美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

素敵なマイバッグ

2020-07-03 20:47:52 | 私の日々

毎月1回、病院で血液検査を受けて受診し、薬局でお薬をもらいます。6月は23日に行きました。

薬局で、お薬をもらった時、「来月からは、ビニールバッグを差し上げられなくなります。1枚5円で買っていただくか、自分でバッグを持ってきてください」と言われました。

レジ袋の有料化は知っていましたが、食料品や日用品の一部は、生協の個配を利用しているため、あまり切実には思っていませんでした。以前から、有料のお店もあり、いつもレジ袋を持参していました。

ところがお薬の袋も有料になるのなら、何か袋を準備しようと思い始めました。


妹にその話をすると、洋裁が得意な妹が、「マイバッグを作ろう」と言いました。二人で手芸品のお店に行って布を選びました。この頃は、バッグを作る人が多いので、バッグ用の布がたくさん置いてあります。


赤の花柄は私用、ブルーは母と妹用です。私は大1、中1、小2個です。小は一つはお薬用、もう一つはバッグに常時入れておきます。まとまった買い物のとき用に大と中は、車の中に入れておきます。


ブルーの小は母のお薬用です。妹は大、小を一つずつ、これは袋作成代として、プレゼントしました。ちょっとお安い作成代ですが。


海にプラスチックごみが流れていき、海が汚染され、生き物たちにも影響を与えています。プラスチックごみを少しでも減らして、地球や生き物たちを守れればいいと思います。

マイバックを作ることくらいで、大した役には立たないでしょうが、何もしないよりはましかな、と思います。


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「復讐には天使の優しさを」

2020-07-03 14:09:18 | 本・映画

アイザック・ディネーセンの「復讐には天使の優しさを」を読みました。

アイザック・ディネーセンは、20世紀のデンマークの作家です。本名はカレン・ブリクセンで女性ですが、アイザック・ディネーセンという男性のペンネームでも小説を発表しました。

「アフリカの日々」という、アフリカでの自分の人生を描いた小説や、「七つのゴシック物語」のドラマチックな小説等で知られていますが、「復讐には天使の優しさを」は、二人の少女の不幸な境遇への転落から、自分たちの力でそれを乗り越える物語です。

少女小説というジャンルの物語で、人は天使の心を持っていれば、悪に打ち勝つというお話ですが、そのドラマチックな展開や、清純な美しい少女たちや悪人たちの存在感にドキドキします。

この小説が発表されたころのデンマークは、ナチスの占領下にあり、人々は重苦しい思いでいたそうです。そこに、この善は悪に勝つのだという、美しい少女たちが幸せになるのだという物語は、人々の心を慰めたそうです。

私は、ディネーセンの小説を30年くらい前に読んだのですが、この頃、また読んでみたいと思い、再読しました。

主人公の二人の少女の性格はまるで違い、天使の心を持ったルーカンと、様々な状況に動かされて戦ったり感動したりするゾジーヌとが、二人で力を合わせていくのですが、私は天使の心のルーカンよりも、生き生きと感じやすいゾジーヌのほうが好きでした。

お話の面白さや登場人物の存在感などは、カレン・ブリクセンの研ぎ澄まされた知性や豊かな人生などから生まれているのだと思います。読んで、わくわくドキドキ、そんな面白い小説でした。

「アフリカの日々」や「七つのゴシック物語」も再読したいと思います。


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