バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

水がでない

2012-05-19 17:46:34 | ライフスタイル
 夜11時過ぎに、明日のサタクラのスタッフが足りないとの連絡入る。どうにかならないかって言われてもこんな時間じゃどうすることもできないから、とりあえず明朝ということで。
 で、翌朝ザワザワと人の手配して事なきを得た。
 裏話を公開すると、川間小のスタッフを他会場に派遣することになったので、川間小はとんでもなく手薄になる。どうにかならないかと携帯アドレスをグルグル回し、ふと目に留まったのは川間ジュニアの初期の卒業生。
 早朝電話でたたき起こされた彼女は、ふにゃふにゃ言いながら体育館に入ってきた。教え子と一緒に子どもを教える幸福を味わおうって時に、何やら水道関係の人がやって来て、9時50分に断水します、とのこと。子ども達を9:35分に集め、「これから、川間小はあと15分で○○○○します。さてなんでしょう?」と言うと、バクハツ?などと物騒な言葉が飛び出す。最初の一文字は「だ」最後は「い」と教えたけど、正解でず。そんなこんなしているうちに断水の時間になるので、答えをオープン。すると、「ダンスイって何?」
 利根川でホルムアルデヒド検出のニュースをネットで見ながらも、サタクラの人手配に気を取られ、ニュースは素通りしていた。後になって思えばこのとき機転をきかせて水確保すべきだったんだけど。
 水が出なくなるってことだから、今のうちにトイレ行くようにと子ども達を促す。そしてあと2分のところで、じゃうちもトイレ行ってきますか、ってこの時点で既に水出ない。やっばいです。これからの1時間、トイレ我慢したままのサタクラ。ピンチヒッターの彼女もトイレ行きそびれる。水道関係の人が再度やって来て説明を受けると、どうやらこれは川間小だけのことではなく、野田市全域であるということが判明。さらにはいつ水が出るのか未定である。今からでは水は買えないだろう、等。
 家出る時に洗濯干してきたことに安堵し、風呂に水ためてないことを悔やみ、そんなことにおかまいなしに体育館内を走り回っている子ども達を見て、とりあえず残りの1時間は練習に集中することにした。
 参加者の半数は新メンバーなので、「楽しかった!」を印象づける大切な日だから、トイレだの風呂だのと考えてはいられないのだ。

 関宿地区はまだ水が出るとのことなので、とりあえず関宿のコンビニのトイレに駆け込む。ここは長蛇の列かと思いきや、なんでもなくすんなり入れた。

 水が出ない。この事態をどう乗り切るのか。
 とりあえず給水のためのポリタンク買うか、と近くのホームセンターに行くと、「ポリタンク売り切れ」と手書きの文字が。やっぱり。レジには漬け物桶や衣装ケースを抱えた人が並んでいる。そうだ、衣装ケースなら家にもある。とりあえず何も買わずに家に戻る。

 いつも思っていた。災害時いざとなったら、庭に穴掘って用足せばいいじゃん。
 しかし意外とそれは、いざとなってもできそうでできない。
 当面、困るのはトイレ。
 暗くなればなんとかいけそうだから、明るいうちにスコップもって家の回りグルグル物色する。
 後ろをピッタリバンがついて来る。
 2周したところで、よしこの辺りと穴を掘ると、バンが一緒になって掘る。
 どうすんだ、この状況。
 
 水が出ないという、非日常。


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