「丸腰国家 軍隊を放棄したコスタリカ(足立力也 著)」
中米の小さな国(国民500万人弱)で、1949年に「新憲法制定、常備軍
廃止の明文化」をして、非武装憲法を持った「丸腰国家」が誕生した。
コスタリカの人々が「軍隊が無いことが最大の防衛力」と言う意味は、
そしてその言葉がどうしたら出て来るのか興味がある。
ルイス・アルベルト・モンヘン元大統領が発表した(1983年11月)
「積極的永世非武装中立宣言」に興味が湧く。
☆特筆すべきは、「積極的中立」にある。
仲介者として積極的に介入をするという意味になる。
☆中米紛争の仲介に乗り出し、元大統領夫人が中米各国のファースト
レディーをコスタリカに招き、「女性として母として」紛争解決に
取り組んだことに興味が湧く。
70年になる歴史の中、国家の押し付けでなく国民の判断として、理想では
なく現実のものとして軍隊を無くした人々がいる。
政治的、思想的なバイアスをかけないで、経験や知識にとらわれずに
読んでみると面白い。
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