西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開137日目

2017-02-27 16:05:45 | 石木ダム
午前9時35分、ダム事務所職員と業者は、2台の公用車でゲート前にやって来た。



所長はすぐに「被害状況と妨害状況の確認に来ました。」と言った。

先週木曜日の夕方、人気が少ないのを見計らって現場に入った職員と業者に、地権者のみなさんが激しく抗議されたことは聞いていたが、そのことが被害なのだろうか?
2017.2.27ゲート前


おかしくはないか?
被害というなら、50年もダム建設に翻弄され続けている地権者のみなさんこそが被害者ではないのか?



何度、県や佐世保市に申し入れてもけんもほろろの対応でしかなかったではないか。

亡くなられたⅠさんのおばあちゃんやKさんのおばあちゃん、現在は入院中のNさんのおばあちゃんも知事との面会を求めて、県庁の廊下に座り込まれたが、会うことはかなわなかった。



地権者のみなさんは、ただダム建設反対だけを言ってこられた訳ではない。

ダムに代わる代替案の提示もされてきたが、県も佐世保市も一顧だにしなかったのだ。



そして、国が「事業認定」をしたことで「国からお墨付きを貰った事業」として、これまで付替え道路の工事を続けてきたのだ。

いったいどちらが被害者なのか? 

地権者のみなさんは、「石木ダム建設が中止になるまで命を懸けて闘う」と言われている。生半可な気持ちで反対をされているわけではないのだ。

県も佐世保市もよく考えてほしい。 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。