明日東京では感染者数が、さらに増えて過去最高になるのではないかと危惧します。
感染者数の発表というのが、多かったり少なかったり、その絶対数ではどれだけ危険なのか安心なのか全く当てにならない。
東京都発表による検査人数の推移表は下の通り。最も多かった感染者366人のときの検査人数が5000人を超えていただけで、あとは2000人とか3000人、1000人台のときもあるのですから、相変わらずファックスでやりとりをしているということなのでしょうか。
現場での苦労は十分に理解しつつも、方針を決めて実行に移す最も上位の政策策定者が不作為というべきか、無策というべきか、とうてい信じがたい状態にあることが、この感染拡大の第一の要因ではないかと私には思われてならない。
今何をなすべきかについて、日本共産党が「新型コロナ対策にかんする緊急申し入れ」を政府に対して行ったが、これこそ国民的な合意を得られる内容ではないだろうか。
GO TOの軌道修正も出来ず、そのために軽症者用ホテルの確保もままならず、保健所への負担が激増し、医療機関の財政的危機がいよいよ高まり、医師、看護師などの負担が限界に達しようとする中で、政府が言っているのは自己責任論のみ。
新型コロナ感染の第2波が第1波を上回る規模で広がり始めているというのに、安倍首相は国会の閉会中審査にも姿を見せない。どの国でもトップが最前線に立って、自分の言葉で国民に訴えてきた。それが普通の国というもの。
ところがこれがフツーでないお方もいる。安倍さんはもちろんだが、コロナ対策より大村知事辞職リコール運動にうつつを抜かしている名古屋市長。こちらのリコール団体のHPにアップされた面々を見てズッコケないとしたら、よほど信念をおもちの方。団体が出しているハガキ(HPトップに載っている)には何と「日本を普通に愛する皆さん」ときた。はやりこれが「普通」なのだと合点した次第