先週の漁獲高向上委員会は、実に楽しかった。
つーさん宅はあまりにも居心地が良く、週1ぐらいで通いたくなっちゃう。
ということで、酔っぱらったせいで 先週はほとんど釣りはしなかった。
“ほとんど”ってことは、多少行ったってことなのだが・・・
釣れもしないゴロタ場でペンシル投げたり、裏を流れるミシシッピヨシノセ川でナマー狙ったり・・・
玉砕でございました。
で、今週。
ひでお先生、月曜日に休みを取られたようで、
『連絡を待つ』とだけ言い残し、去って行かれました。
なので日曜の夜、
『今から出撃します』とメールしたら、どうやら女子のところに居られたらしく、
『ひとりで行ってよし!』ってことになった。
ひとりで行くならやっぱ不気味な方がいいでしょ~
僕は“不気味な水域”に向かった。
今回は、潜入ルートを変更してみた。
もっと奥地を目指すために。
真夜中の草原を一人で彷徨った・・・
草とクモの巣を掻き分け歩く。
ほとんど迷子状態・・・
水辺近くには険しいブッシュ帯が続いていて、なかなか近づけない。
ようやくブッシュの薄い箇所を見つけ、入水する。
帰りにまたここに辿り着けるよう、漂着していた竹を突き立てておいた。
これでよし!
さてと ヤルか!
頭上のお月様はうっすらと雲に覆われていたが、不気味さを半減させるほどの光量を放っていた。
どうせなら、とことん不気味な方が 普段の生活じゃ味わえない冒険心をくすぐられてワクワク感が増すのだがな・・・
しかし、その光のおかげで、水中にあふれる生命感が感じ取れた。
すごい量のベイトが居る。
水面を飛び跳ね逃げ惑うヤツらもいる。
ジュボッと吸い込まれる音も聞こえてくる。
最高の舞台が、そこにあった。
焦っていないフリをして、タックルボックスを開ける。
んん・・・お前でいくか。
自作のペンシルベイトを結んだ。
しかし、2投で交代。
月明かりがあっても、さすがに遠くのルアーは視認できない。
動きの見えない状態でドッグウォークさせるのは、もうちょっと気持ちを落ち着かせないとキツかったから。
次は誰いく?
ボックスの底の方の、自作の駄作のヤツと目が合った。
お前、行ってみるか・・・
動かしてやらないと、なにも動かないルアー。
飛行姿勢も行儀悪く、すぐにフロントフックがラインを引っ掛けてしまう問題児。
“多い日夜用”を大きくした失敗作だ。
その1投目、
魚を連れて帰ってきた。

サヨリ。逃げ惑ってるヤツ。
この問題児とサヨリ、キラメキ感とサイズがシンクロして見えた。
ちょっと信頼してやってもいいかな?この問題児も。
それから2投目のことだった。
着水してからハンドルを3回ほど回した時、
“ごごっ”とキタ。
「いっせえのぉせっ」とアワセを入れると、遠くで水柱が立つのが見えた。
幾度かのエラ洗いの末、

60cmぐらいかな?シーバスだ。
釣りを開始して10分ぐらい。
こりゃあ20匹ぐらい釣れちゃうな?
しかしその後、あまりにも何の反応も得られないから、
やっぱり問題児ルアーを使い続けることに対して疑問符が・・・
市販の優秀なミノーに代えた。
いろいろ試した。
そして、ポッパーに代えた。
同じトップウォーターでも、ペンシルとちがってポッパーはサウンド(?)
暗闇でも聴覚で使える。
わりと早いテンポで、一定のテンポで操作した。
何投目かで、
“ズバンッ”と出て、弾かれて、
そしてまた“ズバンッ”と出た。
一瞬ロッドに乗った感触があったが、フッキングには至らず・・・
うわ~、これは面白いかも・・・
その後しばらくの沈黙の後・・・・
前方2時の方向15㍍先で、ズバッとサヨリが吸い込まれる。
急いで回収したポッパーを2時の方向に そっと投げる。
『吸い込め』『吸い込め』と唱えながらポッピング・・・・
ズボッ!
たまらんわ~

こいつは50cm無いかな~
でもウレシイ!
このシーバスを釣り上げたころを境に、
月を覆っていた薄い雲が晴れた。
そして海が静まりかえった。
サヨリのざわめきが消えた。
サヨリが消えたわけじゃない。
“ざわめき”だけが消えたのだ。
つまり、シーバスが消えたのだ。
こんなにも月光が影響するのか・・・・
まあいい。
もう十分楽しんだ。
突き立てた竹を目印に、帰路についた・・・
完
つーさん宅はあまりにも居心地が良く、週1ぐらいで通いたくなっちゃう。
ということで、酔っぱらったせいで 先週はほとんど釣りはしなかった。
“ほとんど”ってことは、多少行ったってことなのだが・・・
釣れもしないゴロタ場でペンシル投げたり、裏を流れるミシシッピヨシノセ川でナマー狙ったり・・・
玉砕でございました。
で、今週。
ひでお先生、月曜日に休みを取られたようで、
『連絡を待つ』とだけ言い残し、去って行かれました。
なので日曜の夜、
『今から出撃します』とメールしたら、どうやら女子のところに居られたらしく、
『ひとりで行ってよし!』ってことになった。
ひとりで行くならやっぱ不気味な方がいいでしょ~
僕は“不気味な水域”に向かった。
今回は、潜入ルートを変更してみた。
もっと奥地を目指すために。
真夜中の草原を一人で彷徨った・・・
草とクモの巣を掻き分け歩く。
ほとんど迷子状態・・・
水辺近くには険しいブッシュ帯が続いていて、なかなか近づけない。
ようやくブッシュの薄い箇所を見つけ、入水する。
帰りにまたここに辿り着けるよう、漂着していた竹を突き立てておいた。
これでよし!
さてと ヤルか!
頭上のお月様はうっすらと雲に覆われていたが、不気味さを半減させるほどの光量を放っていた。
どうせなら、とことん不気味な方が 普段の生活じゃ味わえない冒険心をくすぐられてワクワク感が増すのだがな・・・
しかし、その光のおかげで、水中にあふれる生命感が感じ取れた。
すごい量のベイトが居る。
水面を飛び跳ね逃げ惑うヤツらもいる。
ジュボッと吸い込まれる音も聞こえてくる。
最高の舞台が、そこにあった。
焦っていないフリをして、タックルボックスを開ける。
んん・・・お前でいくか。
自作のペンシルベイトを結んだ。
しかし、2投で交代。
月明かりがあっても、さすがに遠くのルアーは視認できない。
動きの見えない状態でドッグウォークさせるのは、もうちょっと気持ちを落ち着かせないとキツかったから。
次は誰いく?
ボックスの底の方の、自作の駄作のヤツと目が合った。
お前、行ってみるか・・・
動かしてやらないと、なにも動かないルアー。
飛行姿勢も行儀悪く、すぐにフロントフックがラインを引っ掛けてしまう問題児。
“多い日夜用”を大きくした失敗作だ。
その1投目、
魚を連れて帰ってきた。

サヨリ。逃げ惑ってるヤツ。
この問題児とサヨリ、キラメキ感とサイズがシンクロして見えた。
ちょっと信頼してやってもいいかな?この問題児も。
それから2投目のことだった。
着水してからハンドルを3回ほど回した時、
“ごごっ”とキタ。
「いっせえのぉせっ」とアワセを入れると、遠くで水柱が立つのが見えた。
幾度かのエラ洗いの末、

60cmぐらいかな?シーバスだ。
釣りを開始して10分ぐらい。
こりゃあ20匹ぐらい釣れちゃうな?
しかしその後、あまりにも何の反応も得られないから、
やっぱり問題児ルアーを使い続けることに対して疑問符が・・・
市販の優秀なミノーに代えた。
いろいろ試した。
そして、ポッパーに代えた。
同じトップウォーターでも、ペンシルとちがってポッパーはサウンド(?)
暗闇でも聴覚で使える。
わりと早いテンポで、一定のテンポで操作した。
何投目かで、
“ズバンッ”と出て、弾かれて、
そしてまた“ズバンッ”と出た。
一瞬ロッドに乗った感触があったが、フッキングには至らず・・・
うわ~、これは面白いかも・・・
その後しばらくの沈黙の後・・・・
前方2時の方向15㍍先で、ズバッとサヨリが吸い込まれる。
急いで回収したポッパーを2時の方向に そっと投げる。
『吸い込め』『吸い込め』と唱えながらポッピング・・・・
ズボッ!
たまらんわ~

こいつは50cm無いかな~
でもウレシイ!
このシーバスを釣り上げたころを境に、
月を覆っていた薄い雲が晴れた。
そして海が静まりかえった。
サヨリのざわめきが消えた。
サヨリが消えたわけじゃない。
“ざわめき”だけが消えたのだ。
つまり、シーバスが消えたのだ。
こんなにも月光が影響するのか・・・・
まあいい。
もう十分楽しんだ。
突き立てた竹を目印に、帰路についた・・・
完