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FC東京好き(サッカー&バレー)の元雑誌編集者で現在はテレビ番組記者。仕事よりも東京優先なライフスタイル謳歌中。

迷走そして悲劇

2010-12-09 23:55:43 | 女よりも仕事よりも…
なかなか京都戦後の心境だとか書く気にもなれなかったが、ようやく落ち着いてきた頃合いなので雑感でも。
さすがに降格が決まった翌日の日曜以降も、なかなか現実を受け入れがたく週明けからの仕事もまともに集中できないかも…なんて思ってましたが、12月ということで意外と仕事も忙しく、月曜からは東京のことを考える余裕すらないくらい仕事量があったので、それはそれで一端降格という現実をリセットできたことはよかったかな。
ただこの2010年12月4日は今まで東京を観てきたなかでも、忘れられない1日になるんだろうな。降格が決まった悲しみというよりも、京都を相手に完全に自分たちのプレッシャーの重圧に負けて、あまりにヒドい試合内容だったせいか、自然と涙とかも出なかった。ただ山形戦に続き京都とこの2試合は、プレッシャーという鎖に全身を縛られたように、まるで選手が躍動することはなかった。この日も試合前の会場入りで、選手バスをサポが大声援で迎えたことすらプレッシャーの足かせになったのか、と思うと心中も複雑になる。
新聞紙上では「慢心」という言葉で降格の要因をあげているが、東京の選手、ファンなら誰だって落ちるなんて考えはまったく持ってない。ただその慢心がリーグ終盤になってからよりもリーグ前半、あるいは中盤くらいからずっと消えなかったことのほうに問題があったのではないか。リーグ前半、結果が出なくてもずっと試合後の選手からは「この戦いを続けていけば結果は出る」だとか「次の試合に向けて切り替える」などの言葉をあまりにも多く耳にしたのは、いささか疑問に感じてはいた。勝てるゲームを引き分けだったり、負けたのに、またそれかよっていう感じでしたからね。結局は12あった引き分けをどれか1試合でも勝ちに出来ていれば、降格してなかった数字上での成績…「慢心」という言葉は決して妥当ではないだろうけど、あまりにも前半戦の成績を「決して悪くなかった」というようなニュアンスで誰もがとらえていたために招いた悲劇でもあるように感じました。
来季に向けては今後の選手間の移籍でだいぶ編成も変わってくるんだろうけど、個人的にはJ2でも応援する気持ちは変わらないので、あれだけ充実した選手層でも4位だった千葉のような成績だけには絶対になってほしくない、というのが今現在の来季への願望ですかね。