西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

痛快!真奈木節

2014-03-14 21:04:27 | 石木ダム
先月(2月)21日、石木ダム対策弁護団、絶対反対同盟、石木ダム建設に反対している長崎県内の4つの市民団体とで佐世保市長あてに「公開質問状」を提出し、回答を求めていた。

その回答が3月7日に送られてきたのだが、まあ、長崎県が出した木で鼻をくくったような回答よりは幾分か丁寧ではあるけれど、何の中身もない答えにもならない回答書だった。

そこで、弁護団と反対同盟、県内4団体とで佐世保市水道局へまともな回答を求めて出かけてきた。



弁護団11名と地権者・支援者合わせて50名ほどが水道局4階の会議室で対峙した。

今年1月に就任したばかりの佐世保市の新水道局長も出席した。これまで私たちの申し入れには水道局長は1度も出席したことはなかったから、そういう意味ではこれまでとは違う対応だった。



諫早湾干拓の訴訟団の弁護団長である真奈木弁護士が、石木ダム問題でも弁護団長を務めて下さるのだ。



冒頭、新水同局長が挨拶をし、佐世保市水道の歴史を話し始めると、「それは回答書に書いてあるから話さなくていい。それより佐世保市の回答がどうして正しいのか具体的な数字を上げて論証して欲しい。」と、ぴしゃり。

新局長は、「認定庁に提出した資料を見ていただければ、、、。」と繰り返し、結局具体的な水使用量の数字などには答えずじまい。

また、工業用水が急激に伸びる水需要予測になっていることについても、SSK(佐世保重工業)の艦船修理の際に使用する水の量を、水道局職員が「自分の判断で数字を出した。」と発言するなど、あっと驚く裏事情も判明した。

論理的に、また弁護士らしくねちっこく追及される真奈木弁護士、さすがと言うほかはない。

最後に、反対同盟と支援者たちとで作り上げたブックレット「小さなダムの大きな闘い」を、水道局長に贈呈し今日の話し合いを終えた。





しかし、私たちが出した質問には一つも答えてもらっていないので、また来月11日に佐世保水道局で話し合いを持つことになった。

来月11日、みなさん方も傍聴にいらっしゃいませんか?

真奈木弁護士の語り口、追求のやり方は一見の価値ありですよ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。