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《読書》小島一志・塚本佳子『大山倍達正伝』新潮社

2008-01-12 08:27:45 | 読書
●〔1〕小島一志・塚本佳子『大山倍達正伝』新潮社 2006 (2008.01.05読了)〈2007260〉

○内容紹介
資料五〇〇点、証言者三〇〇人余、渾身の取材で驚愕の新事実続出!同胞同士の抗争に明れ暮れた戦後、アメリカ遠征激闘の真実、祖国のもうひとつの家庭に求めた最後の安息…。伝説の空手家の真の人生が、いま初めて明らかになる。あまりにも衝撃的なノンフィクション超大作。

 新春第一弾の本はこれです。年末から決めていました。とても面白く読むことができました。
 御多分に漏れず、私も子どものころ『空手バカ一代』にハマッてました。今でも全29巻(KCコミックス)が家に揃っています。しかし、長ずるにつれ、さすがに「大山倍達伝説」にはおかしいところがあるなと思いだしました。
 本書は、くどいくらいに綿密な取材により、「大山倍達伝説」の虚飾のベールを取り去り、真実の姿に迫っています。
 しかし、例え「大山倍達伝説」がウソで固められたものであれ、大山倍達の偉大さに変わりは無いでしょう。まさに清濁併せ呑む巨人です。

※小島一志の「力なき正義は無能なり」

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