踏まれても伸び続けるたとえとして「雑草のように」などと言ったりしますが、その生命力は並のものではありません。
ただ、一口に雑草といっても様々な種類があり、一つ一つには名前があるんですね。ひとくくりで雑草などと言われて、さぞ彼らはへそを曲げているのではないかと想像します。
今日は、午前9時過ぎから昼食を挟んで午後6時ごろまで、ニンニクを収穫する傍ら、生い茂った雑草を取る作業にひたすら専念しました。ニンニクが雑草の中に埋もれている状態だし、4月初めに植えたネギ苗が大きくなり土寄せを待っている状態で、そのネギの周辺も草だらけ。何しろ畑が広いので、午後から妻も合流して一日中作業をしていても、どれだけも進まない。連日果てしのない作業に汗を流しているところです。
明日の朝7時からは「チョロギ」の周辺の草取りでメンバーが集まります。これまた草取り。毎日こんな作業をしていると、運動量がすごいのでそれなりの疲れはあるけれど、体力増強にはうってつけ。家に帰れば、収穫した野菜がメインの食事になるので、健康には全く問題ありません。
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東京の友人MNEMOさんが、最近のバラ園の記事を読んで、私とバラの会の仲間たちに温かいエールを送ってくださいました。本当に勇気をいただきます。
このバラ園をどうするのかは、私の一存で決めることはできません。仲間たちと十分に議論を重ねながらよりよい方向を導くことになるだとうというのは前にも書いたとおりです。
信濃毎日新聞が記事を掲載してから訪問してくれた方たちは、もちろんそれぞれの思いを持って訪れてくれたわけですが、中には何人かの心に残る人たちがいました。
足に不具合のある女性の方が、新しく敷き詰めた木質チップの上を歩いて「なんて歩き易いんでしょう」と言って下さったこと。毎年バラ祭りの前にはチップを購入して敷き詰めるのですが、一年で堆肥化してしまうので、2トントラック一杯2万円(数年前は3000円だった!)という高額のチップを購入して一面に敷くのです。
明るい色の新しいチップを敷くと、バラ園全体が急に明るくなりバラたちも引き立ちます。こうした作業はバラの手入れと同時に決して手抜きできない作業です。
遠くの高齢者施設からワゴン車で訪れた職員の方に、直ぐ脇の高齢者専用駐車場に駐めていいことを告げたところ、「すぐ近くにとめられるバラ園はありません。助かります」と言う。他のバラ園や公園などは、駐車場から見学するところまでが遠いので、そう易々とは入所者を連れてはいけません。私たちのバラ園は、車の中からでも観賞できますものね。そんなところは他にはないでしょう。しかも、車椅子専用通路までつくっているのですから。
他の大きなバラ園と比べても全く遜色がないと言ってくれる訪問客も一人や二人ではありません。みなさん、種類が多いことに一様に驚きます。もちろん、バラ園から見る北アルプスのパノラマの素晴らしさは言うまでもありませんね。これまた、こんな景観に恵まれたバラ園は全国探してもないでしょう。
今後、どう進むにせよ、私たちにとっても、町にとっても貴重で大切な憩いの園。最後まで手抜きすることなく運営をしていくことだけは確かです。