ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記-

本やCDを買う日々の記録です。ツイッター:http://twitter.com/sr_azev

《購書》 2007.01.20 啓文社ポートプラザ店

2007-01-31 04:55:40 | 購書
啓文社ポートプラザ店


◎ホイチョイ・プロダクション『気まぐれコンセプトクロニクル』小学館 2007


○内容紹介
連載25年、4コマ漫画による日本現代史!80年代『見栄講座』、90年代『東京いい店やれる店』と10年サイクルでベストセラーを生み出すホイチョイ・プロダクションズが、1981年からビッグコミックスピリッツで連載し続けるギョーカイ4コマ漫画「気まぐれコンセプト」をセレクトし、年代別に総力編集。フキダシ内の「ジュリアナ」「ザウス」などのトレンド語句には脚注を入れ、バブル前夜からバブル再来?といわれる今日までの四半世紀をふり返る、究極の輪廻転生日本現代史エンサイクロペディア。2月公開のホイチョイ映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」と連動し、来たるべき“バック・トゥ・ザ・バブル”ブームの指南書として、満を持しての発売!

 私自身は“トレンディー”な生活とは無縁の人間ですが、この作品は好きで『ビッグコミック・スピリッツ』誌上でずっと読んでいます。
 ホイチョイ・プロダクションズの作品では、20年位前に『見栄講座-ミーハーのための戦略と展開-』小学館(1983)『OTV』ダイヤモンド社(1985)を買って読んでいます。
 『気まぐれコンセプト』は一度単行本になっていますが、その後、なかなか本になりませんでした(下記参照)。ですから本書は待望の書でした。
 
『気まぐれコンセプト』は、ビッグコミックスピリッツ誌上に1981年10月から連載され、今もつづく4コママンガです。(中略)
 初期の作品は、連載開始3年後の1984年初夏に、一度、単行本にまとめて出版しましたが、それ以後23年間、一度も単行本にまとめることなく描き溜め続けてつづけてきました。本書は、その23年分のマンガを精選し、年代順にまとめたものです。(「はじめに」より)

 昨年末に、『ビッグコミックスピリッツ』誌上でこの本が出ることを知りました。当初は1月10日発売となっていましたが、少し遅れました。アマゾンでは1月20日発売予定となっていたのですが、あまり期待せずに書店に行ってみると、入り口付近にどーんと平積みになっていました。もちろん即ゲットです。
 1000ページ近い大部な本なので、チビリチビリと楽しみながら読んでいきました。堪能いたしました。

 なお、細かいことですが、p.764の脚注に「1999年、ベッカムはトヨタカップ出場のマンチェスター・ユナイテッドの一員として来日。その祭、女性自身が「イギリスの人気者」として数回にわたり記事に。」とありますが、「その祭」は「その際」の誤植ですね。
 それから、p.833の右側のマンガの2コマまに2003年に初めて、『敬老の日』の翌々日の水曜が、『秋分の日』となり、間の火曜が『国民の休日』となって、土曜から水曜まで5連休となります。」とありますが、「2003年」は「2009年」の間違いです。
 さらに蛇足ですが、p.850の左側のマンガの4コマめはオチがQRコードになっています。携帯電話で読んでみると、ちゃんと読めました(笑)。

《読書》安原顯『安原顯の乱聴日記』音楽之友社(その1)

2007-01-30 05:11:56 | 読書

●〔7〕安原顯『安原顯の乱聴日記』音楽之友社 1999
(2007.01.20読了)〈2006251〉

○内容紹介
知ってる音楽なんてつまらない。知らないから聴き、大当たりした時の感動がたまらないのだ! 天才ヤスケンのパワフルな音楽生活。『ステレオ』連載の単行本化。

 安原顯は自称“スーパーエディター”、“天才ヤスケン”として有名ですが、私はエラソーな感じがして遠ざけていました。ジャズ評論をすることは知っていましたが、古本屋でパラパラ覗いてみると、クラシックについても言及されていたので買って読みました。
 読んでみると予想通りエラソーなヤツでしたが、中身は結構面白く、突っ込みどころ満載でした。

○どっちがガキだ
これらのCDを聴きまくってヨガっていたら、この日、NHK「ラジオ深夜使」の生出演のあったことをすっかり失念、午後九時過ぎ、家人に言われ、「ハッ」と思い出し、慌ててタクシーに飛び乗り、かろうじて間に合う。三か月に一度の出演ゆえ、覚えている筈もなく、担当ディレクターが当然、前日電話なりFAXをして注意を喚起すべきだが、それをしない。ガキではなく、五〇過ぎと思しきディレクターがこのレヴェルなのだから、若い担当者の教育などできるわけもないのだ。こうしたこと一つを取っても、日本崩壊の日は近いと確信する。(p.162)

 たとえ三か月に一度であろうと、契約した出演は自分で覚えているべきでしょう。どっちがガキかわかりませんね。

○なぜか怒りまくってます
商品知識は皆無の癖に「尊大」な売り子が多過ぎる。これは一体どういうことなのか。むろん、その時の店員も、「有難うございました」の一言もなかった。なぜ、このような馬鹿現象が出来したのか。一つは「東京」といっても東京人はわずかに数パーセント、あとはすべてカッペだからだ。カッペとは挨拶を知らず、怒りも知らぬ輩のことを指す。もう一つの理由は、客の大半が「社畜」、これも大きい。「社畜」の第一条件は絶対に「怒らぬ」「逆らわぬ」ことだからである。日本は「カッペ」と「社畜」で成り立っているため、気違い北朝鮮ごときが日本にミサイルをぶち込んでも国民は誰一人怒らず、自衛隊、政府ともに「まことに遺憾、ただいま調査中」でしかなかった。諸君は、「衆議院はただちに解散せよ!」と叫び、怒っている隣人を見たことかおるか。マスコミは権力側の回し者ゆえ、このことについても当然アジらない。(p.200)

 投票したい候補者がいないため東京都知事選は棄権。民度の低い衆愚は、裕次郎の兄というだけの理由で入れるだろうとの予想通り、クズ慎太郎が選ばれた。長島茂雄が立候補すれば、間違いなく彼が都知事に選ばれるだろう。大阪ではゴミ漫才師が再選、対抗馬が共産党だけとは、いわば無投票と同じではないか。いずれにしても、壊滅間近、五流の後進国日本らしい衆愚による衆愚のための衆愚選挙だ。民主主義とは、国民が馬鹿では単なる衆愚主義に陥り、国は滅びるのだ。滅びてもいいとはいえだ。(p.286)

○意外にセコイ
この店(引用者註:ディスク・ユニオン)で、やけに心に染みるCDがかかっていたので「誰の演奏ですか」と訊くと、ハイティンク/シフのベートーヴェン『ピアノ協奏曲全集』だと言う。CD三枚組で五三五〇円とは高くないが、他の店ならもっと安いのではと、イジケ心が働き思いとどまるが、どうしても、いま店内で鳴っている第二番が聴きたくなり、ツィマーマンを買う。退院後、銀座のHMVを覗くと、シフは五六五〇円たった。結局、渋谷タワー・レコードで四九九〇円で買う。(p.45)

 また、本書のあちこちに、知り合いに本やCDを「タカる」という場面が出てきます。あまり品性が高い行為とは思えませんが。

〈To be continued.〉

《読書》奥田英朗『イン・ザ・プール』文藝春秋

2007-01-29 05:40:40 | 読書

●〔6〕奥田英朗『イン・ザ・プール』文藝春秋 2002
(2007.01.19読了)

○内容紹介
トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。新・爆笑小説。

 市民図書館で借りました。言わずと知れた有名な作品ですが、期待通り面白く読めました。調べてみるとドラマ化、映画化されているようですね。

《周辺機器》 2007.01.27 USBフラッシュメモリ

2007-01-28 07:22:19 | 買い物
アプライド福山店

◎USBフラッシュメモリ バッファロー RUF-C1GL/U2E(1GB) ¥2,699

 USBフラッシュメモリが1本あってもいいかなと思いました。容量は1GB。とりあえず楽天市場で調べてみると最安値は1,700円程度でした(1/26時点)。しかし、当然ながら送料がかかります。店売で2,000円台だったら買いかなと思いました。
 1/27のチラシで見てみると、ヤマダ電機が¥2,950、デオデオが¥2,980でした。さらに調べてみると、アプライドでサイト上からチラシをプリントアウトしていくと¥2,699ということで、無事ゲットできました。

《読書》グレッグ・アイルズ(著)中津悠(訳)『甦る帝国』(下)講談社文庫

2007-01-25 05:52:23 | 読書

●〔5〕グレッグ・アイルズ(著)中津悠(訳)『甦る帝国』(下)講談社文庫 1999
(2007.01.16読了)〈2005298〉

○内容紹介
核を掴んだ「不死鳥(フェニックス)」が殲滅への翼を広げる!ヘス文書を狙う秘密組織〈フェニックス〉に妻イルゼを誘拐されたハンスは、父親ハウアー警部、イスラエル工作員スターンらと、南アフリカへ救出に向かう。だが現地では「第3帝国」復活を目論む、恐るべき核謀略が進んでいた。各国精鋭部隊が展開する非情なスパイ・アクションに息を呑むサスペンス巨編!


 上下巻あわせて1256ページという大部な本でしたが、かなりの速度を持って、面白く読むことができました。
 ジャンル分けすれば国際謀略小説ということになるのでしょうが、フォーサイスとは違って、もっとドロドロした感じでした。それは、登場人物が様々な情念(夫婦の愛、親子の愛、愛国心、復讐心、狂気、功名心etc.)によって動いているからでしょう。それぞれにキャラも立っていました。
 下巻の後半は息詰まるアクション場面の連続で、衝撃のフィナーレへとなだれ込みます。

※「MysteryBest ???―みすべす―」より

《読書》グレッグ・アイルズ(著)中津悠(訳)『甦る帝国』(上)講談社文庫

2007-01-24 05:20:26 | 読書

●〔4〕グレッグ・アイルズ(著)中津悠(訳)『甦る帝国』(上)講談社文庫 1999
(2007.01.13読了)〈2006277〉

○内容紹介
その極秘文書は、世界を震撼させるものだった!第2次大戦初期、ヒトラーの命を受けた副総統ヘスは、容貌の酷似した大尉と共に英国へ極秘潜入する……。戦後、西ベルリンに収監された“囚人ヘス”が謎の死を遂げ、刑務所跡で巡査部長ハンスはヘスの手記を発見。国際紛争の火種にもなるこの極秘文書を奪取すべく、欧米・中東各国謀報機関が暗躍・激闘を開始した!

 感想は(下)で。

※画像はルドルフ・ヘス

《購書》 2007.01.13 古本市場曙店

2007-01-22 05:18:40 | 購書
古本市場曙店
ふる1カードの500円の金券を使うために。私が欲しい本は無かったので、娘たちの本に使いました。

◎おまじない大百科,マイバースディ編集部 (編) ,,実業之日本社,ヤングセレクション,2000,¥105
 娘(小4)が欲しがったので。

◎名探偵コナン(8),青山剛昌,,小学館,少年サンデーコミックス,1995,¥168
 娘(小1)が欲しがったので。

◎王家の紋章(9),細川智栄子,,秋田書店,プリンセスコミックス,1981,¥168
◎王家の紋章(10),細川智栄子,,秋田書店,プリンセスコミックス,1982,¥168
 家に私が買った『王家の紋章』が8巻まであります。娘たちがそれを読んで、続きを読みたがったの買いました。