Jii-Jiiの日記

人気のテレビ番組を見たり、書籍を読んだり、マイカーを利用して妻の買い物や定例の病院通いをしたり、日常の事を備忘録として

「株価暴落」池井戸潤著を読んで

2014-11-02 14:32:11 | 書籍
白水銀行審査部板東調査役と企画部二戸次長 巨大スーパー一風堂財務部長 友部勇作 安岡商店店主の子 犬鳴黄 警視庁一課 野猿刑事等々がボクの印象に残る登場人物です。

一代で一風堂を巨大スーパーに仕上げた創業者風間会長は、連続爆破事件で株価は大暴落・業績低迷、その立て直しのため巨額な支援要請をしました。

その案件(与信判断)について、板東調査役と二戸次長との考え方が、第5章与信判断で描かれています。

ボクは

風間会長の「過去のことしか評価をしないからな、銀行さんは。ああ硬い、硬い」の言葉に対し、
坂東は「二戸とは立場が違います。二戸は、当行の決算のことを心配している。もし御社に万一の事があれば、当行が血を流すことになる。二戸が心配しているのはまさにその点です。私が考えているには純粋に、支援すべきかどうかです。問題を先送りのために支援を継続するという時代ではないんですよ」という。

ボクは板東調査役の考え方を支持したいと考えます。