西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開3日目

2015-05-21 20:01:52 | 石木ダム
今日の県は朝から気合が入っているようだ。

午前7時半、こうばるへ向かう道路際の高台にあるダム建設用プレハブの前には、車が数台止まり人影が見えた。

工事が再開となってから今日で3日目だが、こんなことは初めてだ。

本年土中に「付け替え道路」工事に着工できなければ、国から付けて貰った1億7300万の予算を返さなければならなくなる。そうしないためには、何が何でも道路工事を始めなければならないのだ。

県は焦っているに違いない。





午前9時半、いつもは別々にやって来るダム事務所の所長と河川課企画監が揃ってやってきた。
所長は「またやって来ました。ここは県の土地です。中へ入れて下さい。みなさん方がやられていることは妨害行為です。お願いします。」と言う。



そうすると後ろに控えている職員と業者が声をそろえて「お願いします。」と言う。

小学校の劇の発表会のようで噴出しそうになるけれど、みんな黙ってプラカードを出し続ける。

「付替え道路工事」というけれど「石木ダム」のための「付替え道路工事」なのだ。

企画監はプラカードを出し続けている一人ひとりの傍に来て、「お願いします。」と大声で言う。
連日、テンション高いな~。

「また来ます。」と県職員10名、業者5名の所長ご一行は帰って行った。


また来ますと言って帰ったものの、午後1時になっても、2時になってもやって来ない。

偵察隊なのか、県職員が乗った軽自動車がゲート前に待機している私たちの前を行ったりきたりしている。



午後3時、車8台が到着。

ひょっとしたらこじ開けてでも入るつもりだろうか…。

しかし、前3台の車から所長以下12人がやって来ただけで、業者は車の中で待機している。
今回も朝と同様にお願いを繰り返しただけで、20分ほどいて帰って行った。



所長はマスコミに「知事からお願いをするようにと言われている」と言ったそうだが、後ろに控えている職員はビデオカメラでずっと私たちを撮り続けている。





監視カメラも作動しているし、また私たちを訴えるつもりなのかな?





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