしてるのと衣装が増えてるのを知ってたので、それ目的で見に行った。

八重の籠城戦のときの衣装と中野竹子の衣装が追加。
展示品は、竹子の薙刀と八重のスペンサー銃が追加。

三郎の衣装も追加されたはずなんだが、見つけられなかった。見方が悪かったのか、それとも三郎の衣装追加の情報を間違って覚えていたのか。

減ったものもあるはずなんだけど、前回ここに何が展示されてたか覚えてない…。

八重が開城時に読んだ歌「明日の夜は~」の壁(で良いのか?)も追加で良いはず。前回これが展示されてたのか、こっちも覚えてないんだよなあ。

大河ドラマ館の外にはお土産品を売ってるプレハブ小屋がある。

かなりの品揃えだと思う。
NHKと大河ドラマ館限定商品があったり、お菓子類や文房具、雑貨も書籍もある。本とミニタオルとボールペンとのれんと手拭いと耳かきと他色々が欲しいなあ、と思った。

実際に買ってきたのは、大河ドラマ館限定商品を含むお酒3種類。



左と中央が限定商品。
左から

さくらんぼリキュール。アルコール分7%。エキス分18%。
中野姉妹大吟醸。アルコール分15度以上16度未満。
にごり酒。アルコール分15度以上16度未満。

全て500ml。どれがいくらだったか覚えてないが、1600円、1800円、2000円で合計5400円。

さくらんぼリキュールは甘くて、まるでジュースのようだった。
他2本は、日本酒としては普通の味。だったと思う。さくらんぼリキュールの甘さのインパクトが強すぎて、あんまり覚えていない(笑)。

箱とビンはしばらく飾っておこう。

「八重の桜」33話「尚之助との再会」

2013-08-20 01:16:49 | 八重の桜
OP前、ナレーションだけで1年経ったことをあっさり説明。
おかげで久栄が大きくなってた。先週放送した1年前は赤ん坊だったじゃないですか(笑)。年齢的にはこれであってるんだが、みねがそのままなので違和感大。

肝心のOP。
作、山本むつみ、はいいんだが、脚本、吉澤智子って何で変わってんの?
今までは脚本協力だったから特に何とも思わなかったが、「協力」があるのとないのじゃ違う。山本むつみ、台詞一個も書いてないの?

そのせいなのかどうなのか、雰囲気がずいぶん変わったように思う。一言でいえば朝ドラっぽくなった。八重と槇村正直とのからみなんてまさにそうだ。
「八重の桜」大河ドラマでやるよーと発表されてから「この題材なら朝ドラ向きだろう」と思ってたから、納得と言えば納得だが、先月までやってた籠城戦のことを思うと、変わりすぎだろ。

明治時代についていけない、と前回書いたが、今回はなんとか付いていけた。

今回の政治面は、西南戦争の前振りと理解してればいいか。
三条実美が卒倒してんのに誰も心配してない新政府の面々が素敵すぎる。
「朝鮮に圧力をかける」佐賀土佐vs「それ反対」公家薩長。西郷隆盛「じゃあ俺が使節として朝鮮に行くよ」。岩倉具視「行くのは良いけど延期しろ」西郷「政府に俺は必要ない」で政府大分裂、でいいのかね。明治以降の歴史は詳しくないからなあ。
覚馬「藩を自分たちで壊しておきながら、藩にこだわってんじゃねーよ」が良かった。

槇村、良いな。
一番良かったのは「木戸さんたちはこの国を壊しただけ。わしは壊された荒れ地に新しい国を作る」と言ったとこ。そのためには手段は選ばない。

尚之助と八重の別れの場面は良かった。ちょっと泣いた。
史実だと再会してないみたいなんだが、まあドラマなんでその辺は気にしないことにした。

尚之助がいる家の近くを人力車で通りかかる八重と覚馬。尚之助はふと外を気にするが、八重と覚馬は気付かない。
って往年の少女漫画の王道(笑)。咳き込んでんのは伏線だな。

再会してすぐはちょっとぎくしゃく。でもお互いに謝って和解。というこれまた王道路線。
お互いがお互いを想っているのに別れるという、素敵展開。今までの尚之助の描き方からすれば、こうなるのは当然か。

川崎尚之助は去年史料が発見されたから、当初の予定と違ったんだろうな。史料が発見されなければ「籠城戦で八重と共に戦い、斗南にも行ったが、その後行方不明」だったんだろうか。

涙の別れのシーンを見ながら、ちょっと泣きながら思ったんだが、相変わらず手がエロい(笑)。
涙を拭う手とか背中をさする手とか八重の手を握るところとか。とにかくエロい。

八重に「待ってる」なんて言わせて、この後どうするんだろう。後には襄が控えてるし。尚之助の死で気落ちした八重に、襄が言葉巧みに近付く図しか思い浮かばない(笑)。
でもあの「待ってる」はもう二度と会わないことをお互いに分かった上での「待ってる」って感じだったから良いのか。

で、感動の美しい別れのシーンの後に、次の旦那登場。別れの余韻にもう少し浸りたかったよ。新島襄の演説は次回OP前でも良かったんじゃないか?
この演説、気持ちが入りすぎて、きちんとした演説じゃなかったんだけど、それが聴衆の心を打った、とどこかで見たような気がするんだが、どこで見たのか覚えてない。

勝海舟が尚之助を「尚さん」呼びしてて、ん?と思ったが、そういえば象山塾で3人一緒だったのを思い出した。豚を逃がした新島少年もいたな。西郷隆盛と吉田松陰もいたような気がする。
あのころは平和だったな。

明治編は大して期待してないんだが、今のところ思ったより良い。捨松以外。捨松は本格的に出てきてから評価したいんで今のところ保留。

「ドリーム」で最初から最後までまとめたのは良かった。途中にも「ドリーム」出てきたし、良かった。

今回の、予告にあったのにカットされた台詞。
女教師「八重先生は勇ましいなあ」八重「間違ってもいいから答えないと。どんとびぃしぇい」八重「英語が分かればドリームも思いつくかもしんねえ」

「八重の桜」32話「兄の見取り図」

2013-08-15 01:35:14 | 八重の桜
「八重の桜」が描く明治という時代についていくことが出来ていない自分に気が付いてしまった。登場人物たちはそれぞれ適応出来てるみたいだけど。
幕末会津編が長くて見ごたえがあったせいか。なんだかまだ戊辰戦争が終わってないような奇妙な感覚。西南戦争までこんな感覚かもしれない。

地デジや新聞の番組欄で紹介されてた今回のストーリー。「みねはうらを忘れられず、母屋を飛び出し泣き崩れる。しかし、みねの後を追おうとした八重を覚馬は厳しく静止する。覚馬は八重に、自らが取り組む京都再建の片腕になるよう命じる」を読んで、あんつぁまひどくね?と思った。
本編見て、私人としてはあんつぁまひでえ、公人としてはあんつぁま頑張ってんだなと思った。

娘のことは気遣ってないようだし、女にも学問を、と言うが学問させるのは妹だけで、新しい嫁は今まで通り家のことをさせてる。もし、うらが京に来てたら、うらが家のことして、時栄は妾しながら覚馬の秘書してたのかなあ。
八重に学問を、というのは、使いものになりそうだっていうのと、尚之助のことがはっきりしないから、女一人で生きていけるように、という配慮もあるんだろうな。
「家族みんなで朝飯を」の台詞で、尚之助は家族じゃないのかよ、と思ってしまった。確かに血はつながってないけど、親友で妹の旦那じゃないか。来週、覚馬は尚之助をどう思ってたのか聞けるといいんだけど、期待はしない。

会津を捨て石にして作った今の政府は間違ってる。でも内戦は駄目。これからは学問だ。武力に押しつぶされない強い文明の町を作る。そのためには長州の者の下で働くし、助言もする。八重も使う。

覚馬は公人としての考えは語ってるけど、私人としての考えは語ってないんだよな。八重に語らずとも、みねには語ってやんないと駄目だろう。佐久が「覚馬はうらを気にかけてた」的なことを言ったけど、本当にそうなのかは分からないんだし。

雛人形の話をやるとは思わなかった。
「山本覚馬」青山霞村、同志社出版の本に書いてあったエピソード。
これによるとその場で説得したんじゃなくて、時間を貰って、販売ルートなどを確保したうえで「外国に売ったら儲かるよ。今まで通りにやる?それとも外国に売る?」と聞いて「外国に売ります」という言葉を引き出したんだけど、そこはドラマなんであんまり気にしない。

みねが良かった。
泣いてる妹に「お腹すいたの?」と声をかけるけど、時栄が来たら逃げるとこが良い。
おっかさまとの思い出を語るのも良かった。まさかここでうるっとくるとは思わなかった。
そんなみねを籠絡する(違う)時栄。こんなあっさりと時栄とみねが和解するとは思わなかった。ある意味やり手だな。

覚馬が櫛を触って、赤い櫛だと言い当てたのは覚えていたからじゃないと思う。
この櫛、そもそも八重が「姉様にお土産を買ってったら?」と言ったから買ったものじゃないか。色なんか絶対覚えてないよ。つーか、うらに櫛を買ったことすら覚えてないんじゃね?10年も前のことだし。

となると、誰かが「みねはうらに貰った赤い櫛を大事に持ってる。櫛は覚馬が買ってやったもの」ということを覚馬に教えたことになる。
八重は違うだろう。となると時栄か佐久。時栄は、みねが赤い櫛を持ってるのを知ってるが、覚馬が買ったものとは知らないだろう。となると佐久しかいない。

この赤い櫛のことで、みねは覚馬と完全に和解したことを考えると、佐久に策士のイメージが…。
えー。なんか、佐久のイメージと違う。でも佐久以外にいない。「米沢で言って聞かせたんだけど。まだ子供だし」という台詞も、ずっと一緒だった孫より何年も会ってない息子か、リアルだなと思った。佐久のイメージが奇妙にずれてきたような感じがする。
実は覚馬はちゃんと覚えていた、というふうに考えた方が精神衛生上良いような気がしてきた。

こづゆ作ってた。前にも書いたが、豆麩が会津以外で手に入るとは思えない。
米沢は会津から近いからまだいいけど、今回は京都だぞ。無理がある。現代でも会津以外じゃまず手に入らないのに、この時代は無理だって。

捨松がなんか違う。
ハーフ顔のせいか?品があるように見えないとこか?みねより年下の役者だったはずなのに、大人の役者になってるとこか?(笑)

そもそも捨松が何故アメリカにいるのか説明してない。
明治政府が募集した女子留学生5人のうちの1人で、10年は帰ってこられないと言われて、新政府軍の関係者からは立候補なくて、応募してきたのは全て旧幕府関係者の娘たちで、捨松母(艶)は「もう二度と会えないと思う。それでも捨てたつもりで帰りを待つ」と咲から捨松に改名させ(ここだけはドラマで言った)というのをやって欲しかった。
改名シーンは捨松の見せ場の一つなんだから映像で見せて欲しかったよ。

それ以前に、一般視聴者としては、捨松って新キャラ?じゃないか?山川浩の妹って言われても、先週見てない人は山川浩って誰?だよ。浩(大蔵改名)と健次郎が兄、二葉が姉。咲は籠城戦に参加。「敵に明け渡すのにどうして掃除するの?」と言った子。焼玉押さえをして負傷。これはドラマではやってないが、結婚相手を考えるとやるべきだったと思う。

ああ、そうか。自分としては、改名シーンを映像で子役が演じるのを見て、帰国シーンで大人捨松登場が見たかったんだな。で、帰国したとこに家族が涙ながらに待っている、というベタな話が見たかったんだ。家族は捨松のあまりの変わりように唖然とする、みたいな。

襄「あなたの前には薩摩も長州も関わりのない広くて豊かな世界が広がっているのですよ」って八重に言うと思ってたよ。捨松にかよ。襄と捨松の恋愛フラグ立ててるみたいだよ。脚本的には、捨松の性格変化と結婚相手への伏線張りだと思うけど。
八重にも言ってほしいんだけどなあ。

八重「あのときお城にいなかったから」(言いすぎた)とか八重「なんで会津が滅びんのをお止めにならなかったんだし」答えられない西郷。は良かったなあ。
岩倉使節団が役立たずだったところも良かった。

次回「尚之助との再会」。
史料を見ると尚之助と再会したはずはないらしいんだが、ドラマなんで細かいことは良いか。

「八重の桜」31話「離縁のわけ」

2013-08-06 01:01:39 | 八重の桜
離縁は2組か、と予告見たときに思ったが、出演者クレジットを見て3組か、と気が付いた。

が、その3組目(放送順では2組目)、梶原平馬と二葉夫妻の離縁理由が弱すぎる。
この理由だと、山川浩(大蔵改名)が「義兄上もご一緒に江戸へおいでください。しばらくは家で一緒に住めばいいですし」と言えばそれで終わりじゃないか。
そういえば、平馬の江戸の現地妻のことやってない。一応出てきたし、二葉と会ってるんだからやればいいのに。やらないなら出さなきゃ良いのに。
平馬に買ってもらった人形、いままで大事に持ってたんだな。

離縁1組目。
尚之助からの離縁状見てあっさり受け入れる八重に違和感。
誰が何と言おうと自分が納得できないことは受け入れない、という八重の性格じゃありえない。尚之助から気持ちが離れてるとしか思えん。土曜の再放送見たら、みねが「尚之助おんつぁまは?」と聞いた後ろで微妙な表情してることに気付いた。
何で一人で勝手に決めちゃうの?と怒ってるだけで、離縁しないと思ってるわけではなさそうな印象。

浩が尚之助を見捨てると決めたときは良かった。

尚之助は斗南藩を思って泥をかぶる決意をし、浩はそんな尚之助の思いを知って見捨てる決意をする。
そんな犠牲を払ってまでも斗南をなんとかしようと頑張ったのに、廃藩置県で斗南はわずか2年で消滅。泣くしかないよな。
その後、ほとんどの人は会津に戻ったらしいんだが、戻らなかった人もいて、それが「川崎殿を見捨てるなんて」と主張してた広沢富次郎。勝海舟の添え状持ってって捕まった人だが、ほとんどの人は覚えてないだろうな(笑)。

ところで、これ、浩が八重に片思い設定じゃなかったら、もっと感動したんだろうな。恋敵抹殺完了に見えなくもない。

斎藤一はいつの間にか時尾と一緒に住んでた(笑)。
本当に、いつの間に(笑)。新撰組を悪く言うユキを説得しようとしたり、着実に距離が縮まってる。良いことだ。斎藤一は時尾の前に別の会津藩士の娘と結婚してたが、さすがにそっちは出ないか。
ユキをここまで引っ張るってことは、北海道で再会をやるつもりか。

離縁2組目。
覚馬とうら。
うらが不憫だ。
覚馬が戻ってこれない間、しっかり娘を躾なきゃ、と頑張って、死んだと知らされても実家に戻らず、籠城戦も参加して、生きてましたと嬉しがらせておいて、妾と子供がいます、って。
覚馬に買ってもらった櫛、いままで大事に持ってたんだな。

覚馬が生きてると分かったときの八重の反応は違うだろう。
「あんつぁまは生ぎてんのがし」じゃなくて「あんつぁまは死んでねぇ」と散々主張してきたんだから、そこは「やっぱりわだすの言う通り、あんつぁまは生ぎでだ」じゃないとおかしいだろう。

みね、かわいいな。
そんで上手いな。
うらとの別れのシーンは泣いたよ。まさかのボロ泣きだよ。うらが京に行かない理由も泣けたよ。

が、米沢でお別れっておかしいだろ。会津までは一緒に行けるだろう。方向は一緒だ。
それと内藤家に「いままでお世話になりました」シーンがあっても良さそうなもんなのに。前日夜に「明日朝一番に出ますので、今日のうちにお礼を」みたいな。

みねは覚馬に会ったときに一定以上は近寄らなかったのが良い。微妙な表情も良い。
そりゃ顔も覚えてない父親に会ったって感情は大して動かないだろう。それより母親との今生の別れの方がダメージでかいよな。
そもそも母親が来なかった理由が「父親が他に女を作り、子供まで作ってた」だからな。当時、現地妻がいるのは普通だったが、それが原因で母親と生き別れたとなると話は違ってくる。

その父親の覚馬は、八重、佐久(母上)の名は呼んだが、娘みねと妻うらの名は呼ばず。みねもいるか、と確認しただけ。
いくら上司の紹介で見合い結婚した相手とはいえ、薄情すぎないか?。結婚当初「うらが不憫だ」と言う程度には気にかけてたのに。武士のくせに人前で手をつないだのに。

一緒に見てた家族は「手紙でうらは来ないと知らせてたんじゃない?」と言ったけど、それならそうと視聴者に説明しないと。

来週、八重が覚馬にうら関連で色々言うみたいだけど、覚馬からうらへのフォロー的なものはあるんだろうか。

うらは登場したころは、感情のないロボット嫁みたいで、八重も「姉様がなにを考えてんのか分からない」と言ってたのに、いつの間にか仲良くなってたな。
うらは山本家に感化されたのか意見を言うようになった。八重は頑張ってるうらを見てた。その辺、覚馬は知らないんだろう。で、林権助から言われた「西向いてろと言われたら3年西向いてる」というロボット嫁の気分でいるんだろうか。

それにしても、このドラマ、あちこちで「金がない」って言ってる。
会津、斗南、明治政府。金がないから会津は最新武器を揃えられずに戦に負け、金がないから斗南は尚之助を見捨てざるをえず、金がないから明治政府は廃藩置県を推し進める。
経済が重要なのは良いな。

紀行。
ここで容大の名前を出すな。本編でやれ。
土曜日に再放送見てて、容大のこと説明しないから色々おかしなことになるんだな、と思った。
お家再興の許しが出たときは容保はまだ他家お預かり状態で容大が藩主で、何かあったら容保の命の保証がない状態。そんなときに薩長と戦うなんて言うはずない、とか。今回の台詞「殿はどうなられるのです」とか。
つーか、容大がナレーションですら本編で出ないってことは、同志社関連でも出ないってことだな(泣)。
それと、容保は斗南に来たはずなんだが。それも本編でやって欲しかったな。

次回予告。
捨松が登場するんだが、この役者で大丈夫か?鹿鳴館の華に見えなくて、なんか不安だ。
この役者で大丈夫か?と思ったのは、日向ユキと萱野権兵衛に続いて3人目だ。ユキは田舎娘っぽくて良かったし、萱野は切腹直前が良かった。捨松はどうなるだろうなあ。