Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

9月1日(木) 歳月の重み

2022-09-01 22:36:34 | 日記

月が変わって9月。台風が沖縄の南で発達しながら停滞し、進路をV字型に変えて北進する予報。7.8年前に沖縄で遭遇した台風のように、沖縄周辺で発達しつつ、ゆっくりカーブを描いて北に向かうのは良くあるパターンですが、これは異様。秋雨前線が刺激されて、思わぬところで大雨になって、こちらも終日断続的な雨にたたられてしまいました。

外に出たといえば、昼ごろ、友人と一緒に郵便局まで行って、沖縄知事選に立候補している玉城デニーさんの講演会に応援募金をしてきたこと。
そうそう、午前中は、上野千鶴子さんらが呼びかけている国葬反対のネット署名に応じてポチッとやりました。一緒に郵便局まで行った友人が、ネット環境のない人にもお願いしたいからというので、紙の署名簿もダウンロードして印刷し手渡しました。あともうちょっとで目標の15万筆に到達します。まだの方はよろしければ是非!

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先月末に東京の友人MNEMOさんに誕生祝いのメールを送ったのですが、ブログによれば「いよいよ高齢者の仲間入り」とあり、そうだろうとは思っていたのですが、自分のことはさておいて、改めて歳月の流れに驚いた次第。ブログでは毎日のように「お目」にかかってはいても、頭の中にある彼は私が東京を去るときの姿形をいまだに留めていて、にわかに歳が信じがたいのですね。

何しろ、私が東京の職場でMNEMOさんと出会ったのは、私がまだ45歳を迎えたかどうかという頃で、彼はまだ30代も前半だったのです。それから10数年は何だかんだあって、ずっとお付き合いをしてきましたが、出会いから考えると、もう30年以上も経過してしまったことになります。

「あっという間」とは到底言えない。1つ1つ直面する問題に真剣に取り組んできましたから、これらの年月は、さまざまな実践と思索に満ちています。とはいえ、ブログを綴っていなければ、考えることもそれほど多様ではなく忘れることも多かったでしょうから、ひょっとしたら「あっという間」で片付けられたかもしれませんね。その意味では、ブログの持つ意義は大変大きい。おそらくMNEMOさんも似たような感慨を抱いていらっしゃるのではないでしょうか。

私自身は、人生の最終コーナーを回って、ゴール(?)が見えてきたような状態ですが、全力疾走はしない。道草を食い、寄り道をしながら、あれこれ新しいことにも挑戦しつつ、いつのまにかゴールに着いたというようになればいいなと思っていますよ。まあ、ボチボチですが実行に移しつつあります。そうしたことは、まだなかなかブログには書けないので、いずれ形になったときに紹介することがあるかもしれません。

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今日は防災の日。
地震・津波、火山噴火などへの備えは当然としても、さしあたりは沖縄、九州を伺う大型台風に十分注意を払いたいものです。

防災の日の由来は、いうまでもなく今日が関東大震災の発生日にあたるからです。死者、行方不明が10万人以上という未曾有の災害だったけれど、この中に流言飛語による朝鮮人の虐殺者数がどれだけ含まれているのか定かではありません。朝鮮半島出身の人々への差別・偏見が現在もなお色濃く温存されているこの国に於いて、当時の出来事がどのようなものであったのか、知っておく必要があります。

折しも、富山の尊敬する大先輩であるH氏から、この問題について記した「通信」が送られてきたので、勝手ながら紹介させていただくことにしました。H氏は、かつての同僚で、すぐれた歴史研究者です。実名部分は伏せてイニシャルにしています。ぜひ、ご一読下さることをお勧めします。

1940通信 関東大震災時の朝鮮人大虐殺事件を問う