Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

7月23日(木) 今何をなすべきか

2020-07-23 23:43:20 | 日記

自らの責務を回避し何の手もうたないまま、「第2波に備えよう。自己責任で旅行にも行こう」と、第2波のど真ん中で無責任かつ頓珍漢な呼びかけをしているのが現在の日本政府。無策、愚策、時代錯誤、思考停止・・どんな言葉も現状を表すことはできません。

今日夜のテレビでは東京の感染者が300人を遙かに超えたことを報じた際に、PCR検査が約5000人と「多かったことも増えた要因」などと報じていました。なんのこっちゃ。
日本のPCR検査対象を1日2万件にすると安倍首相が公言したのは4月のこと。7月に初会合が開かれた政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会でもPCR検査の目標は一切示されず、諸外国とくらべても著しい遅れが生じている。厚労省が数を増やすことに抵抗しているという報道もあながち的外れではなさそうですね。(下の写真はjiji.comより)

同時に、東京での感染者数の集計作業が驚くべき実態で行われているという話が報道機関ツイッターで披露されています。ファックス行政のことです。

ANNの報道はこちら。状況が非常によくよくわかります。
現在、「医療機関からファクスなどで保健所へ、保健所からファクスなどで都道府県へ、そして最後に都道府県から厚生労働省へ」という流れになっていて、東京で稼働しているファックスは2台。フル稼働しても間に合わないような状態なのだとか。ダメだこりゃ。
今日の366人という数字も3日前の検査結果なのか。新システム移行中というニュースもあったけれど、未だにファックスと電話のやりとりという状態ではコントにもならない。
こんな国が、子ども達にICT教育と叫んでいるのですから、やはり世界の笑いものになっているのも頷ける。

PCR検査体制が仮に格段にすすんで1日10万件くらいになったとすれば、東京の1日の感染者は数千人になる計算。無症状を含めれば今の報告の10倍以上の感染者がいると推定されるというのが児玉龍彦先生の日本記者クラブでの訴えでした。
7月14日のデモクラシー・タイムスで、「今何をすべきなのか」という問いに、児玉先生は「今すぐ30万規模のPCR検査を実施し感染集積地を封じ込めよ」と理路整然と訴えていらっしゃいました。傾聴に値します。

それにしてもこの国の現状。
あ~~あ。