私は高杉良や池井戸潤の企業小説・経済小説を好んで読んでいます。 本書を「少数株主」について興味を抱き購入し読みました。
非上場の少数株主の冷遇?少数株主の株価?等々の問題点を豪腕弁護士木本とエリート経営者高野の登場人物によって少数株主の持ち株価が二足三文の「紙屑」となったり(株価の凍結)、20倍の価値に跳ね上がったり(1株当たりのB/Sから算出される純資産額)、それを是正するための立法や会社設立など面白く勉強しながら読みました。
「資本」と「経営」の分離というか、不特定多数の人々から資金を集め、その資金をもって経営をする専門家によって事業が進行していく、その成果(利益)を配当するのが経済原則だと思う。
その流れの中で、少数の株主が非上場では若干「店頭売買」の方法がありますが、現金化する道がない。株価を評価される場がない。と勉強しました。
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