アツい夜

月曜日は子供達が楽しみにしている海水浴。

だから釣りは夜の部へ。

行かねばなるまい。先週のリベンジ。





日曜の夜１０時過ぎ、２４時間営業のスーパーで買い物。

そう、エイ用のエサだ。

生のスルメイカと魚肉ソーセージを購入。海へとむかう。

今回は退路を絶つため、エイ用のタックルのみで参戦。

ショアジギングロッドにリールはPENN。

道糸はPE2.5号。

中通しタル型3号のオモリ。



リーダーは５０lbに、フックはぶっといやつを選んできた。カエシは潰した。


スルメイカをハサミでじょきじょきと切り、

それをチョン掛けにして放り込む。

鼻歌を3曲ほど歌って何もなければ数ｍサビく。

それの繰り返し・・・・ヒマだ・・・・


『サヨリが増えてきたなぁ・・・』

『今夜はシーバスの捕食音が聞こえるんだけど・・・』

若干後悔しはじめた頃、

道糸を触っていた左手の指にゴソゴソとした感触が伝わった。

『ボラが道糸をこすったかな？』と思ったが、直後また同じ感触が！

もしかして　コレ？

とにかく思いっきりアワセを入れてみた。

ドシッとした手応え。

まるで根掛り。

数秒後ズズーーーっと走り出す。

『おっし キターーー』と真夜中の不気味なところで一人ではしゃいでしまった。

時折みせる突っ込みは、思わず息を飲む強烈さ。

竿尻を腹に当てて真っ向勝負。

が、相手がバテるの 意外と早かった。








両腕で輪を作ったぐらいのサイズ。

くおっ、くおっと吼える。

んん～～、グロいぞ！


まずはペンチで片方のヒレを掴んで、そのままひっくり返す。

そして毒針を除去するために尾っぽの先をペンチで掴む。

『こいつ尾っぽ短いな？』と思いながら毒針の確認をするためペンチを持つ手を引き上げたら

ペキッという音が・・・

針の先が尾っぽの先端付近まできてたみたいで、ペンチで尾っぽと一緒に挟んでしまっていた。

先端折れちゃった。残念。




次は魚肉ソーセージを試す。

贅沢にも１／２掛け。



ソーセージ、なかなかの高比重。ノーシンカーでも充分飛びそうｗ

そりゃーっと投げる。

身切れしてソーセージだけ遠くに行きました。

ならばと



オレンジのフィルムを少し残してフックに刺す。

こいつは１投目は耐えたが、２投目ではやはりエサだけ飛んでった・・・

ソーセージはムリってことが分かったのが収穫だった。




そして午前３時。

もう１匹、もっと巨大なやつを釣りたかったが、

撤収～


しかしシーバスの捕食音を何回も聞かされたから、シーバス釣りたくなったわ。



持ってかえってきた毒針↓

先っちょ折れてるのは残念。



村越 正海さんもこのエイガード使ってるのね。

“熱闘の夜”とはいかなかった

先週 出会ってしまったエイ。

佇まいは魚類という感じではなかったな。

あの時以来、あいつをすごく釣りたくなって、

日曜の夜、本気で狙いに行った。

もう手段なんてどうでもいい。

エサ釣り。ぶっこみ釣りだ。

ショアジギの道具に、ジグ用のでっかいアシストフックでキャロライナリグ。

エサは、DAUさんちの冷凍庫にストックしてあったのを頂いたアオリイカ。

それと、当日わざわざ釣ってきてくれた小アジ。

DAUさんほんとにアリガトウ！





夜の１０時過ぎ 出発。




現地に到着し、まずは小アジから試してみる。

フックにブッ刺す。



シャローフラットの右端に溝のように掘れている箇所がある。

おそらく流れ込みが作ったチャネル。

まずはそこから・・・というか、ぜったいここだろ？と確信を持って投げ込んだ。






しかしあれですね。アタリがでるのを静か～に待ってるってのもなかなか大変。

ふだんルアーばっかりやってるもんだから、辛抱がきかなくなってる。

じっと待っていられない。すぐいじっちゃう。

エサもとっかえひっかえしまくって、

しまいにはライトで照らしてエイを探しまくって、

で、なにもないまま終了予定の午前３時をむかえました・・・・


エイ釣ったら、トゲ引っこ抜いてイカ〆ピックを作ろうと思ってたのに。残念～

また今度チャレンジしてみよう。

DAUさん、ご期待に添えませんでした（涙








月曜夕方のナマ～



５～６回出たけど、フッキングしたのはこの子だけ。

でもこんな感じでいい。

遭遇

サヨリが少なすぎ。



居るには居るが、ちらほら。

イナッコはわんさかなんだけど・・・

なんでシーバス付かないのかなぁ。




シャローをウエーディングしていたら、

ぐにゅっって右足に感触！

その後、そこから沖にむかって一直線に巨大な引き波が！

まさか・・・・・・（汗



そこには砂地がすり鉢状にくぼんだクレーターが多数。

不安になりライトを照らしながら歩くことに・・・・









居た！



見えるかな？

左側 光ってるのが目。

右側の棒状のがシッポ。

円盤の大きさは、ちょうどひとかかえぐらい。

エイガード付けててよかった。

最初に踏んだどきにヤラれてたかも。

今度狙ってみよかな。

タチウオは留守。

今朝も先週に引き続き、DAUさんとタチウオ狩りへ。

先週は１本しか釣ることができなかったから、今日はガンバル！

が、先週末に降った大雨の影響で潮が濁っており、悪い予感・・・

とりあえずポイントに向かい、ジグを落とす。


ほどなくして何かが掛かったが、痛恨のバラシ・・・

いい引きしてたのに・・・



それからしばらくして、今度はDAUさん！

キレイなレンコダイ。

そしていいサイズのアオハタ！


マジマジと観察させてもらう。



グリーンの瞳がかっこいい！

それからまたDAUさん。

『な～んも引かん』

『DAUさん、それコンビニの袋やで』

なんて言ってたら



マイカ！

その間、オイラには音沙汰なし・・・

なんで？




しかしタチウオ釣れん・・・


数百メートル先に、漁船が居る。

DAUさんは『タチウオのはえ縄漁のおっちゃんだ』と言う。

近づいてみると、ほんとにそうだった。

あの辺の海で出会う漁師は、みんなDAUさんの知り合い。

どうやってこんな人脈作ったのか？DAUさんは不思議な人だ。

で、そのおっちゃんに、DAUさんが『タチウオ釣れます？』とたずねると、

首を横に振って『もうどっか行ってもたわ』と残念なお知らせ・・・






絶望感漂う中、なにげに手に取ったジグに交換してみた。

すると



でっかいアオハタ！



レンコ！



キジハタ！

とたんに連発！

もうタチウオ釣れんくてもいいかな。な気分に。


で、もうタチウオは無理ってことが分かったので、もっと沖でナブラ探し。

船を走らせる。



すぐに何か見つけたDAUさん。

三角の背びれ！

『サメですね。投げましょう』と僕にルアーを投げさせる。

掛かったらどうすんの？と思いつつも、投げてみる。



幸運にもサメには無視されました。



それ以降、まっ平らな海面が広がってるだけで、鳥も飛んでない。

あきらめて引き返そうか？なんて言ってたら、ようやくナブラ発見！

ドラマが起こるか！？と思ったらすぐに沈んで、船の横を６０～７０ｃｍのシイラの群が通り過ぎて行きました。

『ドラマって起こったことないね？』と呟きながら帰港～

でも充分楽しんだ。DAUさんありがとさん！











やっとキタ！


ゴールデンウイーク直前だったか？ハマチが入れ食いだったあの時、

足元にテトラがあって、なのでちょっと強引なヤリトリをした。ゴリ巻きってやつ。

そしたら、４匹目あたりから違和感を感じ、

５匹目を上げたときには、回転がクソ重くなってしまった僕のリール。

帰宅してから分解し、グリスアップしたらだいぶマシにはなったが、

なんとなくゴロゴロ感が残った。

そんとき僕が使っていたリールは 国内メーカーの２万ぐらいで売ってる、

まあ この手の釣りに使うにはリーズナブルなリール。

しかし これしきのことでダメージくらうとは・・・

ショアジギングにはそれなりに強度のあるリールじゃないとダメみたい。

で、買い替えを考えていたのだが、まったく欲しいと思えるリールが見当たらない。

だいたい、高級リールは僕には似合わない。（買えない・・・）

安くて丈夫、安くて丈夫・・・・


・・・・・・・！


PENN！！


ペンがあるじゃなか。

でもなぁ



正直この見た目、なにか昭和を感じるんだが・・・（米国メーカーだけど）

でもそれでも、PENNについて調べてみた。

すると、今風のもあるじゃない。しかも１００ドルぐらいで！

めちゃくちゃ欲しくなった。こんなに欲しいと思ったリールは過去に無い。


国内で扱ってるところはないかと調べたら、あるにはあるが、２万円前後する。

１００ドルのモノに２万かぁ・・・

んじゃあ個人輸入すっか。と。

で、いろいろ調べて、

ebayってアチラの国のオークションサイトにたどり着いた。

そしたら８４ドルちょっとで新品が出てる。（newって単語で新品の予感ｗ）

“BUY IT NOW”これはたぶん即決価格だな？クリック。

う～ん、よくわからないがここをクリックだろ？

こんな感じで、勘を頼りにクリックしまくった。



送料込みで、106.49ドル。

８千数百円だ。

これで家に届いたらラッキーやわ。




先週土曜日。



ほんとにアメリカからキタ！

思ったよりずいぶん早い！

インターネットすごい！！近代文明すごすぎる～！！



あらまあ なんだかかっこいい。



とってもかっこいい。



ラインが空回りしないように、スプールにはステキな工夫がなされてる～



ラインローラーはちょっぴり怪しい。それもまたグー！



ローター外さずにサイドプレートを外せるのが、『自分でメンテしろ』と言われてるようでキュンとくる。

もう抱いて寝るわ。

いつの日か、こいつでヒラマサ釣りたい。

初挑戦！

今朝はDAUさんのお船（正確に言うとDAUさんが借りているお船）に乗っけてもらうことになった。

ターゲットはタチウオ！

タチウオは未だ釣ったことがない。

生きている状態のを見たこともない。

かなりワクワク。

しかし、DAUさんからの事前情報では『クルージングがメインだと思ってきてください』とのことだった。

当たり外れが多いのかな？


朝５時出航～


この前は↓こんなだった船。


しかし今回は

キレイに塗ってあった！

魚探も付いてる～

大昔の軽自動車を思い出させるエンジン音と臭いの中、沖を目指した。







水深５０ｍほどの砂地の上。

ここがポイントだとDAUさんは言う。

魚探のモニターにはあまり映らないんだとか。

砂漠の上でメタルジグを操つる気分だった。


しかし、釣り開始早々竿先がズンッと押さえ込まれる。

僕のイメージでは、ペラペラのた打ち回ってるだけでスルスルと上がってくるんじゃないかと。

そのタチウオの体つきから、勝手に想像してた。

でも今僕の竿をしならせているやつは、なかなかパワフル。

『DAUさん、けっこう重いよ？』

『それタチウオっすね』

『へ？こんなに引くんか』










やったぁ～　すごくキレイ！

これが水中では、完璧なカモフラージュ色なんやろね。

もう満たされた。

ジグはチビマサでした。



その後、DAUさんも何度か掛けたが、バラシたり・・・

エソとか違うサカナだったり。



で、もう終わったのかなぁ？と思っていると、３０ｍほど前方に１匹のトビウオが飛んで。

『あのトビウオなんで飛んだんかな？』と２人で話していると、

突然デカいシイラが現れてトビウオを追いかけ回しだした。

即座に青物用に持ってきたペンシルを投げるも、無視されました・・・



そしたらその次はサゴシのナブラが突然発生！

こいつらは入れ食い。といっても２匹で沈下。

サゴシといえば、船べりからの一暴れが持ち味、というか唯一の見せ場なのだが、

今日のコイツらときたら、スルスルと寄ってきて そのまま行儀良く船上に・・・アカンやろ。



ナブラを見てしまった僕等。

もう手探りな感じのタチウオには戻れず、

『もっと沖でナブラさがしましょか』となり、


なんにも起きない沖で途方にくれ、

『瀬でヒラマサでも狙ってみますか』となって瀬に近づくと、嫌～な感じのウネリ。

僕の身体の自動シャットダウンシステムが作動し始めた。



『山田さん、顔、青くなってきましたよ』







『山田さん、白くなってきましたねｗｗｗ』






『DAUさん、なんだか眠いっす・・・・』







気付いたら港でした。





イケスの中↓


赤いのはレンコダイ。DAUさんが仕留めた。

中央のはイシモチ！これもDAUさんの獲物。

こんなサイズのイシモチは初めて見た。

イシモチ自体が３０年ぶりぐらいに見たよ。

子供のころ、新港でブッコミ釣りするとよく釣れたね。ちっちゃかったけど。

このサイズになるとイシモチってかっこいいわ。




今回は、タチウオとイシモチと、でっかいシイラの捕食シーンと、サゴシのナブラが見れて楽しかった。


あぁ、船酔いしない身体が欲しい。