美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

お誕生日から

2020-10-15 13:53:56 | 


10月1日は、夫の73才のお誕生日です。

面会がオンラインになっていたのですが、10月1日から対面の面会ができることになり、それはとてもうれしいお誕生日プレゼントになりました。

お誕生日カードを買って、妹たち夫婦も買ってくれて、久しぶりの面会を楽しみに行きました。

夫は、この頃怒っているのか、面会の間、目をつむっていることが多くなりました。

たぶん、家に帰られないこととか、面会の回数が少ないこととか、オンライン面会が気に入らないとか、理由はいろいろあると思いますが、気に入らないことがあるのは確かです。

怒っているときは、私に当たります。気に入らないことは、きっと私が悪いのだと思うのでしょう。それは、当然のことと思います。

今回のお誕生日も、目をつむっている時間が長く、声も出しません。

私と妹は、自分たちの持っていったカードを見せながら、小さな声で、「Happy birthday to you」と歌いました。

私たちの持って行ったカードは、どちらもメロディ付きなので、それを聞かせてあげました。



そうすると、目はつむったままなのですが、車いすの腕木を動く手でたたいています。まるでピアノを弾いているような感じです。

妹も私もそれを見て大喜び、きっと夫も嬉しかったのでしょうね。

そんなお誕生日を過ごした後、私は夫の成年後見人なので、家庭裁判所に15日までに、後見書類を出さなくてはならず、忙しくしていました。

次の面会は、11日です。10日の夕方、施設から電話があり、微熱があるので、明日の面会は、オンラインにします、といわれました。37、5度くらいの熱なので、様子を見るそうです。

11日は、熱のせいか、ぼんやりしていて、あまり元気がありませんでした。心配しながら、早く元気になりますようにと、思っていました。

12日の朝、施設から電話があり、熱が下がらないので、病院で受診しますとのこと、そして、入院することになったので、来てくださいと、いわれました。

気管支系の肺炎になりかけているとのことでした。1週間くらいの入院になるでしょう、といわれました。

病院で、久しぶりに近くにいられたので、手をずっと握っていました。夫も手を握っていてくれました。

まり心配しなくてもよいそうですが、以前倒れた時の救急の先生のお話を思い出します。

「肺炎になり、それが治っても、また肺炎になって、その繰り返しで、最期を迎えるでしょう」といわれたのです。

これからの最後の時間を、できるだけ元気で、笑いながら二人で一緒に過ごせたらいいのにと、思っています。



コメント (4)
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