言の葉収集

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いろいろ気ままに書きたいと思っています。

超合理主義

2008-03-26 23:00:07 | ニュース
今日の日経新聞33面「消費超流」では、若者の消費動向について書かれていた。

今の若者は自分で調べたり、試したりするものを嫌う。と分析している。

「この旅は何に感動できますか」

大真面目に海外旅行ガイドに尋ねる若者。
旅、クルマ、酒、かつて若者が牽引した消費市場は、二十代が距離を置きつつあると言い、
海外旅行者数は、1996年の463万人から、2006年では298万人の35.7%減。
乗用車保有者数は、1995年の81%から2005年には74%にダウン。
家計調査では2006年の34歳以下の単身男性の酒への支出額は4年前より26%も減少したらしい。

ただ、二十歳代の消費者は単にケチではなく、「不況下で育ち、超合理主義的な感覚を身につけただけ」と分析している。
「外す」こと、すなわち失敗やがっかりすることを極端に嫌うのが特徴と書かれている。

なるほど。分かるような気がする。
彼らは欲しいものは手に入れる。決して消費を控えて預貯金や投資に廻している訳ではない。
私たちより高価な車や時計を持っている20代も決して珍しくない。しかし収入が我々世代より多いわけではない。
長期のローンと引き換えに自分の欲求を満たしている猛者もいる。
自分を満足させるリスクの少ない取引には、むしろ積極的なのではないだろうか。

売り手もいろいろと考えていかないと化石になってしまう。

「リスクより、若年寄はクスリ買い」

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