بسم الله الرحمان الرحيم
السلام عليكم
ラマダーン月が終わり、イスラーム暦10月シャウワール月になりました。
ラマダーン月の斎戒はアッラーがお命じになったファルド(義務)です。
そして病気や生理や産褥や旅行などの理由どで、そのラマダーン月に斎戒ができなかった日数分は、埋め合わせしなければいけません。ファルドは怠れば罪になります。
それとは別に、ある定められた期間に斎戒が奨励されています。
これらはスンナ(預言者さまの言行)で、行えばアッラーからの報奨がありますが、行わなくても罪にはなりません。
アブー・アイユーブ・アル=アンサーリー(ラデイヤッラーフ アンフ)によると、アッラーのみ使いさま(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)は次のように言われました。
「ラマダーン月の断食を行って続くシャウワール月に6日間の断食を行ったものは、まるで彼の一生分の断食をした者のようである。」(サヒーフムスリムNo.1984)
善行は10倍の報奨があり、ラマダーン月の30日が10か月分、シャウワール月の6日が2か月分、合計12ヶ月分に相当し、毎年ラマダーン月の斎戒を全うし、シャウワール月の6日間を斎戒した人は、一生断食をしたことになるのです。
勉強会では、3つのやり方があると講師の方は言っていました。
1.ラマダーン月にできなかった日数分のカダーの斎戒をした後、シャウワール月の6日間の斎戒をする
2.ラマダーン月にできなかった日数があまりに多く、それをした後では、シャウワール月中にスンナの6日間の斎戒は出来ない場合などは、シャウワール月中に6日間のスンナの分の斎戒をし、シャウワール月を過ぎてから別の月にカダーの斎戒をする
3.シャウワール月にするカダーはシャウワール月のスンナの6日間を兼ねることができる。つまり義務とスンナのふたつのニーヤ(意図)をもつことができる
の3番は、「できない」という見解を紹介しましたが、さらに文献をご提供くださった方によりますと、定説では「カダーとシャウワール6日間のサウムは一緒にできない」ですが、中には「できるとする見解もある」とのことのことです。
その見解に従えば、カダーのニーヤだけサウムをしようとも、カダーとシャウワール6日間のニーヤ両方でサウムをしようとも(もちろんそのほうが望ましい)シャウワール6日間のスンナのサウムをして得られる報奨は得られるようです。
アルハムドリッラー
かつて満月通信アネックスで書きました内容とは少々異なると思いましたが、この訂正により、問題ないことがわかりました。混乱させて申し訳ありません。
アスタグフィルッラー
また、スンナの斎戒はご主人の許可が要ります。
カダーは、義務の斎戒ですから、許可が無くても、できます。
(でもそのことで仲が悪くなるのもどうかと思いますが、ご主人に理解してもらうという意味で知っているといいかと思います。カダーも次のラマダーンまでに済ませるようにすればいいので、夫婦の絆を大切にしましょう。)
ただご主人が奥さんと仲良くする方法としての性的な関係を持つ気がないのにも関わらず、斎戒を許可しないのは、アッラーが嫌う行為であるマクルーフになるそうです。
他にスンナの斎戒をするには
1. 体力維持に問題がないこと
2 自分に課せられた義務をきちんと果たせること
という条件を満たせていなければなりません。体力的に状況的に困難な場合は、無理してすることはないということです。
シャウワール月の6日間はラマダーン月が終わり、イードの翌日からすぐ続けてするのが一番望ましい(ムスタハブ)のですが、6日間を連続ではなく分けて週末にするとか、月の後半にするとかでも全く問題ありません。
アッラーが受け入れてくださいますように
و السلام
السلام عليكم
ラマダーン月が終わり、イスラーム暦10月シャウワール月になりました。
ラマダーン月の斎戒はアッラーがお命じになったファルド(義務)です。
そして病気や生理や産褥や旅行などの理由どで、そのラマダーン月に斎戒ができなかった日数分は、埋め合わせしなければいけません。ファルドは怠れば罪になります。
それとは別に、ある定められた期間に斎戒が奨励されています。
これらはスンナ(預言者さまの言行)で、行えばアッラーからの報奨がありますが、行わなくても罪にはなりません。
アブー・アイユーブ・アル=アンサーリー(ラデイヤッラーフ アンフ)によると、アッラーのみ使いさま(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)は次のように言われました。
「ラマダーン月の断食を行って続くシャウワール月に6日間の断食を行ったものは、まるで彼の一生分の断食をした者のようである。」(サヒーフムスリムNo.1984)
善行は10倍の報奨があり、ラマダーン月の30日が10か月分、シャウワール月の6日が2か月分、合計12ヶ月分に相当し、毎年ラマダーン月の斎戒を全うし、シャウワール月の6日間を斎戒した人は、一生断食をしたことになるのです。
勉強会では、3つのやり方があると講師の方は言っていました。
1.ラマダーン月にできなかった日数分のカダーの斎戒をした後、シャウワール月の6日間の斎戒をする
2.ラマダーン月にできなかった日数があまりに多く、それをした後では、シャウワール月中にスンナの6日間の斎戒は出来ない場合などは、シャウワール月中に6日間のスンナの分の斎戒をし、シャウワール月を過ぎてから別の月にカダーの斎戒をする
3.シャウワール月にするカダーはシャウワール月のスンナの6日間を兼ねることができる。つまり義務とスンナのふたつのニーヤ(意図)をもつことができる
の3番は、「できない」という見解を紹介しましたが、さらに文献をご提供くださった方によりますと、定説では「カダーとシャウワール6日間のサウムは一緒にできない」ですが、中には「できるとする見解もある」とのことのことです。
その見解に従えば、カダーのニーヤだけサウムをしようとも、カダーとシャウワール6日間のニーヤ両方でサウムをしようとも(もちろんそのほうが望ましい)シャウワール6日間のスンナのサウムをして得られる報奨は得られるようです。
アルハムドリッラー
かつて満月通信アネックスで書きました内容とは少々異なると思いましたが、この訂正により、問題ないことがわかりました。混乱させて申し訳ありません。
アスタグフィルッラー
また、スンナの斎戒はご主人の許可が要ります。
カダーは、義務の斎戒ですから、許可が無くても、できます。
(でもそのことで仲が悪くなるのもどうかと思いますが、ご主人に理解してもらうという意味で知っているといいかと思います。カダーも次のラマダーンまでに済ませるようにすればいいので、夫婦の絆を大切にしましょう。)
ただご主人が奥さんと仲良くする方法としての性的な関係を持つ気がないのにも関わらず、斎戒を許可しないのは、アッラーが嫌う行為であるマクルーフになるそうです。
他にスンナの斎戒をするには
1. 体力維持に問題がないこと
2 自分に課せられた義務をきちんと果たせること
という条件を満たせていなければなりません。体力的に状況的に困難な場合は、無理してすることはないということです。
シャウワール月の6日間はラマダーン月が終わり、イードの翌日からすぐ続けてするのが一番望ましい(ムスタハブ)のですが、6日間を連続ではなく分けて週末にするとか、月の後半にするとかでも全く問題ありません。
アッラーが受け入れてくださいますように
و السلام