بسم الله الرحمان الرحيم
السلام عليكم
حياء ハヤーをもつこと
子供が生まれる前から母親はできるだけحياء ハヤー(慎み)も持ち、寝室など人が見ていないようなところでも、身体を顕わにしないなどのハヤーの気持ちを失わないように心掛けます。
なんでも人前に曝すのは、まるでロバのようなものだと考えられています。
ー「アブー・フライラー(رضى الله عنه)によるとアッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『信仰には六十数本の枝があり、慎みはその一つである』と言われました。」(アル=ブハーリーⅠ 31p)
السلام 心穏やかに過す事
胎児が母胎にいるときの胎教が後々まで影響を与えることは医学的にも証明されていますが、その間、妊婦はできるだけ穏やかで落ち着いた精神状態を保つようにします。胎児に聖クルアーンを聞かせつづけるのもいいでしょう。
母親が摂取した食べ物も臍の緒を通して胎児に行きますので、食べ物にも責任を持ちましょう。
أذان و إقامةアザーンとイカーマを聞かせること
この世に誕生した赤子は、必ずといって泣きますが、これはシャイターンがその二本の指で赤子を抓るからだという話もあります。汚れのない赤子の時からシャイターンはこのように人間に対して悪さをすることからも、人間にとっては、公然な敵であることは明らかです。赤子をシャイターンから守るのも母親の務めです。
生まれた赤子には、他の雑音を聞かせる前にできるだけ早く右の耳にアザーンを左の耳にイカーマを唱えます。
アザーン・イカーマを唱えるのは男性が好ましいとはいえ、できるだけ早く赤子に唱えることのほうが、優先されますので、その場に居合わせた者(母親は出産のあとなので、難しいでしょうから、他の者)が唱えます。
新生児へドゥ’アー(アッラーへの祈願)
أَعُوذُ بِكَلِماتِ اللهِ التَّآمَّةِ مِنْ شَرِّ شَيطَانٍ وَّهَامَّةٍوَّمِن شَرِّ كُلِّ عَينٍ لآَّمَّةٍ
(私はアッラーの完全な言葉によってシャイターンの悪から有害な生き物から害を為す邪視からのご加護を求めます。)
تحنيك スンナ・タハニーク
敬虔な者や宗教的に尊敬する人などがデーツ(なつめやし)を噛み砕いて、ほんの少し赤子の歯の後ろなどに擦りつけます。
ー「アブー・ムーサー(رضى الله عنه)によると『わたしに男の子が生まれたとき、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )のもとに連れて行くと、彼はそれにイブラーヒームという名をつけ、なつめやしを噛み砕いて喉に塗り、祝福して私に返してくださった。』このイブラーヒームは、アブー・ムーサー(رضى الله عنه)の長子でした。」(アル=ブハーリーⅤ 158p)
よい名前を付けること
最後の審判に至高なるアッラーから自分の名前と父の名前で呼ばれます。ですので、名前を付けることは、その子だけに留まらす、将来インシャーアッラー生まれてくるその子の子供たちにも響きます。名前はその者の性格ともなる場合があります。良い名前をつけましょう。
ー「イブン・ウマル(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『まこと、あなたがたの名前でアッラーが最も好まれる名はアブドッラーとアブドル・ラフマーンである』と言われました」(サヒーフムスリムⅢ 215p)
ー「イブン・ウマル(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は(ある女性の)アースィヤ(”不従順な女性”と意味であるが、ジャヒリーヤ時代に付けられたもので、おそらく前述のものとは違って、その時代は歓迎された意をもっていたと思われます。フィルアウンの妻の名前もそうです。)という名前を変えられた。そして『あなたの名前はジャミーラ(”美しい女性””善良な女性”という意味)である。』と言われました。」(サヒーフムスリムⅢ 219p)
至高なるアッラーは
ー『アッラーは各々の女性が、妊娠するのを知っておられ、またその子宮の(胎児の時が)直ぐ終るか、また延びるかを知っておられる。凡てのことは、かれの御許で測られている。 』(13:8)
と仰せになっています。最近は医学の飛躍的な進歩で、出産前に性別が告げられる事が多いですが、完全にはそれを信じないようにしましょう。
ちなみに管理人も出産前に「どちらですか」と聞いてみました。聡明な産婦人科医だったらしく「大丈夫です。どちらかです。」とにこやかに応え、性別を教えてくださいませんでした。 الحمد للهアル=ハムドリッラー
名前は遅くともアキーカ(後述)までにはつけましょう。
العقيقة アキーカ
生後七日めに赤子の髪を剃り、犠牲の羊を屠り、アッラーのご加護を願います。
ー「サルマーン・イブン・アーミル(رضى الله عنه)は、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )が『子供にはアキーカが必要である。子供のために犠牲の羊の血を流し、災いを払いのけよ』と言われるのを聞きました。」(アル=ブハーリーⅤ 150p)
男児なら羊もしくは山羊二頭を、女児なら羊もしくは山羊一頭を屠ります。そして家族、親類縁者、貧しい人などで分けます。肉は細かく切り刻まないようにします。国によってはBBQなどがポピュラーな食べ方だと聞きました。
日本で屠るのが難しい場合は、エージェントに頼んで海外で屠るのを代行してもらっても構いません。そしてその屠った肉は貧しいひとに分け与えます。
剃った髪と同重量の銀をサダカします。またはその銀の重さに相当するお金を。
ختن 割礼
割礼を施します。長じると、痛みの感覚も発達し、辛くなりますから、体力的なこと受け入れ病院の手配など条件が整い次第、割礼をすることを勧めます。
男児にとっての割礼は、法学派によって意見が分かれています。ハナフィーではスンナ行為と見られています。
女児への割礼は、法学派によっては、「栄誉なこと」や「ムスタハブ」など、忌むべきことではないという意見が、主流です。ただし、アフリカの一部で女児に行われるファラオ式割礼は、イスラームではありません。
男児に行われる割礼は、医学的にもその良さが実証されています。
預言者イブラーヒーム(عليه السلام )は八十歳になってから、割礼をしたと言います。
ー「アブー・フライラ(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『イブラーヒーム(عليه السلام )は八十歳以上のとき、カドゥームで割礼を受けた』と言われました。」
اتَّبِعْ مِلَّةَ إِبْرَاهِيْمَ حَنِيْفًا
ー『「純正なイブラーヒームの道に従え。」と(告げた)。』(16:123)
「アブー・フライラ(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『イスラームが受け継いだ古来の慣習には五つあり、割礼、陰毛をを剃ること、脇毛を抜くこと、ひげを刈ること、そして爪を切ることだ』といわれました」(アル=ブハーリーⅤ 404p)
「アブー・フライラ(رضى الله عنه)は、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )が「五つの習わしがあり、それは、割礼、陰部を剃ること、口髭を刈ること、爪を切ること、そして脇毛を抜くことである」と言われるのを聞きました。」(アル=ブハーリーⅤ 470p)
アッラーのご加護と祝福がありますように
و السلام
السلام عليكم
حياء ハヤーをもつこと
子供が生まれる前から母親はできるだけحياء ハヤー(慎み)も持ち、寝室など人が見ていないようなところでも、身体を顕わにしないなどのハヤーの気持ちを失わないように心掛けます。
なんでも人前に曝すのは、まるでロバのようなものだと考えられています。
ー「アブー・フライラー(رضى الله عنه)によるとアッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『信仰には六十数本の枝があり、慎みはその一つである』と言われました。」(アル=ブハーリーⅠ 31p)
السلام 心穏やかに過す事
胎児が母胎にいるときの胎教が後々まで影響を与えることは医学的にも証明されていますが、その間、妊婦はできるだけ穏やかで落ち着いた精神状態を保つようにします。胎児に聖クルアーンを聞かせつづけるのもいいでしょう。
母親が摂取した食べ物も臍の緒を通して胎児に行きますので、食べ物にも責任を持ちましょう。
أذان و إقامةアザーンとイカーマを聞かせること
この世に誕生した赤子は、必ずといって泣きますが、これはシャイターンがその二本の指で赤子を抓るからだという話もあります。汚れのない赤子の時からシャイターンはこのように人間に対して悪さをすることからも、人間にとっては、公然な敵であることは明らかです。赤子をシャイターンから守るのも母親の務めです。
生まれた赤子には、他の雑音を聞かせる前にできるだけ早く右の耳にアザーンを左の耳にイカーマを唱えます。
アザーン・イカーマを唱えるのは男性が好ましいとはいえ、できるだけ早く赤子に唱えることのほうが、優先されますので、その場に居合わせた者(母親は出産のあとなので、難しいでしょうから、他の者)が唱えます。
新生児へドゥ’アー(アッラーへの祈願)
أَعُوذُ بِكَلِماتِ اللهِ التَّآمَّةِ مِنْ شَرِّ شَيطَانٍ وَّهَامَّةٍوَّمِن شَرِّ كُلِّ عَينٍ لآَّمَّةٍ
(私はアッラーの完全な言葉によってシャイターンの悪から有害な生き物から害を為す邪視からのご加護を求めます。)
تحنيك スンナ・タハニーク
敬虔な者や宗教的に尊敬する人などがデーツ(なつめやし)を噛み砕いて、ほんの少し赤子の歯の後ろなどに擦りつけます。
ー「アブー・ムーサー(رضى الله عنه)によると『わたしに男の子が生まれたとき、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )のもとに連れて行くと、彼はそれにイブラーヒームという名をつけ、なつめやしを噛み砕いて喉に塗り、祝福して私に返してくださった。』このイブラーヒームは、アブー・ムーサー(رضى الله عنه)の長子でした。」(アル=ブハーリーⅤ 158p)
よい名前を付けること
最後の審判に至高なるアッラーから自分の名前と父の名前で呼ばれます。ですので、名前を付けることは、その子だけに留まらす、将来インシャーアッラー生まれてくるその子の子供たちにも響きます。名前はその者の性格ともなる場合があります。良い名前をつけましょう。
ー「イブン・ウマル(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『まこと、あなたがたの名前でアッラーが最も好まれる名はアブドッラーとアブドル・ラフマーンである』と言われました」(サヒーフムスリムⅢ 215p)
ー「イブン・ウマル(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は(ある女性の)アースィヤ(”不従順な女性”と意味であるが、ジャヒリーヤ時代に付けられたもので、おそらく前述のものとは違って、その時代は歓迎された意をもっていたと思われます。フィルアウンの妻の名前もそうです。)という名前を変えられた。そして『あなたの名前はジャミーラ(”美しい女性””善良な女性”という意味)である。』と言われました。」(サヒーフムスリムⅢ 219p)
至高なるアッラーは
ー『アッラーは各々の女性が、妊娠するのを知っておられ、またその子宮の(胎児の時が)直ぐ終るか、また延びるかを知っておられる。凡てのことは、かれの御許で測られている。 』(13:8)
と仰せになっています。最近は医学の飛躍的な進歩で、出産前に性別が告げられる事が多いですが、完全にはそれを信じないようにしましょう。
ちなみに管理人も出産前に「どちらですか」と聞いてみました。聡明な産婦人科医だったらしく「大丈夫です。どちらかです。」とにこやかに応え、性別を教えてくださいませんでした。 الحمد للهアル=ハムドリッラー
名前は遅くともアキーカ(後述)までにはつけましょう。
العقيقة アキーカ
生後七日めに赤子の髪を剃り、犠牲の羊を屠り、アッラーのご加護を願います。
ー「サルマーン・イブン・アーミル(رضى الله عنه)は、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )が『子供にはアキーカが必要である。子供のために犠牲の羊の血を流し、災いを払いのけよ』と言われるのを聞きました。」(アル=ブハーリーⅤ 150p)
男児なら羊もしくは山羊二頭を、女児なら羊もしくは山羊一頭を屠ります。そして家族、親類縁者、貧しい人などで分けます。肉は細かく切り刻まないようにします。国によってはBBQなどがポピュラーな食べ方だと聞きました。
日本で屠るのが難しい場合は、エージェントに頼んで海外で屠るのを代行してもらっても構いません。そしてその屠った肉は貧しいひとに分け与えます。
剃った髪と同重量の銀をサダカします。またはその銀の重さに相当するお金を。
ختن 割礼
割礼を施します。長じると、痛みの感覚も発達し、辛くなりますから、体力的なこと受け入れ病院の手配など条件が整い次第、割礼をすることを勧めます。
男児にとっての割礼は、法学派によって意見が分かれています。ハナフィーではスンナ行為と見られています。
女児への割礼は、法学派によっては、「栄誉なこと」や「ムスタハブ」など、忌むべきことではないという意見が、主流です。ただし、アフリカの一部で女児に行われるファラオ式割礼は、イスラームではありません。
男児に行われる割礼は、医学的にもその良さが実証されています。
預言者イブラーヒーム(عليه السلام )は八十歳になってから、割礼をしたと言います。
ー「アブー・フライラ(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『イブラーヒーム(عليه السلام )は八十歳以上のとき、カドゥームで割礼を受けた』と言われました。」
اتَّبِعْ مِلَّةَ إِبْرَاهِيْمَ حَنِيْفًا
ー『「純正なイブラーヒームの道に従え。」と(告げた)。』(16:123)
「アブー・フライラ(رضى الله عنه)によると、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )は『イスラームが受け継いだ古来の慣習には五つあり、割礼、陰毛をを剃ること、脇毛を抜くこと、ひげを刈ること、そして爪を切ることだ』といわれました」(アル=ブハーリーⅤ 404p)
「アブー・フライラ(رضى الله عنه)は、アッラーのみ使い(صلى الله عليه و سلام )が「五つの習わしがあり、それは、割礼、陰部を剃ること、口髭を刈ること、爪を切ること、そして脇毛を抜くことである」と言われるのを聞きました。」(アル=ブハーリーⅤ 470p)
アッラーのご加護と祝福がありますように
و السلام