毎年楽しみにしている菩提寺のコスモス。
今年も綺麗に咲いていた、とある日。
ここは高台の菩提寺の墓所。
下の住宅地に隣接しているブライダルホールのトンガリ屋根から鐘の音が聴こえました。今日は大安吉日、また幸せなカップルが誕生したのでしょうね。その先には、大型商業施設。数店舗があります。その中でも、リサイクル屋には外国人客が多いようです。北側の少し離れたところをつくばエクスプレスが通っていて、線路の軋む音がして、通過する車両が見えたりします。寂しさを感じることさえ忘れさせる菩提寺です。
先代の住職は、私の経営していた喫茶店のお客様でした。教育者として勤めてもいました。部活動では剣道を。境内裏の、孟宗竹の竹林ではシイタケを栽培していました。季節には、竹の子を届けて頂いたり、ユズの時期には、ミカン箱を一杯にして届けて頂きました。活動的な住職の計らいで求めた墓所に、30歳7か月で逝った息子がいます。
毎月の墓参の時、供物は、息子とテレパシーの交信をして、供物を選びます。どちらかと言えば、ごはん類を希望されます。たぶん、家ではパンを供えていることが多いせいでしょうか? それと、甘いもの。花は園芸店で購入しますが、年12回ほどの墓参回数の内、庭の花を手向ける時は数回あります。その為もあって、わが狭庭は、白い花とピンクやブルーの花が多いです。唯一、菊だけは黄色を育てています。
菩提寺は果物の木が多いです。秋にはコスモスを咲かせています。
コスモスの揺れる様は、つい、黄泉を連想してしまいます。
心地よい秋風は癒しになってくれました。
コスモスに問えば黄泉野は花盛り
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