ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

富士山登山ルート3776

2023年07月29日 13時38分08秒 | 日記
海から富士山に登るルートを探していたら、富士市が富士山登山ルート3776を設定しているのを見つけた。海抜0mから4日間で富士山の剣ヶ峰に登るもので、1日当たりにすると大したことはない。ただ、問題は日々の最高気温が35度を超え、熱中症警戒警報が出ている状態なので、それをどうするかである。それで、少なくとも初日は夜間に歩くことにした。
7月22日(火)午後6時に、起点の「ふじのくに田子の浦みなと公園」(長いなー)に着く。展望施設の「ふじさんドラゴンタワー」が目につく。早速登ってみる。眼下には田子の浦港も見えて景色が良い。富士山はタワーに登らなくとも見えるのだが、ということはさておき、田子の浦から見る富士は左右非対称なことに気づいた。左側は最高地点の剣ヶ峰まで急峻であり、右側は中腹の宝永山までなだらかである。公園の中央付近に「起点」があるのだが、海面よりは数メートルは高く、海抜0mの出発地点には、あまりふさわしくないので、海抜0mを求めて海の方に向かうと、百人一首でなじみの深い「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける」の歌碑がある。その先に海岸があるのだが、消波ブロックが並んでいて、海面には行けそうにない。理屈をこねれば、海面が海抜0mというわけでもない。確かに近隣の海の平均水面が海抜0mという定義にはなっているようだが、実際には神奈川県三浦半島の油壷の海面を日本の高さの基準にしているようだ。温暖化で海面上昇も言われているので、富士山の標高3776mも、もう変わっているかもしれない、なだと余計なことを考えているうちに、太陽が雲の中に沈み、出発する。
ふじのくに田子の浦みなと公園
(左に富士山(公園のものではない)、中央は山辺赤人歌碑、右にドラゴンタワー)
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