西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開6日目

2015-05-25 19:49:37 | 石木ダム
今日は歩いてやってきた。



ダム事務所の所長を先頭に、県の職員8名、業者10名、ガードマン3名の計21名からなる大部隊がである。

ゲート前で待ち受けた私たちは15人ほど。
いつもと同じく、無言で後ろを向きプラカードを掲げるだけだ。



去年8月、県はゲート前で座り込みを続けていた地権者・支援者23人について仮処分申請を行い、このうち特定された16人が処分を受けた。今年3月のことだ。

明らかに権力を持つものが力のないものを訴えた「スラップ訴訟」と言われるものだ。

そして処分を受けたほとんどの者が世帯主である。

だから今回の行動は、残った女たちを中心に闘われている。
なにも特別な人たちではなく普通のおばちゃんたちだ。

しかし、このおばちゃんたちがすごいのだ。




ダム事務所の所長は、いつもと同じように「通路を開けて下さい。みなさん何か言って下さい。」を繰り返す。
「16名の方については、妨害してはならないとの司法の判断がでました。みなさん方についても同じことだと思っています。」
「知事に言いたいことがあれば私に言って下さい。知事に伝えますので。」

みんな無言。

30年以上にわたって県からの圧力に耐えてきた人たちの団結力の強さ。すばらしい。


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