紫陽花記

エッセー
小説
ショートストーリー

別館★写真と俳句「めいちゃところ」

★31 コスモスへの問い

2023-11-26 07:50:45 | 「とある日のこと」2023年度


毎年楽しみにしている菩提寺のコスモス。
今年も綺麗に咲いていた、とある日。
 ここは高台の菩提寺の墓所。
下の住宅地に隣接しているブライダルホールのトンガリ屋根から鐘の音が聴こえました。今日は大安吉日、また幸せなカップルが誕生したのでしょうね。その先には、大型商業施設。数店舗があります。その中でも、リサイクル屋には外国人客が多いようです。北側の少し離れたところをつくばエクスプレスが通っていて、線路の軋む音がして、通過する車両が見えたりします。寂しさを感じることさえ忘れさせる菩提寺です。

 先代の住職は、私の経営していた喫茶店のお客様でした。教育者として勤めてもいました。部活動では剣道を。境内裏の、孟宗竹の竹林ではシイタケを栽培していました。季節には、竹の子を届けて頂いたり、ユズの時期には、ミカン箱を一杯にして届けて頂きました。活動的な住職の計らいで求めた墓所に、30歳7か月で逝った息子がいます。

毎月の墓参の時、供物は、息子とテレパシーの交信をして、供物を選びます。どちらかと言えば、ごはん類を希望されます。たぶん、家ではパンを供えていることが多いせいでしょうか? それと、甘いもの。花は園芸店で購入しますが、年12回ほどの墓参回数の内、庭の花を手向ける時は数回あります。その為もあって、わが狭庭は、白い花とピンクやブルーの花が多いです。唯一、菊だけは黄色を育てています。

 菩提寺は果物の木が多いです。秋にはコスモスを咲かせています。
コスモスの揺れる様は、つい、黄泉を連想してしまいます。
心地よい秋風は癒しになってくれました。

 
コスモスに問えば黄泉野は花盛り


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俳句・めいちゃところ
https://haikumodoki.livedoor.blog/
写真と俳句のブログです。
こちらもよろしくです。

★30 びっくり情報

2023-11-19 07:50:09 | 「とある日のこと」2023年度



10月29日。某ホールでのハロウィンパーティーに参加しまた。プロ6人のスタッフでした。3人は踊ったことのあるプロ。あとの3人は初めてのプロたちです。プロばかりだなんて。流石に美しく、ダイナミックでしなやかで・・・下手な私でも気持ちよく踊らせていただけました。一瞬、こんな贅沢をして良いのだろうかと思いましたが、長年のあれこれへのご褒美だと有り難く感謝です。

 ビックリなのは、その中の一番人気Wプロに最初にワルツを踊っていただいた時に、「踊りやすかったですよ」と、二度目の時には、「綺麗に踊れましたねぇ」と、営業用の言葉とは思いましたが、嬉しくなりました。
「どなたに教わったのですか?」と聞かれたので、3年程レッスン受けたKプロの名前を言うと、「えっ、僕の同級生ですよ。競技会で戦ったのですよ。僕は大阪ですが、たしか彼は・・・」と、ビックリの情報。それから僅かな時間の会話が続きました。

こんなことってあるのですねぇ。
我が先生は、厳しい、生真面目、そして、踊る姿の美しい先生です。何だか自慢したくなるような気分でした。

最後は、Oプロ組のデモンストレーション。大型カップルの踊りは、ホール狭しと躍動する。スタンダード3曲。背筋の美しさと足の長さと、リーダーの一生懸命さと、それにこたえるパートナーのひるがえるドレスの裾。溜息交じりの拍手は鳴りやまなかった。

 4時間半のパーティーでしたが、心地よい疲れと共に、東京の有名老舗のお弁当を土産に帰ることが出来ました。

 夕食は駅まで迎えに来てくれた夫と食事処へ。「プロばかりでは入場料は高かっただろうね」と言う夫の疑問には、はっきりとした返答はしませんでした。内緒です。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俳句・めいちゃところ
https://haikumodoki.livedoor.blog/
写真と俳句のブログです。
こちらもよろしくです。

★29 同病の好み

2023-11-12 06:58:44 | 「とある日のこと」2023年度



踊りに行きました。
最近、「心房細動」のカテーテル治療をしたばかりのダンサーに踊っていただきました。
踊りながらの話では、心房の不整脈の起きる箇所をカテーテルで焼く治療だったそうです。
血管に悪い箇所もあったそうですが、すっかり不整脈が起こらなくなったとか。

 私の場合、「心房細動」ではないらしい。
「期外収縮」という不整脈で、薬物で抑えている。以前から、朝夕一錠ずつの薬を飲んでいる。もしこの先不整脈の頻度が多くなった場合は、焼く治療ではなく、場合によっては「ペースメーカ」などの治療が必要かもしれない。などと思いながら、踊りました。

 ネットからの情報の、不整脈の原因には、
カフェイン、自律神経、心房細動、高血圧、ストレス、ストレスによる疲れ、などらしい。
私の場合、この夏の熱波が一つの原因でもありそうだが、遊びによる疲れが大きな原因と言えそうだ。

以下は、こちらもネットからお借りした情報です。私の場合、脈が遅くなる疾患ではないので、当てはまらないような気がする。
【ペースメーカの埋込みの適用には、洞結節(自然のぺースメーカ)の異常で、洞結節からの興奮が起きない、または起こりにくい状態や、刺激伝導系の途中が切れて、心室に興奮が伝わらないなどにより、脈が遅くなる疾患があります。ペースメーカはこのような徐脈性不整脈における調律の異常を補整します。】とある。

 この夏から不整脈に悩まされているが、直ちに命に関わることはなさそうだ。が、もうすこし遊び方を慎んで、楽しいことを貯蓄したいと思う。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俳句・めいちゃところ
https://haikumodoki.livedoor.blog/
写真と俳句のブログです。
こちらもよろしくです。

★28 誕生日会参加

2023-11-05 07:35:50 | 「とある日のこと」2023年度
 
 
10月の、とある日曜日のことでした。

月数回踊りに行っているホールのオーナーの、39歳の誕生日会に行ってきました。お客様は35名ほど。スタッフはオーナー入れて10名。誕生日会に相応しいお客様たちの華やかさ。私もチョットバカリおしゃれしました。

オーナーのお客様への感謝と、協力するスタッフへの感謝の言葉から始まりました。オーナーの奥様と次男ちゃんと三男ちゃんも参加です。長男君はサッカーとかで不参加。まだお母様に甘えている三男ちゃんは3歳とか。「パパ、ママ」とは呼ばないそうです。

 皆さんが踊りまくります。4時間のスケジュールはあっという間。
最後にスタッフたちのダシモノがスタンバイするまでの間に、オーナーの皆様への感謝の言葉が終わると、次男君の歌が始まりました。
 今どきの歌のようです。三番までしっかりとマイクを握りしめて歌います。お父様のオーナーが寄り添って、お客様の側を一回りしながらの熱唱です。曲名は分かりませんが、今どきの早い曲です。数人がおひねり? を・・・歌い終わると、お父様が聞きます。
「唄った感想はどうだったかな?」
「はずかしかったけど、たのしかった」と・・・。

 次に、スタッフ達のダシモノ。「キャッツアイ」の曲に合わせて踊ります。それは、婦警と怪しげな男たちが現れるコントのような振り付けです。大きな笑いが沸き起こります。

バースデーケーキがオーナーへ。家族5人で丁度良い大きさです。その後、オーナーは天井近くまでの胴上げです。そして、スタッフに促されて、結婚14年目のオーナー夫妻のダンス。ワルツです。流石にステキなご夫婦です。

お開きはラストダンスを踊り終わったお客様から更衣室へ。
久しぶりに子供たちの姿や声に接して嬉しかった。良い誕生日会でした。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俳句・めいちゃところ
https://haikumodoki.livedoor.blog/
写真と俳句のブログです。
こちらもよろしくです。