キリン『スパークル体感キャンペーン』
キリンカクテル スパークル(クリアジントニック/ゴールドモスコーミュール/ファジーネーブル)350ml缶各1本の3本セットが当たりました。ありがとうございました。
※KIRIN スパークル
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この「新刊本」には「古本」がぎっしり詰まってます。"旅マンガ"でおなじみのグレゴリ青山。今回の舞台は大阪のディープな古本屋さん。18歳の乙女グレちゃんが、自身の体験を元に、ひとクセもふたクセもある、濃ゆ~い古本ワールドを紹介します! 古本情報誌「彷書月刊」の人気連載に、大幅に書きおろしを加え構成しました。
出版社に書き替えられた原稿、異常な語数削減…辞書制作者の証言を手がかりに、国語辞書の中に眠る驚くべき事実を明らかにする問題作。辞書をめぐる常識がくつがえる一冊。
切り張り人生語り尽くし―花形辞書『広辞林』の戦後(金沢博士に冷たかった三省堂;「ジ苑」用の『辞海』は自滅 ほか)
裏『「広辞苑」物語』(岩波、編者の原稿に「ノー!」;“お雇い編者”に格落ちした新村博士 ほか)
九〇〇〇語の大リストラを行なった辞書(辞書最大の目玉は語数;マル秘の語数リストラ大作戦 ほか)
辞書の語数が語るトンデモ異聞(『日国』二版の用例は初版の半分!?;五〇万語から四五万語に下方修正 ほか)
国語改革熱が刻印された辞書たち(『コージ苑』によれば「鶯」「蝉」は正字?;ミステリアスな“『コージ苑』新字体” ほか)
出版社に書き換えられた原稿、異常な語数削減……。辞書制作者の証言を手がかりに丹念な調査を行ない、辞書の中に封印された驚くべき事件の真相を明らかにする。
ところで昨年の秋、とある女性のブログに、私の名が出ているのを発見した。続けて見ていくと、どうやら東大の院生らしい。専門はちょっと変わった、新しい学科なのだが、舞台芸術に関心が深いようで、よくオペラやバレエ、演劇を観に行ってはその感想を書いたりしているが、とても二十代前半とは思えない教養と学識と、ユーモアに溢れている。私はちょくちょく、コメントをつけたが、これに対する答えも、とても聡明なものだった。中身は、もう完全に「理想の女性」である。十一月末のある日、思い切ってメールを出してみたら、丁寧な返事が返ってきた。それからたびたびメールのやりとりをして、年末にはすっかり私は「まだ見ぬ恋」に陥っていた。
しかし、相手は二十一歳も年下である。それに、まだ顔を見てもいなかった。私は勝手に妄想を抱いていた。今年になって会った彼女は、想像通りの女性だったが、私は、いざ振られた時のために心の準備をしておくのを忘れなかった。だから、その後突然結婚することになって、籍も入れて一緒に暮らしているのは、不幸のあまり私の頭がおかしくなって、夢を見ているのだと思うことにしている。(p.48)