サーファー院長の骨休め

“ビッグマッサータハラ”のライフスタイル

サーファー院長の骨休め 「ヘルニア闘病記 検証」

2023-09-25 | サーファー院長の骨休め by 毎湘通信
「ヘルニア闘病記 検証」                   2023.9月

 東京にオリンピックが来るということになった時、「選手のマッサージをする。」と目標を定め、10年近くそれに懸けてきた。休日は勉強会に参加し、現場でトレーナーの仕事をし、英会話も学んだ。積み上げてきた経験が審査され、採用試験に合格した。しかし、コロナでオリンピックは延期となってしまい、病気療養中だった父が他界し、悲しむ母と向き合った。一年後、選手村でオリンピック選手をマッサージするという夢が実現した。

 父の一周忌が終わった頃、長い間オリンピックのため封印していたサーファーとしての情熱が沸き上がってきた。「また大会に出たい。」10年振りにエントリーしたのは、夏の終わりだった。開催まで2か月余り、休日や仕事前に練習した。久々に燃えるものがあり、最初のうちは順調だったが、練習量が増えたことと仕事の忙しさも相まって腰に痛みを感じた。大会が迫る中無理をしてしまい悪化した。結局大会はキャンセルしてしまったが、開催地が好きな波の立つ福井県だったので、秋の日本海も見たかったし、温泉でも入って療養しようと強行した。長時間の運転でダメを押し、現地では歩くことすらままならなくなり、帰ってきたその3日後に入院、手術することになってしまった。この何年か色々なことがあった。疲労も顧みず結果的にオーバーワークとなり、それが病を起こすきっかけになってしまった。

 サーフィンは背腰部への負担が大きい。自分自身股関節を取り巻く筋力や脊柱を安定させる能力の弱化などを専門家に指摘されていたので、助言を請いながらトレーニングしてきたつもりだった。オーバーワークや体のケアが反省すべき問題なのか。

 自分の腰痛がなぜ起こるのか。そのメカニズムが知りたい。腰を患った19歳にしてこの学問を真剣に学ぼうと思ったのではないか。それがいつしか人の体を治すことに焦点が移り、人の体を診ながら自分の体探しをし、自分の身を持って研究をし続けている。自分を客観視することは難しい。



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