BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
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BenRiach12YEARS SHERRY WOOD

2010年06月26日 | ベンリアック

本日は最近評価急上昇中のこちらの蒸留所をご紹介致します。

 

「ベンリアック12年・シェリーウッド」  700ml、46%

 

ベンリアック蒸留所は創業1898年と、スペイサイドに古くからある蒸留所で、銘酒ロングモーンと

隣接した位置にあります。

しかしながらそのほとんどがシーバスリーガルなどのブレンド用に出荷されており、オフィシャル

ボトルがリリースされたのは1994年からと比較的最近なため知名度は非常に低いウイスキーで

した。

(↑当時のオフィシャルボトルは字がいっぱい書いてる新聞の記事みたいなやつでしたね)

2004年に現マネージング・ディレクターのビリー・ウォーカー氏がシーバス・グループより蒸留所

を買収してからは、ラベルを現在のタイプに一新しへヴィーピートのキュリオシタスや様々なウッ

ドフィニッシュ、長熟ものなどを積極的にリリースしています。

また新生ベンリアック・ディスティラーズは2008年にグレンドロナック蒸留所も買収していますが、

そちらの15年・リヴァイバルもかなりの高評価を得ています。

(↑これは私も個人的に大好きで、当店でも先日1本目が空きました!)

 

そして最近リリースされたこの12年・シェリーウッドは各所で非常に評判が高く、一部ではあの

マッカラン12年を超えるとの声まで聞こえています。

それでは早速味わってみましょう!

Benriachsherry 色合いは非常に濃厚でしかし明るさを含んだ赤銅色。

シェリー樽の影響を多分に受けていることを予感させます。

確かに香りは非常に良いです!

甘く、やや酸を含んだシェリー樽由来の香りにメープルシ

ロップやコニャックの要素も溶け込んでいます。

口に含むと最初は干しブドウやカラメルですが、中盤からは

しっかりと麦芽感も出てきます。フィニッシュにかけてはやや

タニックな感じもあり、良質なシェリー樽熟成のモルトです。

マッカランの方がより甘みが強く、度数が40%と低いことも

あってソフトでスムースな印象を受けます。

ベンリアックの方が通好みの味わいなのかもしれません。

今後の展開が楽しみな蒸留所ですね。

 

開栓日:2010年6月26日

ワンショット価格:800円


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