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★9 電動のこぎり

2025-03-09 06:50:33 | ★★☆「と、ある日のこと」2025年度


 
ずうっと以前から欲しかった電動のこぎり。

大型店舗の工具売り場には、何種類もの電動のこぎりが並んでいる。応対をしてくれる男性店員の説明を聞き、手に取って見た。ズシリと重い。約、二万円ほど。
「本体は約1㎏、バッテリーは800gですね。片手で持って、高いところを伐るとなると、ちょっと重くないですか?」と、店員。

 庭の手入れするのは私だけ。大好きな庭仕事なので文句は無いのだけれど。背伸びして2㎏近い電動のこぎりを操るのは、考えてみるだけでも疲れる。持ってみて、高めの枝を伐る動作を想像してみたが、自分の体力では無理かもしれない。
 電動のこぎりを買わずに、土壌改良剤などを購入して戻ってきたが、夏場に伐り捨てていたバラの太いシートが気になり、道具入れからのこぎりを出して、ごみ袋に入る長さに切ることにした。

 のこぎりを挽きながら、やはり電動のこぎりなら楽で速いと思ってしまう。それでも、元来の庭好き、植物好きなので、せっせと6本のバラのシュートを伐りゴミ袋に入れた。最後に残った直径7センチほどのバラの幹は、硬くてなかなか伐れない。やはり、電動のこぎりが欲しい。低い場所での作業なら危ないことも無さそうだ。今度必ず買おうと決心。

 約一時間の作業だった。限界の印が出てきた。不整脈だ。一昨年の夏場に起きた不整脈症状と同じ度合いの不整脈。命あっての庭仕事。手袋、靴下を脱ぎ、上着などを脱ぎベッドへ。ドキドキが速い。「死に直結する不整脈ではない」と、以前に主治医が言っていたが、それにしても、生きた心地がしない。

 やはり、絶対電動のこぎりを買おう。不整脈もそうだが、右肩が痛くなってきた。貼り薬も貼るしかなさそうだ。



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