美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

夫の思い出

2023-04-06 13:28:28 | 
夫が亡くなって、7か月たちました。今は、夫のことを思うとき、夫の姿は、生きているときのままに見えるのですが、でも、やっぱり肉がないし、心の動きが分かる目の表情はないのです。それはとても寂しいことです。

何か夫のことを思い出して、書いてみたいと思います。夫が、動いていた時、話していた時、面白かったことや、つまらなかったことなど、書いてみようと思います。

夫が倒れるまで、私たちは、夜10時ころに住宅街の中を歩いていました。その日は、寒かったのでしょう、私は、真っ白の綿入れのブルゾンとパンツをはいていました。

夫が後ろから私に追いついて、「あなたは、白い夜の蝶みたいだね」といいました。

なるほど、私は運動が苦手なのでしっかりとした歩き方ではなく、ひらひらと歩いていたのでしょう。白い夜の蝶というのは、とてもよく表した言い方だったと思います。

白い夜の蝶は、ちゃんとした目的も持たず、周りを見ながら、何かを探していたのかもしれません。

夫は、とても面白い言葉を使うことがありました。大学の卒論は、「永井荷風」で、若いころは小説も読んでいました。中年になってから、小説は読まなくなり、哲学書や歴史書、政治や経済の記事などを読んでいましたけれど。

私はその時のことをよく覚えていて、自分が、白い怪しげな蝶になった気分で、面白がっていました。

夫は、人をほめるのが上手で、私はほめられ過ぎかもしれません。

下の写真は、歩いているとき、イルミネーションをしている家があり、とてもきれいだったので、三脚を持っていき写させてもらった写真です。このころは、イルミネーションをしているお宅がたくさんありました。これは、2005年のクリスマスのころの写真です。3件のお宅で連続して、イルミネーションをしてあります。


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2 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2023-04-06 19:43:42
やさしいご主人だったんですね。亡くなられて七ヶ月とは、まだ七ヶ月なのですね。最近は、私の友人もご主人を亡くされる方が多くなりました。ご主人との楽しい思い出が伝わってくる文章を読ませていただきましてありがとうございました。
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suisenさんへ (beautiful-sunset)
2023-04-06 20:00:34
コメントありがとうございました。

夫とは、意識が通じ合っていたと思います。夫といると、構えることなく、自然に自分でいられるという気がしていました。言葉が分かりあえるという感じです。

でも、亡くなる頃は、施設にいましたから、会うこともできず、最後のころにちょっと会ったという感じです。寂しい別れだったと思います。

元気だったころに、たくさんのことをして、たくさん話して、私は自分が幸せだったと思っています。

いろいろなことを書いて、自分のことを表せるとよいですね。ブログを楽しんでいきましょう。
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