どっこいしょ・よっこらしょ

70歳を過ぎた爺さまの「日常・楽しみ・喜び・幸せ」なこと

ぼけ経 (老いの応援歌)

2012年01月08日 10時43分12秒 | 中村 ブン ちゃん
「ぼけ経」(老いの応援歌)なる本が出版された。著者「中村ブン」である。

老人ホームや老人達の集会でも出演の機会が増え、老人たちとの交流も多く
なっている。「ぼけ経」はそんな過程で生まれたとのこと。

平成14年頃、ブンちゃんから「母敬教」(白葉暮亭 母敬多父里 第1集)
なる歌集が送られてきた。
 ブンちゃんらしい切り口の歌詞で、一発で気に入ってしまった一冊であった。
 第1集だから、第2集・3集と送られて来るのかなと心待ちにしていたものだ。

そんな折、「ぼけ経」(老いの応援歌)なる本を発刊したとの情報が入った。

馴染みの本屋さんに予約注文。早速読ませて貰った。
 母敬教の歌詞に、ブンちゃんらしい深みのあるエッセイと、増えた歌詞の内
 容がパワーアップしていて痛快感を覚える。

 歌集「母敬教・第1集」では、16番までであったが、32番まで増やしている。
さぞかし、先輩の皆さんの言動、行動ウォッチングに苦労された事だろう。

自分の歳では、まだ鼻たれ小僧と思いたいが、ぼけ経の世界に近付いている。
 「あの因業爺 ようやく逝ったか よくもまあ好き放題にしていたよな」
  なんて通夜の席で言われるのかな。どの道49日迄だろうけど。 

ずっしりと重たく感じたのは、あとがきにある「愛語」なる言葉である。
 近年、巷間飛び交う言葉や、テレビなどで流れる言葉には、首を傾げてしま
 う様な言葉使いや、表現が多いように感ずる。

 しかし、自分に置き換えてみると汗顔の至りである。心しなくてはいけない。
 思いやり、愛情の無い言葉は、いつか巡って自分に返ってくるのではないかな。






以前、送っていただいた 母敬教 第1集