サーファー院長の骨休め

“ビッグマッサータハラ”のライフスタイル

「ヘルニア闘病記 挑戦」

2023-10-19 | サーファー院長の骨休め by 毎湘通信
「ヘルニア闘病記 挑戦」             2023.10月

 ヘルニアの手術後2日目で脚の痛みがなくなり、目の前のドアが開いた。その時、「全日本に出る。」と決めた。「全日本サーフィン選手権大会」アマチュアサーフィンの最高峰の大会が宮崎で行われる。17歳で初めて出場して以来何度か出て来たが、今はかなりのブランクがある。そう簡単ではないが、達成しがいのある目標だ。実は、私の長女が前年に優勝しているため、シード選手として出場することが決まっている。彼女も数年前に私と同じヘルニアの手術をし、克服している。「親子で全日本、これだ!」ドラマを作ろう。

 5月の予選会まであと2か月、プランを考える。ゴールまでの道のりをより具体化し、頭でイメージする。スケジュールを書きながら自分の本気度を確かめる。日数も限られている。海に入れない日は、海岸を歩き、陸でトレーニングをした。「なぜ全日本に出たいのか?」それを何度も自分に問う。私は、サーファーであり、治療師だ。ビッグマッサータハラはヘルニアを克服し完全に復活した。それがゴールだ。

 本戦への切符は地区予選を2位以内に入らないと獲得できない。予選会当日は波が大きくハードだったが、夢中でパドルし波に乗った。結果は何と2位!全日本行きが決定した。「願えば叶うんだ。」我ながら凄いと思った。

 全日本本戦は敢え無く予選で敗退してしまった。全国大会で戦うには実力が足りなかった。ここを経験したことで、また自分を押し上げることができる。9か月前までは、這いずって歩いていた自分がこうして親子で全日本にまで行くことができた。まさにミラクル。来年還暦。まだまだ衰えていないという所を見せていきたい。
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