言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

裸でも生きる

2009-10-17 21:12:56 | 読書
裸でも生きる

知人のブログに紹介されていて気になった本。

余程の事がない限り本の購入は迷わないことにしている。
それは今までの結果がほとんど「吉」と出ているからだ。経験が背中を押してくれる。

そして今回も間違いなかった。

この著者、すごい…。
すごすぎる。

倒れながら、踏まれながら、立ち向かっていく。
しかも泣きながら、「もうダメだ」とあきらめながら、挫折しながら、また立ち上がっていく姿は「感動」という言葉だけでは言い表せない。

小学校ではいじめによる不登校。中学時代はその反動で不良になって大荒れ。そして柔道と出会い、高校では関東大会で準優勝、全国でも7位になる。そして今度は猛勉強の末「無理だ」と言われた慶應大学へ…。
波乱万丈の学生生活の締めくくりは「開発学」と出会い、発展途上国の格差問題に使命を感じ、のめり込んでいく。
それは大学の面接官に言われたひと言が大きかった。

「あなたは政治家になって日本の教育を変えたいと言いますが、世界には学校に行きたくても行けない子や、もっともっと助けを求めている人たちがたくさんいるのに、あなたはどうして国内にしか目を向けないのですか」

アジア 最貧国

と検索したら、「バングラデシュ」と出た。
そして彼女は単身バングラディシュに向かう。

あまり書くと叱られるからこの辺にしておこう(笑)
それにしてもぐんぐん引き込まれる本です。もちろん裸でも生きる2も買いました。

「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」

毎日必死で生きているバングラディシュのみんながそう問いかけてくると書いてあった。
説得力あるなあ。

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