بسم الله الرحمان الرحيم
السلام عليكم
ウスラأُسْرَةٌ(家族)は大切なもの
アーダム(عليه السلام)とハッワーの子孫である人間をアッラーは家族にしないで個々別々の形にすることもおできにになったが、人間への手紙(啓示)で人間には家族が必要であるとお伝えになった
その家族の中にも規則がある
男性に対しての規則と女性に対しての規則と双方に定められた規則があり、遂行すれば天国が約束され、怠れば地獄が用意されているだけではなく、その規則に従うことで家族がうまくいく、その世でもあの世でも幸せになれる
それこそアッラーがくださった英知である
結婚は男性が相手を選ぶときの留意すべきことと女性が相手を選ぶときに留意すべきことがある
女性が男性を選ぶときには大切なことはその男性が
・信仰がしっかりしていること
・性格がいいこと
であり、
男性が女性を選ぶときに大切なことはその女性が
・信仰がしっかりしていること
・性格がいいこと
・女性の家族がしっかりしていること・・子育てをするときその女性の育った環境が影響を与えるから
・家系がいいこと
である
女性が美しいことも選択のひとつではあるが、イスラームではそんなに優先されない
イスラームは離婚は望まないのでアッラーは上記のような規則を設けられた。
離婚する夫婦は、結婚するとき選んだ理由が↑に従っていない場合が多い。
顔だけを見て好きになって結婚している人たちは、自分達がつくる家族が社会の基礎になるものだとわかっていない。男性が夫としてしなければならないことを怠ったり、女性が妻としてすることを怠ったりしたことが離婚の原因になっている。
アッラーがおつくりになった規則は、全ての人間に、また全ての時代に適ったものであり、それに従っていれば天国にいける
男性の義務と権利
女性の義務と権利
どちらも同等なものであり、補完的なものである
お互いがお互いを思いやって生活していくこと、自分が幸せになることよりも相手が幸せになることを望み、結婚とは相手を幸せにすること、イスラーム法の中で、一生懸命相手を満足させることである
イスラーム法に反する(アッラーに背く)ことは、夫婦の間でも、先生、国の首長でも従うことはない
夫に「礼拝するな」とか「外出時にヒジャーブをするな」と言われても従うことはない
結婚は契約。。お互いに共有している権利として
他の女性とは許されないことが妻とはできる
他の男性とは許されないことが夫とはできる
ことなので、夫から望まれたときは、ハイド(生理中)の時以外は、拒まずに応えること
あるサハーバの妻が預言者さま(صلى الله عليه و سلم)に「夫は毎日昼はサウム(断食)をし、夜は礼拝をしている」と訴えにきた。それで預言者さま(صلى الله عليه و سلم)はそのサハーバに「あなたの身体の権利は妻の権利でもあるから↑のイバーダを毎日ではなく一日おきにするように」と言われた。
2代めのカリーファであるウマル・イブン・アル=ハッターブ(رضى الله عنه)にもサハーバの妻が「夫が昼はサウムをして夜は礼拝をしている」と同様に訴えにきたが、ウマル(رضى الله عنه)は「素晴らしいご主人だ」と褒めた。他の人が、彼に「彼女は文句にきているのですよ」と教えてくれたので、預言者さま(صلى الله عليه و سلم)のアドバイスを思い出し、同様のアドバイスを当のサハーバに言われた。
預言者さま(صلى الله عليه و سلم)は夫婦間の楽しみをサダカと譬えられた。妻ではない女性との性交渉はハラームであるが、妻とだったらサワーブ(アッラーからの報奨)があると言われた。
また夫婦は相手が亡くなった場合、遺産相続の権利がある
夫の権利とはすなわち妻の義務である
1.妻は夫に従うこと
女性のイバーダは男性に従っていなかったら受け入れられない(スンナの礼拝やスンナの断食など)→スンナ行為より夫に従うほうがサワーブがあるということ
イスラーム集団にはリーダーが必要であり、リーダーに他のものは従うのが集団としてうまく機能する
サハーバが二人で旅するときでもどちらかをリーダーと決めなさいと預言者さま(صلى الله عليه و سلم)は言われた。
リーダーなしでの集団を認めていないので夫婦・家族という長い時間一緒にすごす集団にはリーダーが必要である
「従う」というのは何でも言ったことにいいなりになるのではなく、決定権を委ねるということである
女性は人生の中で女性にしかできない定められた義務(家を守ることや子育てのこと)があり、その義務の遂行とリーダーであることを同時にはできないことがある
アッラーが男性に命じたのは家族全体の責任を負うことである
女性には出産・子育てという義務があり、それを果たすだけでも女性は日々忙しいので、社会とかかわっていくようになると更に忙しくなってしまう。女性は男性の保護のもとにいる方が心が安らかである
アッラーは男性に「責任感」という感情をお与えになった。そのようにアッラーは男性をそして女性をお創りになった。
アッラーは夫婦の意見が異なる場合は、決定は男性に任せておきなさいと言われた。
男性は家族を扶養する義務があるので、家族の費用は男性がもつ
女性自身の財産やお金は女性のものであるから、家族扶養の費用に充てる義務はない
2.夫婦間の秘密を他人に話さないこと
妻は家を守ることが義務であるので、夫の嫌う人を家に入れてはいけない
また夫婦の間で問題がおこった場合でも、イスラーム法に従って問題解決できる人物以外に話すことは、単なる「愚痴」になるので、気をつけること。相談する相手を吟味すること。相談される相手は夫婦の間を修復することを第一に考える人物でなければならない。
相談する場合も、「私が」「夫が」と人物特定しないで、「こういう人がいて」「こういう場合」と第三者のような言い方で相談するとよい(これは豊田モスクの講師が言ったこと)
3.妻をいちばんきれいな状態でみることは夫の権利であり妻の義務である
4.妻が興味のある男性は夫だけ
(つまりアイドルにうつつを抜かす奥さんはイスラーム的にはNGだということですね。)
5.ベッドを別にしない
カバーイル(大きな罪)
夫と喧嘩して他の部屋で妻が寝るのはハラームであるので、そうしないように気をつけること
アッラーを信じる女の信者は夫が嫌っている人を家に入れることをしません。(禁じられています)
アッラーを信じる女の信者は夫婦間に何事も入れません。
(夫婦の間の問題で誰かにアドバイスをしてもらっても、それが夫婦の間にヒビが入るようなことはいけません)(夫のベッドの誘いは断りません、拒みません)←ベッドを拒んだ妻に天使は朝まで「彼女に呪いがありますように」と言います。
一番よい女性(妻)は夫がみたとき喜びを感じ夫が望んだときそれに従う女性で夫の留守中に自分自身と家を守る女性です。
いい妻になるには
1人間としてよい人であること(男女とも)
《本当にムスリムの男と女、信仰する男と女、献身的な男と女、正直な男と女、堅忍な男と女、謙虚な男と女、施しをする男と女、斎戒(断食)する男と女、貞節な男と女、アッラーを多く唱念する男と女、これらの者のために、アッラーは罪を赦し、偉大な報奨を準備なされる。》
(33-35)
2 天国の女性(フール)の性質はそのまま良い妻の性質である
視線が度を越えない→他の男性をじっと見ない
「天国にいる乙女(フール)」クルアーンでは↓のように書かれている
《قاصرات الطرف》
《眼差しを押さえた(淑やかな)乙女たち》
「カサラقصر(制限する)」「タルフطرف(目)」
彼女達にとっては、彼らが美しいから、自分のパートナーしか目に入らない、彼ら以外を見ない女性たちのこと。
《مقصورات》
《美しい乙女は永遠の天幕に(引き籠る)》(55:72)
「マクスール(制限された)」は受動分詞で、名詞「マクスーラ(仕切り席、私室)」の複数形は「マクスーラートمقصورات」引き篭っているのは、配偶者に首っ引きで貞淑ある(マハスーナート)という意味だそうです。
《عربا أترابا》
《愛しい、同じ年配の者》(56:37)
「ウルブعرب」は「アルブ」(熱愛し)「ウルーブعروب」(汚れていない、純粋な)の複数形。従順で、夫に対してもベールをしているほどの女性だそうです。
《خيرات حسان》
《そこには素晴しく美しい乙女がいる。》(55:70)
「ハイラートخيرات」は「ハイラخيرة(最良の人)の複数形で「ヒサーンحسان」は「ハサナحسن(美しい)」の複数形で、性質・育ち・栄誉などに優れ。顔立ちも美しいもののことです。
参考資料「アル=ジャーラーライン」(中田香織さん訳)「イスラームの天国」(水谷周さん訳) جزاءهما الله خيرا
美を他の人に見せない(夫だけ)→外に行く時だけ着飾って家では構わないのは対極をなす行為である、他の人には飾りはみせない
清いこと
*内側の清さ→他の男性に惹かれないこと 夫に嫉妬しすぎないこと(しすぎるということは夫を信頼していない、安心感をもっていないということであり、すなわち心が汚れている、ということになるから)
*外側の清さ→臭い、変な臭いをさせず、いつもいい匂いでいること、例えば台所での調理した服で臭いをさせたまま、夫を迎えないで、香りのよいきれいな服で迎えるなど、汗臭い場合は、夫の帰る前にシャワーをしてさっぱりしておくなど
総括
1 信仰深い
2 夫に自分からすすんで従う(信頼して愛情から従う)
3 自分と家を守る
アッラーの同意がありますように
والسلام
السلام عليكم
ウスラأُسْرَةٌ(家族)は大切なもの
アーダム(عليه السلام)とハッワーの子孫である人間をアッラーは家族にしないで個々別々の形にすることもおできにになったが、人間への手紙(啓示)で人間には家族が必要であるとお伝えになった
その家族の中にも規則がある
男性に対しての規則と女性に対しての規則と双方に定められた規則があり、遂行すれば天国が約束され、怠れば地獄が用意されているだけではなく、その規則に従うことで家族がうまくいく、その世でもあの世でも幸せになれる
それこそアッラーがくださった英知である
結婚は男性が相手を選ぶときの留意すべきことと女性が相手を選ぶときに留意すべきことがある
女性が男性を選ぶときには大切なことはその男性が
・信仰がしっかりしていること
・性格がいいこと
であり、
男性が女性を選ぶときに大切なことはその女性が
・信仰がしっかりしていること
・性格がいいこと
・女性の家族がしっかりしていること・・子育てをするときその女性の育った環境が影響を与えるから
・家系がいいこと
である
女性が美しいことも選択のひとつではあるが、イスラームではそんなに優先されない
イスラームは離婚は望まないのでアッラーは上記のような規則を設けられた。
離婚する夫婦は、結婚するとき選んだ理由が↑に従っていない場合が多い。
顔だけを見て好きになって結婚している人たちは、自分達がつくる家族が社会の基礎になるものだとわかっていない。男性が夫としてしなければならないことを怠ったり、女性が妻としてすることを怠ったりしたことが離婚の原因になっている。
アッラーがおつくりになった規則は、全ての人間に、また全ての時代に適ったものであり、それに従っていれば天国にいける
男性の義務と権利
女性の義務と権利
どちらも同等なものであり、補完的なものである
お互いがお互いを思いやって生活していくこと、自分が幸せになることよりも相手が幸せになることを望み、結婚とは相手を幸せにすること、イスラーム法の中で、一生懸命相手を満足させることである
イスラーム法に反する(アッラーに背く)ことは、夫婦の間でも、先生、国の首長でも従うことはない
夫に「礼拝するな」とか「外出時にヒジャーブをするな」と言われても従うことはない
結婚は契約。。お互いに共有している権利として
他の女性とは許されないことが妻とはできる
他の男性とは許されないことが夫とはできる
ことなので、夫から望まれたときは、ハイド(生理中)の時以外は、拒まずに応えること
あるサハーバの妻が預言者さま(صلى الله عليه و سلم)に「夫は毎日昼はサウム(断食)をし、夜は礼拝をしている」と訴えにきた。それで預言者さま(صلى الله عليه و سلم)はそのサハーバに「あなたの身体の権利は妻の権利でもあるから↑のイバーダを毎日ではなく一日おきにするように」と言われた。
2代めのカリーファであるウマル・イブン・アル=ハッターブ(رضى الله عنه)にもサハーバの妻が「夫が昼はサウムをして夜は礼拝をしている」と同様に訴えにきたが、ウマル(رضى الله عنه)は「素晴らしいご主人だ」と褒めた。他の人が、彼に「彼女は文句にきているのですよ」と教えてくれたので、預言者さま(صلى الله عليه و سلم)のアドバイスを思い出し、同様のアドバイスを当のサハーバに言われた。
預言者さま(صلى الله عليه و سلم)は夫婦間の楽しみをサダカと譬えられた。妻ではない女性との性交渉はハラームであるが、妻とだったらサワーブ(アッラーからの報奨)があると言われた。
また夫婦は相手が亡くなった場合、遺産相続の権利がある
夫の権利とはすなわち妻の義務である
1.妻は夫に従うこと
女性のイバーダは男性に従っていなかったら受け入れられない(スンナの礼拝やスンナの断食など)→スンナ行為より夫に従うほうがサワーブがあるということ
イスラーム集団にはリーダーが必要であり、リーダーに他のものは従うのが集団としてうまく機能する
サハーバが二人で旅するときでもどちらかをリーダーと決めなさいと預言者さま(صلى الله عليه و سلم)は言われた。
リーダーなしでの集団を認めていないので夫婦・家族という長い時間一緒にすごす集団にはリーダーが必要である
「従う」というのは何でも言ったことにいいなりになるのではなく、決定権を委ねるということである
女性は人生の中で女性にしかできない定められた義務(家を守ることや子育てのこと)があり、その義務の遂行とリーダーであることを同時にはできないことがある
アッラーが男性に命じたのは家族全体の責任を負うことである
女性には出産・子育てという義務があり、それを果たすだけでも女性は日々忙しいので、社会とかかわっていくようになると更に忙しくなってしまう。女性は男性の保護のもとにいる方が心が安らかである
アッラーは男性に「責任感」という感情をお与えになった。そのようにアッラーは男性をそして女性をお創りになった。
アッラーは夫婦の意見が異なる場合は、決定は男性に任せておきなさいと言われた。
男性は家族を扶養する義務があるので、家族の費用は男性がもつ
女性自身の財産やお金は女性のものであるから、家族扶養の費用に充てる義務はない
2.夫婦間の秘密を他人に話さないこと
妻は家を守ることが義務であるので、夫の嫌う人を家に入れてはいけない
また夫婦の間で問題がおこった場合でも、イスラーム法に従って問題解決できる人物以外に話すことは、単なる「愚痴」になるので、気をつけること。相談する相手を吟味すること。相談される相手は夫婦の間を修復することを第一に考える人物でなければならない。
相談する場合も、「私が」「夫が」と人物特定しないで、「こういう人がいて」「こういう場合」と第三者のような言い方で相談するとよい(これは豊田モスクの講師が言ったこと)
3.妻をいちばんきれいな状態でみることは夫の権利であり妻の義務である
4.妻が興味のある男性は夫だけ
(つまりアイドルにうつつを抜かす奥さんはイスラーム的にはNGだということですね。)
5.ベッドを別にしない
カバーイル(大きな罪)
夫と喧嘩して他の部屋で妻が寝るのはハラームであるので、そうしないように気をつけること
アッラーを信じる女の信者は夫が嫌っている人を家に入れることをしません。(禁じられています)
アッラーを信じる女の信者は夫婦間に何事も入れません。
(夫婦の間の問題で誰かにアドバイスをしてもらっても、それが夫婦の間にヒビが入るようなことはいけません)(夫のベッドの誘いは断りません、拒みません)←ベッドを拒んだ妻に天使は朝まで「彼女に呪いがありますように」と言います。
一番よい女性(妻)は夫がみたとき喜びを感じ夫が望んだときそれに従う女性で夫の留守中に自分自身と家を守る女性です。
いい妻になるには
1人間としてよい人であること(男女とも)
《本当にムスリムの男と女、信仰する男と女、献身的な男と女、正直な男と女、堅忍な男と女、謙虚な男と女、施しをする男と女、斎戒(断食)する男と女、貞節な男と女、アッラーを多く唱念する男と女、これらの者のために、アッラーは罪を赦し、偉大な報奨を準備なされる。》
(33-35)
2 天国の女性(フール)の性質はそのまま良い妻の性質である
視線が度を越えない→他の男性をじっと見ない
「天国にいる乙女(フール)」クルアーンでは↓のように書かれている
《قاصرات الطرف》
《眼差しを押さえた(淑やかな)乙女たち》
「カサラقصر(制限する)」「タルフطرف(目)」
彼女達にとっては、彼らが美しいから、自分のパートナーしか目に入らない、彼ら以外を見ない女性たちのこと。
《مقصورات》
《美しい乙女は永遠の天幕に(引き籠る)》(55:72)
「マクスール(制限された)」は受動分詞で、名詞「マクスーラ(仕切り席、私室)」の複数形は「マクスーラートمقصورات」引き篭っているのは、配偶者に首っ引きで貞淑ある(マハスーナート)という意味だそうです。
《عربا أترابا》
《愛しい、同じ年配の者》(56:37)
「ウルブعرب」は「アルブ」(熱愛し)「ウルーブعروب」(汚れていない、純粋な)の複数形。従順で、夫に対してもベールをしているほどの女性だそうです。
《خيرات حسان》
《そこには素晴しく美しい乙女がいる。》(55:70)
「ハイラートخيرات」は「ハイラخيرة(最良の人)の複数形で「ヒサーンحسان」は「ハサナحسن(美しい)」の複数形で、性質・育ち・栄誉などに優れ。顔立ちも美しいもののことです。
参考資料「アル=ジャーラーライン」(中田香織さん訳)「イスラームの天国」(水谷周さん訳) جزاءهما الله خيرا
美を他の人に見せない(夫だけ)→外に行く時だけ着飾って家では構わないのは対極をなす行為である、他の人には飾りはみせない
清いこと
*内側の清さ→他の男性に惹かれないこと 夫に嫉妬しすぎないこと(しすぎるということは夫を信頼していない、安心感をもっていないということであり、すなわち心が汚れている、ということになるから)
*外側の清さ→臭い、変な臭いをさせず、いつもいい匂いでいること、例えば台所での調理した服で臭いをさせたまま、夫を迎えないで、香りのよいきれいな服で迎えるなど、汗臭い場合は、夫の帰る前にシャワーをしてさっぱりしておくなど
総括
1 信仰深い
2 夫に自分からすすんで従う(信頼して愛情から従う)
3 自分と家を守る
アッラーの同意がありますように
والسلام