どっこいしょ・よっこらしょ

70歳を過ぎた爺さまの「日常・楽しみ・喜び・幸せ」なこと

SRO Ⅰ~Ⅴ 富樫倫太郎

2013年12月23日 12時49分25秒 | 捨てられない本
「SRO」警視庁広域捜査専任特別調査室(富樫倫太郎 著)

 Ⅰ ドクター  Ⅱ 死の天使  Ⅲ キラークィーン
 Ⅳ 黒い羊   Ⅴ ボディーファーム

警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」なる
チーム(総勢7名)の活躍である。

今までにない、新しい警察小説と思える。
総勢7名の内5人がキャリアという設定であり、通常の警視庁物には無い
メンバーの経歴設定に、読み始めには違和感を感じたものだ。
 室長の山根は警視長、芝原と尾形は警視正、針谷は警視一番下っ端の
 川久保でさえ警部なのである。

超エリートの山根室長が総理大臣に直訴してできた日本版FBIとの
設定であり、メンバーそれぞれが問題を抱えているとの筋立てには頭の
切り替えが必要であった。

しかし、読み始めたら面白いの一言であり、著者の掌の上で思いのままに
楽しませて貰った。