馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

第171回 芥川賞受賞作 「サンショウウオの四十九日・朝比奈秋・・・読了     

2024-09-04 13:15:40 | 日々・・・戯言・妄言記
本来ならふたりの人として生まれて来るべきな胎児が、様々な原因で体を部分的に共有して生まれてくる
状態を、結合双生児と言うそうだ。分離手術を行なった事例も、シャム双生児なる言葉と共に、いくつか
記憶に残っている。本作の主人公は、ひとつの人体を共有する、ふたりの姉妹で、ふたつの人体の左右が
ほぼ正中線で結合されて、一見するとひとつの人体に見えるが、姉妹と言えど微妙に細部が変わっていて
面長な左顔と丸い右顔はずれて歪んで見える・・・らしい。人格もふたつあって趣味嗜好の違いも顕著で
異性への嗜好では一方が溺愛でも他方にとっては耐え難い凌辱・・・となる。寝るのも、ふたり別々だし

着想はとても面白いと思ったが、結末の部分があやふやになってしまった。あくまでも私の感覚での感想
である。生まれ出た左半身と右半身とそれぞれの人格・意思と、生まれなかった右半身と左半身の存在は
・・・何処へ行った? 生まれなかった人型は、人格や意思を持っていたのか? 瑣末な事が気になった 



夏雲が浮く晴れ空、木陰の北風は涼しく、 気温23〜30℃。 午後1時の気温28.8℃、湿度は66%
昨日の午後は急転直下の本降りの雨で散歩の出鼻を挫かれ挫折したが、本日は新喫茶多摩川・五本松公園
まで散策に出掛けた。昨夜は新居でも虫の声がして、五本松の辺りでも虫が鳴いて、少しだけ秋の気分に
(2・154)36.5℃(79〜122)
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