三丁目の夕日の乗車記

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羽田空港〜相模大野線乗車記

2020-03-05 21:45:00 | 神奈川中央交通
毎度ご覧頂きありがとうございます!!
今回は神奈川中央交通東と京浜急行バスが共同運航する形で相模大野・町田エリアと羽田空港の間を運行している「羽田空港リムジンバス」に乗車してきましたのでレポします。

乗車便データ
神奈川中央交通東(京急との共同運行)
相模大野立体駐車場5時15分発
羽田空港国際線ターミナル7時5分着

ここは
相模大野立体駐車場
です。
今回、乗車するリムジンバスは相模大野駅では駅前にある北口バスターミナルと駅から少し離れた所にある立体駐車場の2カ所で発着しています。
バスは立体駐車場を発車してから駅前を通り羽田空港方面に向かって走行していくので、駅前のバス停からではなく始発バス停でもある立体駐車場までやって来て乗車する事にしました。

ここ、相模大野立体駐車場は小田急線相模大野駅から徒歩約5分の位置にある相模原市営の立体駐車場です。
駅前ではないものの、相模女子大学グリーンホールや相模大野中央公園などが隣接している立地となっています。
また、大型商業施設である伊勢丹相模原店が隣接している場所で営業していましたが、こちらは2019年9月に惜しまれつつ閉店してしまっています。
地図にも伊勢丹があった場所にはテープが貼られていますね…


この相模大野立体駐車場は屋上階である6階から地下1階までの7階建ての建物です。
そのうち1階部分にはバスやタクシーの乗り場である「交通施設広場」が配置されていて、それ以外の階は四輪車や二輪車用の駐車場となっています。
1階の「交通施設広場」にはバス乗り場やタクシー乗り場、タクシーの待機場やお手洗など高速バスやリムジンバスなどが発着するバスターミナルとしての設備が用意されています。
特にバス乗降場に関しては全部で7バース分用意されていますが、実際に乗り場として使用しているのは4バースのみで他のバースは待機場などとして使用されています。


また、「交通施設広場」の入口付近にはリムジンバスのバス待合所が設置されています。
待合所の利用可能時間は朝4時20分〜夜21時30分で、羽田空港リムジンバスの発車時刻に合わせた時間となっています。
また、「神奈中 羽田・成田空港行バス待合所」という名前が付いていますが路線バスの利用者も待合所を利用する事が出来ます。

待合所の中には椅子や時計などが設置されています。
寒さが厳しい冬の時期の早朝・深夜便を利用する時には有難い冷暖房完備となっているので、バスの発車時間まで快適に過ごすことが出来ます。発車時間まで少し時間があるので待合所の中に掲示されている時刻表を見ておきましょう…
相模大野立体駐車場には羽田空港、成田空港行きのリムジンバス2路線と千葉県木更津市にある三井アウトレットパーク木更津・木更津駅行きのアクアラインバスの計3路線が発着しています。(路線バスを除く)
その3路線の中でも羽田空港行きは運行本数が最も多く1日26便(羽田空港発は34便)運行されています。
そのうち半分以上の便が東急田園都市線の駅である南町田グランベリーパーク駅を経由するルートで運行されています。
また、深夜時間帯に羽田空港を発車する3本に関しては相模大野立体駐車場を経由しないルートで運行されています。
そして、今回乗車する便は相模大野立体駐車場5時15分発の羽田空港国際線ターミナル行きです。
立体駐車場を発車すると相模大野駅、町田バスセンター、南町田グランベリーパーク駅の3か所で乗車扱いを行い、羽田空港内では第1ターミナル、第2ターミナル、国際線ターミナルの順で降車扱いを行います。
リムジンバスは航空機の発着時刻などに合わせて基本的に毎時1〜2本運行されていますが、5時台に相模大野立体駐車場を発車する便は15分間隔で4便運行されています。
これは1時間辺りの本数としては最多で、羽田空港リムジンバスの「ラッシュ時間帯」と言えると思います。
そんな早朝のラッシュ時間帯に運行される便に乗車して利用率を調査するため、夜も更けていない時間の立体駐車場にやってきた訳です。
発車時刻が近づいてきたので待合所を出て乗り場に向かいます。
相模大野立体駐車場でのリムジンバスの乗り場は待合所に近い1番のりばとなっています。
ちなみに羽田空港行きのリムジンバスは予約制となっているので、乗車する際は前日の19時までに予約を済ませる必要があります。
(空席がある場合は予約無しでも乗車可)そして、発車時刻の10分前である5時5分乗車する便に充当されるバスがやって来ました。
こちらは相模原営業所所属の「さ855号車」です。
2017年式のエアロエースで、車庫から回送されてきました。
 東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせた五輪ナンバーを装着してます。
ちなみに「羽田空港線」は先述の通り神奈川中央交通東と京浜急行バスが共同運行する形で運行されていますが、京急バス運行便に関しては新子安営業所所属の車両が使用されています。
そんな感じで色々撮影していると発車時刻の5分前である5時10分になり、ドアが開いた後に乗車が始まりました。
私は予約をしていたので乗車する際に乗り場にいる係員の方に名前を告げてから車内に入ります。
運賃前払い制となっているので、乗車する際に運賃を支払います。
ちなみに運賃は1470円で、交通系ICカードのSF残額を使用して支払いをする事も出来ます。
車内は一般的な4列シートで補助席付きとなっています。
また、フリーWiFiが搭載されています。
同じ神奈中リムジンバスの中でも成田空港線で運用される車両には化粧室が設置されていますが、羽田空港線などで運用される車両には設置されていません。

羽田空港行きに関しては予約制となっていますが、座席は指定されていないので空いている座席に着席します。

そして5時15分に定刻通り
相模大野立体駐車場
を発車しました。
乗車扱い開始からポツポツと乗客がやって来て、最終的には5名が相模大野立体駐車場から乗車しました。

バスは相模大野立体駐車場を発車すると駅前へと続くパークサイド通りを走行し、立体駐車場発車から約2分後の5時17分
相模大野駅北口
に到着しました。
相模大野駅北口では7名が乗車しました。

乗車扱いに時間が掛かったため、1分延の5時21分に相模大野駅北口を発車しました。

相模大野駅北口を発車すると駅前のメインストリートでもあるキャンパス通りを走行し、ロビーシティ前交差点を右折して行幸通りに入りました。

乗車した場所である相模大野立体駐車場の横を通過しながらバスは道なりに進んでいきます。

谷口交差点の先の谷口跨線橋で小田急線を越えた直後に、町田バスセンターを5時20分に発車して羽田空港へ向かって走る先行便とすれ違いました。

境川を渡り東京都に入った直後にある原町田橋交差点を左折し、原町田橋で横浜線を越えました。
そして、市立中央図書館前交差点を再び左折し町田駅前のメインストリートである町田駅前通りに入りました。

町田ターミナルの横を通り、5時30分
町田バスセンター
に到着しました。
町田バスセンターでは10名の乗車があり、ここまでの乗客数は合計22名となりました。

そして、5時35分に定刻通り町田バスセンターを発車しました。

町田バスセンターからは先ほど相模大野から町田へと走ってきた道を逆戻りする形で相模大野方面へと進んでいきます。

バスはバスセンター内のアイランド部分を周回する形で転回し、町田駅前通りに復帰しました。

町田ターミナルの横を再び通った先にある市立中央図書館前交差点を右折…

横浜線と小田急線を陸橋で越し、行幸通りと国道16号が交差している谷口陸橋下交差点を左折し国道16号に入りました。

渋滞が多発することで知られている国道16号ですが、早朝時間帯で交通量が少ないこともあって順調に進んでいきます。

南町田北交差点の先の立体交差では側道を通過し、駅前の交差点を右折してバスターミナルに入りました。

そして5時49分
南町田グランベリーパーク駅
に到着しました。
南町田グランベリーパーク駅は2017年7月1日から空港リムジンバス等の乗り入れが開始された比較的新しい停留所で、乗り入れ開始から約3年が経ったいま利用率が気になる所でしたが期待に反して乗車は1名のみでした。

また、これで当便の乗客数が23名で確定しました。
車内を見てみると半分くらいの座席が埋まっている状態になっていました。

最後の乗車扱い停留所である南町田グランベリーパーク駅を5時55分に定刻通り発車し、先程まで走っていた国道16号に復帰しました。

バスは東名高速道路(E1)の横浜町田ICの横を通過し、上川井ICからそのまま保土ヶ谷バイパスに流入しました。

早朝時間帯の交通量が少ない保土ヶ谷バイパスを快走していきます。

また、途中でアットライナーの横浜・新宿行きや相鉄バスの路線車回送などを追い越しました。

その後、狩場本線料金所を通り6時6分狩場ICから首都高狩場線(K3)に入り湾岸線方面へと進んでいきます。

横羽線(K1)とのJCTである石川町ジャンクションを過ぎ、横浜港のシンボルともなっている横浜マリンタワーの横を通過すると狩場線の終点でもある本牧JCTが見えてきました。

そして6時14分本牧JCTから湾岸線(B)に入り、直後にある横浜ベイブリッジを渡りました。

夜明けの横浜の街並みを横目に見ながら、順調に走っていき、6時16分に首都高大黒線(K5)とのJCTである大黒ジャンクションを通過しました。

あまりにも順調に走っているので改めて確認してみると、南町田グランベリーパーク駅を発車したのが5時55分なので約20分で大黒JCTまで辿り着いているという事になります。
ちなみに終点の羽田空港第1ターミナルの乗車便到着予定時刻は6時50分なので、渋滞などにハマらない限り早着しそうですね…

バスは鶴見つばさ橋を渡り、東扇島エリアの工業地帯群の中を進んでいきます。

そして6時24分に首都高川崎線(K6)と東京湾アクアライン(CA)とのJCTである川崎浮島ジャンクションを通過し、多摩川トンネルに入りました。

トンネル内で東京都に入り、6時27分にトンネルを出た直後にある湾岸環八ICで首都高湾岸線から流出しました。

料金所を通過し道なりに進む形でターミナル間を結ぶ循環車線に入り、6時29分に定刻より約21分早く
羽田空港第1ターミナルに到着しました。
第1ターミナルでは10名の乗客が降車し、車内には13名の乗客が残りました。

到着から1分後の6時30分に第1ターミナルを発車し、循環車線を通った後に第3駐車場(P3)の周りをグルっと回るルートで走り6時36分に定刻より約19分早く
羽田空港第2ターミナルに到着しました。
第2ターミナルでは6名の乗客が降車し、車内には7名の乗客が残りました。

6時37分に第2ターミナルを発車し第4駐車場(P4)の周りを再びグルっと回り、第1ターミナルの目の前を通過した後に国内線ターミナルと国際線ターミナルを結ぶ空港アクセス道路に入りました。

そしてA滑走路の下を通る東京国際空港アクセストンネルの中を通過していき、トンネル出口直後にある交差点を左折すると国際線ターミナルの建物が見えてきました。

当ブログをご覧頂いている方の殆どは知っておられると思いますが、羽田空港国際線ターミナルは2020年3月29日の第2ターミナル国際線施設併用開始に合わせて名称が国際線ターミナルから第3ターミナルに変更されます。

その為、京急電鉄空港線と東京モノレール羽田空港線の羽田空港内にある各駅の駅名も変更されるほか、いま乗車しているリムジンバスの停留所名も「羽田空港国際線ターミナル」から「羽田空港第3ターミナル」に変更されます。

そんな、あと少しで名称が変更される
羽田空港国際線ターミナルに定刻より約20分早い6時45分に到着しました。
終点の羽田空港国際線ターミナルでは車内に残っていた7名の乗客が降車しました。
国内線第2ターミナルより国際線ターミナルでの降車の方が多かったのが意外でした。
もうすぐ見納めとなる「羽田空港国際線ターミナル」の表記が書かれたバス停も合わせて記録しておきます…


トランクルームの中に乗客が預けていた荷物を降ろし、車内の点検を終えると直ぐに待機場へ回送されていきました。


無事に全区間完乗する事が出来ましたし、この後に搭乗する予定の航空便の出発時刻の関係もあるので、バスを見送ってから私も他の乗客たちと同じようにバス乗降場からターミナル施設内へと入っていきました。
以上、リムジンバス「羽田空港線」乗車記でした!!