チャレンジリーグなら上位争い

前日の試合でパナ相手にいい勝負をした大分三好と東レに完敗した東京では、正直この日もヤバいのでは、と戦前は思っていましたが、なんとか東京が勝利。しかし両チームともミスが目立ち、第１試合の「東レ×パナソニック」戦のクオリティの高さに比べるとどうしても見劣りしてしまった。
どのセットも序盤を優位に進めていた東京が終盤に大分に追い詰められる展開が３セット続き、なんとか東京が第２、第３セットをものにする。第２セットは大量得点差を終盤で一気に追い詰めた大分に勢いがあるかと思われたが、ジュースの末なんとか奪えたからよかったものの、あのヒヤヒヤ感というか、焦燥感というのはなんとも言いきれないもどかしさだった。大分にならもっと圧倒して勝ってほしいという願望と、まだ１勝しかしていない今のチーム状況を顧みるならば、この試合が低レベルなものになるのも致しかたない。
この試合のスタッツを見ると、今までの東京では考えられないようなブロックでの２０ポイントが際立っている。それぞれが７ポイントを取ったブリンクスと前田は本当にこの日は当たっていた。しかしそれでいて相手を圧倒できないのが今のチームの現状でもある。この試合でもあいかわらずミスが多く“相手のミス”によるポイントは大分のが上。つまり東京のほうがミスが多かったわけだ。少しでもミスを減らさないと大分以外のチームにはまず通用しないでしょうね。
そして次の対戦相手は豊田合成。一時は８連勝して首位に立ったが現在４連敗中の９勝７敗で４位にまで順位を落としている。おそらく向こうは次の試合で連敗を止められると思っていることでしょう。そんな相手にこの日の勝利で多少は勢いづいた東京にも付け入る隙はあるはず。大分以外のチームに勝ったときが本当のプレミアリーグ初勝利だと自分は思っています。ここは意地を見せて合成にさらに連敗してもらいましょう。