間引き菜

「青首大根、野沢菜、菜の花」が成長（９月３日に種を撒いた）して
２回目の間引き時期となった。
　大根、野沢菜、菜の花の間引きを二日ほどかけて実施した。

間引きの楽しみは、お浸しや煮付け、味噌汁の具などで味わえる事だ。
まさに家庭菜園の楽しみ、醍醐味である。

早速お浸しとして楽しんだ。明朝の味噌汁の具は大根の間引き菜かな。
　合わせる酒は「斬九郎」（長野県伊那市・宮島酒造）とした。

野沢菜や菜の花は、来春まで葉や新芽を楽しめる。
　湯掻いて冷凍保存をしておき、年末年始に食べるのも一興である。
　勿論、酒の肴に最高である。


野沢菜


菜の花

もってのほか

延命菊「もってのほか」が咲き始めた。
　秋の風情を運んできた食用菊に、にんまり顔である。

「晩酌のお供」として最高の楽しみになる。
さっそく「酢の物」にして味わった。
　飲む酒は「黒甕」とした。
菊の香り、仄かに感じる苦みに、季節の移り変わりを楽しんだ。
　
古代より中国では「延命長寿の花」として、菊茶・菊花酒や漢方薬として
飲まれていたとか。
日本では食用菊として「延命菊・（もってのほか、かきのもと）」として
奈良時代のころから栽培されていたとのことである。


松風（阿房宮）はまだ蕾である。
　花が咲いたら「花湯、菊普、貢菊」などで楽しみたいものだ。
　普洱茶や白茶など、合わせる茶葉を今から入手しなくては。

珠露 （しゅろ） 中国茶館

街角に洒落たお店を発見。

店の名前は「台湾茶館　珠露（しゅろ）」
珠玉の烏龍茶と台湾甜品をお楽しみくださいとの案内である。
　台湾茶とりわけ烏龍茶をメインに提供しているとか。

中国茶好きな私としては、お邪魔しなくてはと行動開始。

こじんまりとして、落ち着いた雰囲気の店内に納得。
メニューの品数も豊かであり、台湾甜品とのセットメニュー
が嬉しい。
私としては、黒茶の種類が少ないのが少し残念。

散歩がてらに、「ふらっと訪ねて見たい」お店である。
　店主の人柄を感じさせる落ち着いた店に、納得・満足

更に、お茶を美味しくする店主の話しや交わす会話に、時の経つ
のを忘れてしまったほどであった。

チロリ （タンボ）

金物店で家庭菜園の用具を物色していたところ「ちろり」を発見。
　この頃は、居酒屋や焼き鳥屋でも使わなくなってきた。

馴染みの店では、燗酒を頼むとちろりで出してくれた。
敷居が高くなった今でも、ちろりを使っているのかな。
　ちろりからコップに移して飲む。
　正味の酒の量が判り、徳利より得をしたような感じであった。
　　
仲間数人で飲む時は、五合のちろりで分け合い、二～三人の時は二合の
ちろりが各々に出て来た。

お店では鍋にお湯を沸かしてあり、酒を入れたチロリを鍋に入れる。
待つ身としては、燗が付き過ぎないかと心配したものだ。
　筋目より多めに入っていると、得したような嬉しかった思いがした。
　ちろりは冷や奴、焼き鳥など、居酒屋の定番料理が似合う。

銅や錫製の物はちょいとお値段が張る。やはり庶民はアルミ製が良いのだ。
店には、持ち手を藤蔓で加工したものが無かったのが、残念。
　　正に衝動買いである。農作業の用具は何処いやら。
　　二合と三合のちろりをお買い上げ。
　
さっそく鍋に湯を沸かし、二合のちろりで「斬九郎」を楽しんだ。
　　美味い。懐かしい思い出とともに酒の旨味が高まった。

一口飲んでは「にんまり」する私。不思議がって見ている女房。
　　こんな楽しくて懐かしい思い出は、簡単には話さないよとの思いも
　　あるが、つい喋りたくて仕方の無い自分に「微笑み」である。


左手三合、右手二合



　　

トウモロコシ

トウモロコシの苗が成長している。
　種を8月11日に撒き、8月31日の点検では想定通りの成長となった。

種類はキャンベラ、奥側は今年購入の種、手前側は2年前の種。
　成長に差が出ており、手前側では発芽していない物も見られる。

余っている種が勿体無いと思い使ったのだが、種の選定の大切さを
痛切に感じた。

涼やかさを感じる頃合いに、食べるトウモロコシは格別である。
茹でて冷凍保存を行い、年末年始での酒の肴にはうってつけである。
とは言っても取り立てを食べるのが最高であり、家庭菜園ならではの
贅沢の極みでである。

　収穫までの楽しみに思わず頬が緩む。
　　　ベビーコーンで晩酌を楽しみ、収穫でニッコリ。
　　　「一粒で2度美味しい」状態かな。