脳のミステリー

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視力と脳の関係

2010-12-04 13:34:34 | Weblog
高齢者の仲間入りをした私には「老化」現象は気になりません!
障害者の仲間入りが熟年期だったからかも知れません。

障害社会と一般社会を「二足の草鞋」に履かせるという事は、生きている左半身と死んでしまった右半身を「一体」に収めているという事です。
右半身は仮死状態であって全く感覚機能が無くなっている訳ではありません。
ただ、自ら動かす機能が最悪状態にあるのは事実です。
痺れと痛みがどの感覚機能より勝っているようです(涙!)

でも、年齢に合った話題を・・・という事になると、もしかして「老眼」とか「老人性白内障」を取り上げざるを得ないのかしら?
余談ですが、私は「白内障」の前に「黒内障」を経験していますから(笑い!)

障害者のレッテルを貼られてから視力の問題を考えると、確かに「老眼鏡」には時折、お世話になります。
中学から高校にかけて「受験近視かな?」と思いながらも、眼鏡のお世話にならなかった私の気持ちがいつも裸眼でも見えるという事でしょうかねえ~
若い頃は「もしもの為に」近視用メガネを常に持ち歩き、今はプラス老眼鏡持参です。
でも、滅多に使わないのです。
ケースから取り出さなくても見えるし、読めるんです。
白内障の症状には「目がかすむ」とか「まぶしい」等がありますが、若い頃からサングラスを常時使用している私には「白内障」が敬遠しているのかも知れません。

ところで、子供の視力低下と脳の発育は一見無関係に感じるかもしれませんが、全く無関係ではありません。
寧ろ大切な関係があります。
子供の脳は、生まれた時から常に刺激を受けていますし、たくさんの刺激を受けて、脳はどんどん発達していきます。
TVばかり見て育った子供の脳は、発達が少ないという結果があるそうですが、少なくても刺激は脳に伝わっています。

視力が低下すると、物がはっきり見えません。
そうすると、視覚を通じて脳に到達する刺激の量も減ることになります。
逆に、はっきり見えるという事は、視覚を通じて、脳に多くの刺激を送ることになります。
脳では、この得られた映像を「もの」と関連させることで、認識力や理解力を深めることにつながります。

私が中学校から高等学校の成長期の時に経験した近視が進行して視力が低下して目の中で写すポイントがずれた状態、つまり本格的に近視になってしまったのです。
そのずれたポイントを正しい位置に戻してくれるのが眼鏡です。
その状態に目の筋肉が慣れたときに、さっと眼鏡を外すと、今まで以上に辺りがボワーっとぼやけて見えるはずです。
そのギャップから、眼鏡が原因で視力がさらに低下(悪化)したと感じる可能性があります。
何故か、私は常にバッグに入れていても眼鏡に頼らなかったのです。

そんな癖が「老眼」でも・・・
視力低下の原因である「老眼」はひと言で言えば、物を正確に見るために必要なレンズの調整能力の低下です。
その結果、「老眼で近くの物が見えにくくなる」という症状に表れます。
具体的には、レンズにあたる水晶体が弾力を失い、硬直してしまい、いざ物を見ようとしても、水晶体の厚さを調節する事ができず、ピントが合わなくなる現象です。
老眼を簡単にチェックする方法としては、40㎝離して新聞や本等が読めなければ老眼という事でしょうか。

視力低下の原因で進む「白内障」の症状としては、前記「目がかすむ」とか「まぶしい」等です。
具体的な白内障になる原因としては、レンズにあたる水晶体が白く濁り、物がかすんでよく見えなかったり、視力が低下したりします。
何故、水晶体が白く濁ってしまうのか?
主な原因としては、水晶体のタンパク質の変性と言われています。
嬉しい事に、最近の研究成果によって、これまで避けて通ることができないとされていたふたつの視力低下の原因である「老眼」「白内障」も予防の可能性が出てきています。
これは、視力回復とまでいかなくても、視力低下防止という観点からは、大いに期待できますよね!

視力低下防止のキーワードは「老いを遅らせるアンチエイジング」や「紫外線予防」だという事ですが、私は普段からやっているから「老眼」がやってくるのが遅いのかしら?
「喫煙」はしないし、「サプリメント」には頼っていませんし、老眼鏡にも頼ってない・・・という事です。

裸眼で見たり、読んだりする私の脳は大いなる刺激を受けているという事でしょうかねえ~