
週一程度踊りに行っている。体調は万全とは言えないが、それはそれ加齢のせいだと理解している。
踊りに行っているホールのダンサーたちは、アルバイト大学生から70代の男性まで。一番多いのは働き盛りの3,40代。その中の現在30歳のR氏は、時々チャーターすることが多い。R氏は3歳になる女の子の父親。少年のような身軽さで、どのお客様にも分け隔てなく踊ってくれる。偶に休憩する時は客の間に腰をおろすことがあって、日常茶飯事の会話をする場合がある。先日も同じような隙間の時間に、「コロナで僕の仕事が減ったので、もう一人子供が欲しかっただけど、一人でも育てるのが大変だからと、話し合って子作りを諦めたのよ」と言った。昨年の新型コロナウイルス感染症の感染者増加で、緊急事態宣言が発出された後、一斉にダンスホールが休業になった。また客も踊ることを止めた。個人事業者という立場のダンサーたちには、極端に仕事が減った。R氏は、「子供が二人いたら二人で遊ぶでしょう。本当は二人欲しいんだよね」と言った。
私は子供が二人だったが、残念ながら障害者の長男は養護学校の寄宿舎暮らしが長かった。そして高校卒業と共に、身体障害者施設に入所。そして、体調を崩して亡くなった。次男は一人っ子のような環境でとても寂しかったようだ。次男の口から聴いたのではないが、それを知った時は、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
私は、「もう一人居るといいよね」との言葉は出せなかった。現在の不安定な世情。無責任な発言だと飲み込んだ。コロナワクチンは、いつ全体に行き渡るだろう。待たれる。
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